オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYu(@yusukeyaida)です。
2024年に大きな地震が起こったことで、これまでよりポータブル電源がアウトドアや防災グッズとして必須の時代になってきました。
そんな中、業界大手ブランド「Jackery」の「Jackery 300 Plus 」が2023年に販売され、驚くほどのコンパクトさに驚きでした。
さらに「Jackery SolrarSaga 40 Mini」という、持ち運べるソーラーパネルがセットになった商品、
「Jackery Solar Generator 300 Plus 40W Mini」が、初めてポータブル電源とソーラーパネルを購入する方にかなりおすすめです。
この記事では、大手ポータブル電源ブランドのアンバサダーも務めたYaiYuがJackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniをレビューしていきます。
Jackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniとは?
Jackeryとは?
「Jackery」とは、2012年米国シリコンバレーで誕生したポータブル電源の最先端ブランドです。
Jackeryの語源は「Jacket」と「Battery」を組み合わせたもので、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来となっています。
読み方は「ジャクリ」になります。
ジャックリーやジャッカリーと読んでしまいそうなのでご注意を。
環境保全を通して社会貢献を行う基本理念のもと、「冒険に、限りないパワーを」をスローガンに掲げ「いつでも、どこでも、誰とでも」自由に安心な充電できる製品を生み出しているそんなJackery。
現在は、定番の「Jackeryシリーズ」が5製品。
性能が大幅に進化した「Jackery Proシリーズ」が4製品。
そして最新シリーズの容量を拡張できる「Jackery Plusシリーズ」。
ソーラーパネル「Jackery SolarSagaシリーズ」が5製品。
さらに、最近はポータブル電源とソーラーパネルがセットになった「Solar Generatorシリーズ」に力を入れています。
Solar Generatorシリーズは、かなりのラインナップがありますので、専用ページにてご確認ください。(リンクはこちら)
業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇り、日本に法人を構えサポート体制も充実しているので、安心して購入することができるブランド。
またシリーズで統一された「オレンジ」と「ブラック」のデザインが、アウトドア先でも目立つので、「あっ、あの人もJackery!」と見つけると嬉しくなります。
そしてかなり素晴らしいのが、業界で初めて「使い終わったポータブル電源のリサイクルサービス」を開始。
Jackeryが選ばれるのは、やはり理由があるんです!
Jackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniのメリット・デメリット
中でも今回、ご紹介するJackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniは、Jackeryの中で、もっとも安価なセット。
そのJackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniのメリットとデメリットを先にまとめました。
本記事では、そんなJackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniを徹底レビューで解説していきます。
Jackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniレビュー
ここからJackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniを初心者の方でもわかりやすく下記の順番で解説。
- ビジュアル
- 電池性能
- スペック
- 付属品
- アプリ
- 出力性能
- 入力性能
- 安全性
- 保証期間
- 価格
ビジュアル
Jackery 300 Plusのビジュアル
Jackery 300 Plusの前面は、ほぼすべての機能が集結している使いやすいポータブル電源。
なので後面は、シンプルでスタイリッシュ。
側面は、片方にポートが1つ存在し、
底面は凹凸部分があり、本体の汚れを軽減してくれ、
持ち手は、かなり大きいのですが手に馴染む構造で、女性でも持てる大きさでした。
上面は平らになっているので、Jackeryのポータブル電源と重ねることができます。
こんな風に。
サイズは「23 x 15.5 x 16.7cm」と、業界比較でも「超コンパクト」。
重量は「約3.75kg」と、こちらも業界比較で「軽い」と判定しました。
ディスプレイは「INPUT」「OUTPUT」「電池残量(%)」が大きく表記され、シンプルで見やすい。
LEDライトもしっかりと装備されているので最高です!
オレンジとブラックのデザインがさらに進化し、とても美しいポータブル電源でした!
Jackery SolarSaga 40 Miniのビジュアル
Jackery SolarSaga 40 Miniは、4つ折りの「折りたたみ式ソーラーパネル」。
折りたたみ時の裏側には、右上に何やらポートが差し込めそうなものがあります(後で解説)。
オレンジの部分は磁石になっていて、しっかりと折りたたみを固定してくれます。
サイズは「30cm × 25.2cm」、厚さ「2cm」と、めちゃくちゃコンパクト。
重量は「約1.2kg」なので、
13インチのMacbookとほぼ同じサイズとウエイト!
4つ折りなので、展開時は大きく広がりますが、
両手で持てるサイズの「97 × 30cm」と、これまたコンパクト。
厚みは「25mm」と、驚くほどの薄さを実現していて、
裏側は、汚れにくい素材でできているので安心です。
カラビナを引っ掛けることもできていい感じですね〜
ノートパソコンと同じ大きさということは、なんとリュックにしっかりと収まる!
Jackery 300 Plusも小さいため、
どちらもリュックに収まるじゃありませんか!!
これはもう、ソロでのキャンプ、釣り、ワーケーションに最適ですね!!
電池性能
次は、ポータブル電源を選ぶ際にとても大事な要素「電池の性能」を見ていきます。
Jackery 300 Plusの電池性能をまとめました。
- 電気容量:288Wh/22.5Ah/12.8V
- 電池素材:リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4)
- 充放電サイクル:3000回以上(残存80%)
- パススルー機能:あり
- 波形:純正弦波
- 放電深度:10%と想定
- 保管温度範囲:-10°C ~ 45°C
- 動作温度範囲:-10°C ~ 45°C
- 充電温度範囲:0°C ~ 45°C
- 生産地:中国
パススルーとは?(クリックで開きます)
電力を充電しながら、その電力を消費することができる機能のこと。
とても便利な機能なので、パススルー機能があるポータブル電源を選びましょう!
しかしながら、電池に負担がかかるためできる限りパススルーを使用しないでください。
放電深度とは?(クリックで開きます)
ポータブル電源は、電池の寿命を守るために電力のすべてを使用しない設計になっています。
その電池を保護するために残されている電力は容量の「10%前後」になります。
つまり、ポータブル電源の本当の容量は、公式記載の「×0.9前後」が正しい電池容量となります。
「V」「A」「W」「Ah」「Wh」とは?(クリックで開きます)
長くなってしまいますので、別記事にて詳しく解説しました!
電化製品の使用時間と使用回数
予算の都合はあると思いますが、電池容量の選び方として、
- 1人で使用する予定:1000Wh以下のポータブル電源
- 2人で使用する予定:1000~2000Whのポータブル電源
- 3人以上で使用する予定:2000Wh以上のポータブル電源
と、使用人数で大まかに分けることも、選ぶ方法の1つです。
電池寿命(充放電サイクル)
ポータブル電源でよくみなさん気にされるのが「電池寿命」です。
現在販売されているポータブル電源の「主な電池」は2種類あります。
- 三元系リチウムイオンバッテリー:800回(残存80%)
- リン酸鉄リチウムイオン電池:3,500回(残存80%)
これは、それぞれポータブル電源を充電して放電してを800回、3500回繰り返すことで、電池の容量が最大の「80%」まで減少するということです。
そして、現在において「リン酸鉄リチウムイオン電池」を選ぶことをおすすめしています!
なぜリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶべきなのかをまとめました。
- 安全性と安定性が三元系よりも高い
- 毎日使用しても10年間使えるので防災グッズとして保管しやすい
Jackery 300 Plusは長寿命電池」なので、おすすめです!
スペック
レビューをする前に、Jackery SolarSaga 40 Miniのパネルのスペックもまとめておきます!
- 定格出力:40W±5%
- 開回路電圧:24V
- 単路電流:2.2A
- セルタイプ:単結晶シリコン
- 変換効率:23%
- 防水防塵規格:IP68
- 作動温度範囲:-20~65℃
- 製造国:中国
単結晶・多結晶パネルについて(クリックで開きます)
シリコン系ソーラーパネルは、ケイ素が含まれたケイ石を加工、溶解して製造されます。
単結晶は、そのケイ石を加工して純度を高めたもの、一方で多結晶とは単結晶の製造過程で出来たケイ素の粒を再利用して出来たものになります。
わかりやすく説明すると
- 単結晶:純度が高い1枚のケイ素
- 多結晶:純度が低い粒を寄せ集めたケイ素
で製造されたものになります。
変換効率について(クリックで開きます)
太陽光発電の「変換効率」とは、「太陽光パネルが太陽光エネルギーをどれくらい電気エネルギーに変換できるか?」を示しています。
数値が高いほど太陽光をより電力に変換することが可能で、業界では
- 単結晶パネル:変換効率「21%〜25%」
- 多結晶パネル:変換効率「15%〜18%」
となり、選択するのであれば「単結晶パネル」のソーラーを選びましょう!
防水・防塵規格「IP」について(クリックで開きます)
電子機器などの防水や防塵に関する程度を示す等級文字でIP保護等級と呼ばれています。
JIS C 0920やIEC 60529が標準化の仕様で )家電品のカタログや説明書には、JIS保護等級と記載されています。
IP68とは、以下のような等級の中で最初の数字6、2番目の数字8によって、それぞれ防塵・防水の等級が決められています。
Jackeryのソーラーパネルは「単結晶シリコン」でとても美しく、変換効率が「23%」と業界最高レベル。
さらに、最新の「ETFE材料」を使用しており、
- 非常に高い光の透過率
- 高い耐食性
- 高い耐熱性
- 高い防水性
を誇り、従来のPET材料を使用した太陽光パネルと比べ、安定性が高く長期の屋外での使用にも耐えることができます。
実際に使ってみたレビューは後で記載しています!
付属品
2つの製品の付属品を確認していきますが、付属品は全ては揃っていないので別途購入な必要があります。
- AC充電ケーブル(Jackery 300 Plus)
- トランスジャック(Jackery 300 Plus)
- 接続ケーブル(Jackery SolarSaga 40 Mini)
- 取扱説明書
- 保証案内書
付属品で嬉しいのが、従来機のJackery 240は、ACアダプター採用で、熱く大きなもので邪魔でしたが、
Jackery 300 Plusは、「AC充電ケーブル」に進化したので嬉しい。
トランスジャック(DC7909→USB-C)は、必須の付属品なので紛失注意!
揃っていない付属品は、車のシガーソケットで充電するときに必要な「シガーソケットケーブル」です。
こちらは、Jackery公式のでもいいですが、amazon、楽天でも安く売っています!
Jackery SolarSaga 40 Miniには、Jackery 300 Plusを接続するためのケーブルが付属しています。
また従来機のJackery 240の収納バックもハマると思うので、アウトドアに使用する方におすすめです。
付属品の使用方法も後でレビューしていきます!
アプリ
Jackery 300 Plusは、Jackeryの公式アプリでスマホと「連携」することができます。
スマホでの「遠隔操作」「待機時間の変更」などの様々な機能を使うことができるので、必ず連携をオススメします!
こんなに小さいポータブル電源がアプリ対応なのは2024年の中でもすごい性能です。
出力性能
次はJackery 300 Plusの出力性能をレビューしていきます。
出力性能とは、コンセントを差し込んだり、USBを差し込んだりして電力を使用する際に必要なパワーのことです。
電力を出力させるための方法は以下の3つ。
- LEDライト
- ACコンセント出力
- USB出力
- DC出力
ポータブル電源を選ぶ上で、もっとも大事な要素の一つになります!
LEDライト出力
Jackery 300 PlusはLEDライトが装備されています。
モードは「ハイライト点灯」と「SOS点灯」の2パターンが用意。
非常に軽いポータブル電源なので、LEDライトとして持ち歩くことができ、「約250時間」ほど点灯させておくことが可能です。
アプリで、遠隔操作できるのもいい感じでした🎵
災害時の停電に大活躍!
ACコンセント出力
AC出力とはJackery 300 Plusに「コンセント」を差し込んだときに電化製品などに流れる電流のことです。
- 電圧:100V
- 周波数: 50/60Hz 切替可能
- 波形:完全正弦波
- 定格出力:300W
- 最大瞬間出力:600W
- コンセント口数:1口
電圧・周波数・波形について不明点があればクリックでご確認ください!
電圧について(クリックで開きます)
日本のコンセントは電圧が100Vです。
最近ではポータブル電源の電圧が「100V」のものは多くなってきましたが、まだまだ110Vや120Vのものも存在します。
110Vのものは、電化製品を故障させることは現状少ないですが、120Vのポータブル電源はやや危険があるので避けるようにしましょう!
周波数について(クリックで開きます)
周波数とは、関東の「50Hz」と関西の「60Hz」があります。
関西で販売されている電化製品を関東で使用した場合、周波数が違うので電化製品が故障してしまう可能性があります。
ただ、現在の電化製品は性能が良く、周波数に左右されないようなっているのが現状です。
しかしながら昭和時代の電化製品などを使用する場合は、気をつけたほうがいいかもしれません。
正弦波について(クリックで開きます)
ポータブル電源から出力される電気は、大きく分けて正弦波と修正弦波の2種類があります。
- 正弦波:家庭でコンセントを使ったときと同じ電力が流れる電気のこと
- 修正弦波:家庭用の電気を擬似的に「マネて」つくった電気のこと
正弦波の電力でないと、動かない電化製品が多く存在しますので、ポータブル電源を選ぶ際は、必ず「正弦波」のものを選びましょう!
現状、ほとんどのポータブル電源は「正弦波」になるのでご安心ください。
定格出力300Wとは「300Wまでの出力の電化製品が使える」ことを表します。
例えば停電時に扇風機を動かしたい時は、我が家のであれば最大出力で動かしても「22W」しか消費されないので、「約12時間」ほど使うことが可能。
お湯を沸かすのに「570W」必要な、アウトドアや避難所で役にたつ携帯用ケトルは、
残念ながら300Wまでしかパワーを出すことができないの、対応ケトルを購入する必要があります。
なので、AC出力の使用方法としては以下に留意が必要になってきます。
- 300Wまでしかパワーは出せない
- アウトドア時にはLEDランタン、スマホ充電、電気毛布、扇風機の使用に
- 停電時などにはLEDランタン、テレビ、冷蔵庫などの電源に
USB出力
近年、ポータブル電源はスマホやダブレット、ノートPC、ドローンなどに充電することが重要視され、「USB出力性能」はポータブル電源を選ぶ上で、かなり重要になってきました。
- USB-A(15W):1口
- USB-C(PD100):1口
QCとは(クリックで開きます)
「QC」とは「Quick Charge(クイックチャージ)」の略で、米国の「QUALCOMM社」が開発したスマートフォン・タブレットを高速で充電できる規格です。
現在では「Quick Charge 2.0充電規格」と「Quick Charge 3.0充電規格」が主に使われています。
Quick Charge 世代 | 供給電圧 | 供給電流 | 最大出力 | |
1.0 | 5V | 2A | 10W | |
2.0 | 5V / 9V / 12V /20V | 3A、2A、1.67A | 15W | |
3.0 | 3.6V~20V | 2.6A、4.6A | 18W |
PDとは(クリックで開きます)
「PD」とは「Power Delievry」の略になります。
「QC」では最大で「18W」までの給電でしたが、PDの企画だと「45W」「60W」さらには「100W」までの受給電が可能となるので、スマホやタブレット、ノートPCのような大きな容量のものでも早く充電することができるようになりました。
Jackery 300 PlusのUSB性能は、USB-A「1口」、USB-CのPD100が「1口」と、コンパクトながら十分な性能!
パソコンの充電はもちろん、
最近のAndroidスマホの急速充電にも対応しています。
DC出力
Jackery 1000 PlusにDCケーブルを差し込んで電化製品を使用する場合のパワーを見ていきましょう。
- シガーソケット(12V/10A):1口
最近ではDCケーブルを用いたカメラや電化製品はほとんどなくなりましたのでオマケ装備とお考えください。
とはいえ、シガーソケットにはまだまだ価値があります。
例えばシガーソケットで「ご飯を炊く」ことができる商品があり記事にもしておりますのでご参考ください。
もしUSB-AやUSB-Cのポート数が足りない場合もガジェットを購入することで増やすことが可能です。
「Anker 323 Car Charger」は出力があり安価なので、スマホやパソコンの高速充電におすすめ!
入力性能
次はJackery 300 Plusの入力性能をレビューしていきます。
入力性能とは、Jackery 300 Plusを充電する際に、どれぐらいの時間で充電が完了するのかのことを言います。
電力を充電するための方法は以下の4つ。
- ACコンセント
- USB-C
- シガーソケット
- 太陽光パネル
ACコンセント入力
Jackery 300 Plusを家庭のコンセントに差し込んで充電する際には、付属のACケーブルを使用していきます。
接続は簡単で、Jackery 300 Plusの側面のポートに差し込み、
反対を家庭用コンセントへ。
すると、「約208W」で充電されることが分かりました。
実はこの速度だと、
- 80%まで「約60分」
- 100%まで「約90分」
ので充電されると想定しています。
Jackery公式HPでは120分フル充電なのですが、もっと速い気がしています。
ただ、これは忖度なしでお伝えすると、他ブランドで同じ電気容量帯のポータブル電源の最速充電時間は、
- 80%まで「約45分」
- 100%まで「約60分」
となるので、Jackery 300 Plusの充電速度は「業界標準クラス」という結果となります。
USB-C入力
Jackery 300 PlusはUSB-C充電に対応しています。
実際に充電してみると、「約94W」で充電されていたので、「3時間でフル充電」の速度になります。
上記のAC充電とUSB充電を同時にした場合はどうなるのか実験したところ、残念ながら「約200W」の入力以上は速度が上がりませんでした。
両方同時充電できれば、業界最速クラスの充電速度になったと思うのですが、電池の負担を考えて実装しなかったと想定しています。
シガーソケット入力
車中泊や災害時でも充電できる「シガーソケット」充電は、ケーブルが別途購入の必要があるので注意が必要です。
- 対応車:12V/24V
- フル充電まで「約6時間」
Jackery 300 Plusには、シガーソケットケーブルの付属がありません。
今回は他ブランドのシガーソケットを使用するにあたり、
Jackery 300 Plusに付属しているトランスジャックを使用することで、
見事、充電することができました。
非走行時のハイエースで「約55W」で充電されていたので、「約6時間」でフル充電と予想されます。
12V車も、24V車も対応しているので助かりますね!
太陽光パネル入力
ソーラー発電は、どこでも充電できることやエコの観点や、電気代も削減できるためお財布にやさしい発電方法です。
- 入力最大値:200W
では、Jackery 300 Plusを、Jackery SolarSaga 40 Miniを使って、充電していきましょう!
ただその前に、ソーラーパネルの中には、USBポートなどが装備されており、太陽光で得た電力を直接USBから充電できるものがあります。
出力性能があれば便利なのですが、実装されていないソーラーパネルの方が多くあります。
その理由は以下の通り。
- デザイン性が悪くなる
- USBがあると防水規格が大幅に下がる
例えば、USB出力が装備されたソーラーパネルの防塵・防水規格は「IP65」が一般的。
防塵では最高性能ですが、防水では「あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない」という中堅ランク。
つまり「強い雨の日に外に放置しておくと故障の原因になる」わけです!
一方、Jackery Solarsaga 40W ソーラーパネルの防水規格は・・・なんと「IP68」!
これは防塵・防水ともに最高レベルで、
「継続的に水中に沈めた場合でも機器が影響を受けない」
というソーラーパネルでは最高の防水性能になります。
ベランダに1年中、放置していても、まったく問題なしです!
話が逸れたので、充電していきましょう!
まず、充電するためには、Jackery Solarsaga 40W Miniに付属されている「接続ケーブル+トランスジャック」を使用します。
接続はめちゃくちゃ簡単で、Jackery Solarsaga 40W Miniのポート部分にケーブルを差し込み、
ケーブルの反対側は、「USB-C」になっているので、
Jackery 300 Plusの「IN / OUT」と記載されているポートに差し込めばOK。
設置図はこんな感じです!
一緒に持ってきたサーキュレーターも設置すると、
なんと、外に自分の部屋が出来上がってしまった(感動)。
この時は、ソーラーは「19W」で充電され、Macbookと扇風機で「約50W」消費されるという状況に。
トイレもすぐ後ろにあるので、一日中、仕事ができるじゃありませんか!!(夏なので暑いけど)
ソロキャン、ソロフィッシングにも最適ですね!!
安全性
安全認証マーク
ポータブル電源とソーラーパネルを選ぶ際には、安全認証マークを取得しているかチェックしてから購入しましょう!
Jackeryのポータブル電源は世界中の国々で販売されているので、世界各国の安全認証をクリアしております。
十分に安全基準を突破しているので安心してご購入ください!
各国の安全認証マーク(クリックで開きます)
ポータブル電源は、世界各国にそれぞれの安全基準が設けられており条件を満たすことで取得できます。
- PESマーク:日本の法律での安全認証。ただしACアダプターがないタイプのポータブル電源については取得する必要は必ずしもない
- ULマーク:アメリカの基準での安全認証
- CEマーク:EUの法律での安全認証
- FCC:アメリカの電波通信安全基準
- RoHS:EUの安全保証
- TELEC:無線設備の安全基準
BMS(バッテリーマネージメントシステム)
ポータブル電源には、「バッテリー管理システム(BMS)」という安全装置が備わっています。
Jackery 300 Plusには、過充電や過放電保護、温度管理等、内部バッテリーが安全に動作するよう監視及び管理をしっかり行なっている電源なのでご安心ください。
BMS一覧(クリックで開きます)
- 過電圧保護:過剰な電圧がかかると自動でシャットダウンする
- 過電流保護:過剰な電流が流れると自動でシャットダウンする
- 過充電保護:充電がフルになると自動でシャットダウンする
- 過放電保護:電圧が一定基準より下がると放電を防ぎます
- 低電圧保護:電圧が一定基準より下がると機能を自動で停止
- 短絡保護:許容電流以上流れた場合シャットダウンします
- 温度保護:システムが高温になると動作停止し温度が下がるのを待ちます
最近では、災害時のためにポータブル電源を常備しておく方が増えてきました。
長期保管する場合は、安全の観点から「3ヶ月に1回の点検」「80%程度まで充電」を推奨します。
さらにJackery 300 Plusには、BMSでは、最高峰を誇る「EPS機能」を搭載しています。
家庭用電力のブレーカーが落ちても、電力供給元が20ms(ミリ秒)以内でJackery 300 Plusのバッテリーに切り替わるため、電気製品をそのまま稼働し続けることができる機能。
少しわかりにくい解説ですが、停電した時に、デスクトップのパソコンの電源がコンセントから一瞬でJackery 300 Plusの電力に切り替わり、パソコンの電源が落ちないようできる機能!
EPSは、ごく一部のポータブル電源しか搭載されていない最高峰BMS!
ファンの音の大きさ
ポータブル電源を選ぶ際、使用時の「ファンの音の大きさ」はとても大事な要素なので検証しました。
実験したところ、Jackery 300 Plusのファンが回った場合の音の大きさは
- 最大出力時:55db前後
- AC充電時:55前後
となりました。
騒音値の基準と目安表(クリックで開きます)
目安①(うるささ) | 目安②(身体/生活への影響) | 騒音値(db) | 騒音発生源と距離(大きさの目安) |
---|---|---|---|
きわめてうるさい | 聴覚機能に異常をきたす | 120db | ・ジェット(飛行機)エンジンの近く |
110db | ・自動車のクラクション(2m) | ||
100db | ・電車が通るときのガード下 ・液圧プレス(1m) | ||
うるさくて我慢できない | 90db | ・犬の鳴き声(5m) ・騒々しい工場の中 ・カラオケ(店内中央) ・ブルドーザー(5m) | |
80db | ・地下鉄の車内 ・電車の車内・ピアノ(1m) ・布団たたき(1.5m) ・麻雀牌をかき混ぜる音(1m) | ||
うるさい | かなりうるさい かなり大きな声を出さないと会話不可 | 70db | ・騒々しい事務所の中 ・騒々しい街頭・セミの鳴き声(2m) ・やかんの沸騰音(1m) |
非常に大きく聞こえうるさい 声を大きくすれば会話ができる | 60db | ・静かな乗用車 ・普通の会話 ・洗濯機(1m) ・掃除機(1m) ・テレビ(1m) ・トイレ(洗浄音) ・アイドリング(2m) | |
普通 | 大きく聞こえる 通常の会話は可能 | 50db | ・静かな事務所 ・家庭用クーラー(室外機) ・換気扇(1m) |
聞こえる会話には支障なし | 40db | ・市内の深夜 ・図書館 ・静かな住宅地の昼 | |
静か | 非常に小さく聞こえる | 30db | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
ほとんど聞こえない | 20db | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
小さなファン音だったので、車内や避難所の使用も全く問題ないレベルと判断しています。
保証期間
近年、ポータブル電源の保証期間は、電池寿命が長くなったことから長期に及ぶ傾向にあります。
Jackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniの保証期間を販売されているマーケット別にご紹介しますので、ご希望の購入先の保証期間を確認をお願いいたします。
- 公式HP:60ヶ月
- amazon:24ヶ月
- 楽天:24ヶ月
- yahooショッピング:24ヶ月
- 家電量販店:量販店による
Jackeryは、日本国内の購入の方のみ、公式サイトにてお買い上げの方を対象に、ご購入日より30日間の交換保証を実施。
注意点としてはソーラーパネルは、初期不良を除く「故障や割れ」は購入してからの破損によるものがほとんどです。
どこのブランドもそうなのですが、購入者側の破損の場合は保証期間であっても「保証対象外」ですのでお気をつけください。
保証が「5年」になる公式HPで購入することをオススメします!
価格
Jackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniは、性能・ブランドともに最高レベルなことがわかりましたが、やはり「価格」は大事な要素です。
- セット価格:税込 56,900円
個人的な意見ですが「コスパは準最強クラス」と考えています。
その理由に、
- 業界大手Jackery
- とてもコンパクト
- とても軽量
- LEDライト装備
- 長寿命電池
- EPS搭載
- 保証が5年
- セットで購入できて割り引いてくれている
- リサイクルしてくれる
などなどメリットがあるからです。
とはいえ、300Wまでのパワーなので用途が限られるため、購入の際には注意が必要になってきます。
レビューまとめ
最後に、上記のレビューを踏まえてJackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniが、
- キャンプや車中泊などのアウトドア用
- 防災グッズや節電グッズ
- オフグリッド(電気の自給自足)
の様々な用途に適しているのかを、忖度なしでまとめていきます。
キャンプや車中泊などのアウトドア用
- 業界トップクラスのコンパクトさと軽量さ
- LEDライト完備
- ファン音が静かなので車中泊でも安心
- 長寿命電池なので気軽に使える
防災グッズや節電グッズ
- LEDライト完備
- 5年保証からとりあえず防災グッズとして持っておくのはGood!
- パワーが300Wしかないので用途は限られる
オフグリッド(電気の自給自足)
- ソーラーパネルが200Wまでではオフグリッドに適さない
YaiYuの評価
ポータブル電源がまだまだ一般的ではない時代に、TOPを独走し続けたJackery 240と400。
その後継機となるポータブル電源がやっと出てきました。
防災グッズとしては、スマホ充電やLEDライトを使用する目的として購入し、それよりもまして、アウトドアなどで、ソロキャン、ソロフィッシングが向いています。
ワーケーション用としても需要があると思いました!
以上、少し長い記事になりましたがJackery Solar Generator 300 Plus 40W Miniのレビューでした!
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