オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYu(@yusukeyaida)です。
これまで30種類以上のポータブル電源を使ってきましたが、1000Wh以上のモノは1つは欲しいけど選ぶのが難しい。
そんな中、業界大手ブランド「Jackery」の「ポータブル電源 Pro」が1000Wh以上で高性能なのでかなりおすすめ。
ただ「1000 Pro」「1500 Pro」「2000 Pro」の3タイプあるので、どれがいいのかわからない!とよく質問がくるのです。
この記事ではその3タイプの製品を徹底比較レビューし、あなたにとってどれがおすすめなのか解説していきます。
Jackery ポータブル電源「1000 Pro」「1500 Pro」「2000 Pro」とは?
Jackeryとは?
「Jackery」とは、2012年米国シリコンバレーで誕生したポータブル電源の最先端ブランドです。
Jackeryの語源は「Jacket」と「Battery」を組み合わせたもので、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来となっています。
読み方は「ジャクリ」になります。
ジャックリーやジャッカリーと読んでしまいそうなのでご注意を。
環境保全を通して社会貢献を行う基本理念のもと、「冒険に、限りないパワーを」をスローガンに掲げ「いつでも、どこでも、誰とでも」自由に安心な充電できる製品を生み出しているそんなJackery。
現在は、定番の「Jackeryシリーズ」が5製品。
性能が大幅に進化した「Jackery Proシリーズ」が4製品。
そして最新シリーズの容量を拡張できる「Jackery Plusシリーズ」。
ソーラーパネル「Jackery SolarSagaシリーズ」が5製品。
さらに、最近はポータブル電源とソーラーパネルがセットになった「Solar Generatorシリーズ」に力を入れています。
Solar Generatorシリーズは、かなりのラインナップがありますので、専用ページにてご確認ください。(リンクはこちら)
業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇り、日本に法人を構えサポート体制も充実しているので、安心して購入することができるブランド。
またシリーズで統一された「オレンジ」と「ブラック」のデザインが、アウトドア先でも目立つので、「あっ、あの人もJackery!」と見つけると嬉しくなります。
そしてかなり素晴らしいのが、業界で初めて「使い終わったポータブル電源のリサイクルサービス」を開始。
Jackeryが選ばれるのは、やはり理由があるんです!
なぜJackery「1000 Pro」「1500 Pro」「2000 Pro」を比較するのか?
Jackeryは現在、様々なポータブル電源を販売していますが、なぜこの3製品を比較するのか?
それは、ポータブル電源が詳しくない人にとって、自分がどのProに合っているのかの見極めが難しいから。
だからこそ、大手ポータブル電源ブランドの初代アンバサダーも務めた私が初心者の方にも分かりやすく徹底比較レビューします。
そしてこの3種類を忖度なしで、どう選べばいいのか?どれを購入すればいいのか?をレビューを通してお伝えしていきます!
Jackery「1000 Pro」「1500 Pro」「2000 Pro」のメリット・デメリット
Jackery 1000 Pro、1500 Pro、2000 Proを比較レビューする前に、簡単な商品の説明と、それぞれの「メリット」「デメリット」について解説します。
Jackery 1000 Proのメリット・デメリット
Jackery 1000 ProはProシリーズでもっともコンパクトで、持ち運びに便利なポータブル電源。
Jackery 1500 Proのメリット・デメリット
Jackery 1500 Proは2023年の半ばに販売されたばかりのProシリーズ最新作。
Jackery 2000 Proのメリット・デメリット
Jackery 2000 Proは、Proシリーズ最大で、パワーがもっとも強いポータブル電源。
メリット・デメリットを踏まえて詳しくレビューしていきます!!
Jackery「1000 Pro」「1500 Pro」「2000 Pro」比較レビュー
ここからJackery 1000 Pro、1500 Pro、2000 Proを初心者の方でもわかりやすく下記の順番で比較解説。
- ビジュアル
- 電池性能
- 付属品
- 出力性能
- 入力性能
- 安全性
- 保証期間
- 価格
ビジュアル
Proシリーズは、実は見た目は「ほぼ同じ」。
マッドなブラックにオレンジのロゴがシンプルで素敵ですよね。
Jackery 1500 Proと2000 Proは、まったく同じサイズなので、Jackery 1000 Proと比較しました。
縦幅は実は3製品とも、重ねてみるとほぼ同じなことが判明!
背面のデザインも3製品とも同じで、2つのポートが装備されています。
底面は見えないところなのに、デザインがオシャレなのがイカしてる!
上面は、平らになっているので重ねて置けて便利。
持ち手の部分は、かなり大きいのがJackery製品の特徴です。
実際に持ってみると、それぞれの大きなの違いが分かると思います。(身長172cm)
やはり、Jackery 1500 Pro、2000 Proは片手で持つには男性でも厳しい重さになります。
頑張れば大丈夫ですが(笑)
ディスプレイは3種類とも「電池残量」「INPUT」「OUTPUT」がシンプルで、初心者の方でも分かりやすい表示。
そしてProシリーズのみ「LEDライト」が実装されました!
「弱は1W」「強は3W」でLEDを使用できます。
それぞれのサイズやウエイトをまとめました。
Jackeryシリーズ | 横(cm) | 縦(cm) | 高(cm) | 重量(kg) |
---|---|---|---|---|
Jackery 1000 Pro | 36.4 | 26.2 | 25.5 | 11.5 |
Jackery 1500 Pro | 38.4 | 26.9 | 30.7 | 17 |
Jackery 2000 Pro | 38.4 | 26.9 | 30.7 | 19.5 |
- 3製品とも見た目はほぼ同じ
- Jackery 1500 Proと2000 Proはサイズは全く同じ
- ディスプレイは同一モデル
- LEDライトは同一モデル
- Jackery 1500 Proのみ、相対的に「重い」
Jackery 1500 Proのみ重い理由は後で解説します!
電池性能
ポータブル電源を選ぶ際にとても大事な要素「電池の性能」。
Jackery 1000 Proと2000 Proに使用されている電池は同じものが使用されています。
- 電池素材:リチウムイオン
- 充放電サイクル:1000回以上
- パススルー機能:あり
- 放電深度:10%と想定
- 保管温度範囲:0°C ~ 40°C
- 動作温度範囲:-10°C ~ 40°C
- 充電温度範囲:0°C ~ 40°C
- 生産地:中国
ただ、Jackery 1500 Proのみ、電池が違うのか構造が違うのか定かではありませんが「充放電サイクル」が違います。
- 電池素材:リチウムイオン
- 充放電サイクル:2000回以上
- パススルー機能:あり
- 放電深度:10%と想定
- 保管温度範囲:0°C ~ 40°C
- 動作温度範囲:-10°C ~ 40°C
- 充電温度範囲:0°C ~ 40°C
- 生産地:中国
この違いによりJackery 1500 Proのみ重くなっていると考えられます!
パススルーとは?(クリックで開きます)
電力を充電しながら、その電力を消費することができる機能のこと。
とても便利な機能なので、パススルー機能があるポータブル電源を選びましょう!
しかしながら、電池に負担がかかるためできる限りパススルーを使用しないでください。
放電深度とは?(クリックで開きます)
ポータブル電源は、電池の寿命を守るために電力のすべてを使用しない設計になっています。
その電池を保護するために残されている電力は容量の「10%前後」になります。
つまり、ポータブル電源の本当の容量は、公式記載の「×0.9前後」が正しい電池容量となります。
「V」「A」「W」「Ah」「Wh」とは?(クリックで開きます)
長くなってしまいますので、別記事にて詳しく解説しました!
電池容量については、それぞれが電化製品をどれぐらい使用できるのかまとめました。
Jackery 1000 Proの電池容量:「1,002Wh/278,833mAh/3.6V」
Jackery 1500 Proの電池容量:「1,512Wh/420,000mAh/3.6V」
Jackery 2000 Proの電池容量:「2,160Wh/600,000mAh/3.6V」
予算の都合はあると思いますが、電池容量の選び方として、
- 1人で使用する予定:1000Wh以下のポータブル電源
- 2人で使用する予定:1000~2000Whのポータブル電源
- 3人以上で使用する予定:2000Wh以上のポータブル電源
と、使用人数で大まかに分けることも、選ぶ方法の1つです。
電池寿命(充放電サイクル)
ポータブル電源でよくみなさん気にされるのが「電池寿命」です。
現在販売されているポータブル電源の「主な電池」は2種類あります。
- 三元系リチウムイオンバッテリー:800回(残存80%)
- リン酸鉄リチウムイオン電池:3,500回(残存80%)
これは、それぞれポータブル電源を充電して放電してを800回、3500回繰り返すことで、電池の容量が最大の「80%」まで減少するということです。
そして、現在において「リン酸鉄リチウムイオン電池」を選ぶことをおすすめしています!
なぜリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶべきなのかをまとめました。
- 安全性と安定性が三元系よりも高い
- 毎日使用しても10年間使えるので防災グッズとして保管しやすい
Jackery Proシリーズすべてにおいて、長寿命電池ではありませんのでご注意を!
付属品
Jackery 1000 Pro、1500 Pro、2000 Proの付属品は「すべて同じ」で「すべて揃っている」ので別途購入の必要がありません。
- AC充電ケーブル
- 車載用 充電シガーソケット
- トランスジャック × 2
- 取扱説明書
- 保証書
- 収納ポーチ
「トランスジャック」は、「Jackery SolarSaga 100」というソーラーパネルと繋ぐ際に必要になり、「2個」付属しています。
シンプルでかっこいい収納ポーチは3製品とも共通です。
ただオプションの「収納バッグ」については、Jackery 1000 Proは「M」。
Jackery 1500 Pro、2000 Proは「L」となるのでご注意ください!
出力性能
次は出力性能をレビューしていきます。
出力性能とは、コンセントを差し込んだり、USBを差し込んだりして電力を使用する際に必要なパワーのことです。
電力を出力させるための方法は以下の3つ。
- ACコンセント出力
- USB出力
- DC出力
ポータブル電源を選ぶ上で、もっとも大事な要素の一つになります!
ACコンセント出力
AC出力とはポータブル電源に「コンセント」を差し込んだときに電化製品などに流れる電流のことです。
Jackery Proシリーズ共通の項目は以下の通り。
- 電圧:100V
- 周波数: 50/60Hz 切替可能
- 波形:完全正弦波
電圧・周波数・波形について不明点があればクリックでご確認ください!
電圧について(クリックで開きます)
日本のコンセントは電圧が100Vです。
最近ではポータブル電源の電圧が「100V」のものは多くなってきましたが、まだまだ110Vや120Vのものも存在します。
110Vのものは、電化製品を故障させることは現状少ないですが、120Vのポータブル電源はやや危険があるので避けるようにしましょう!
周波数について(クリックで開きます)
周波数とは、関東の「50Hz」と関西の「60Hz」があります。
関西で販売されている電化製品を関東で使用した場合、周波数が違うので電化製品が故障してしまう可能性があります。
ただ、現在の電化製品は性能が良く、周波数に左右されないようなっているのが現状です。
しかしながら昭和時代の電化製品などを使用する場合は、気をつけたほうがいいかもしれません。
正弦波について(クリックで開きます)
ポータブル電源から出力される電気は、大きく分けて正弦波と修正弦波の2種類があります。
- 正弦波:家庭でコンセントを使ったときと同じ電力が流れる電気のこと
- 修正弦波:家庭用の電気を擬似的に「マネて」つくった電気のこと
正弦波の電力でないと、動かない電化製品が多く存在しますので、ポータブル電源を選ぶ際は、必ず「正弦波」のものを選びましょう!
現状、ほとんどのポータブル電源は「正弦波」になるのでご安心ください。
50Hz非対応ですが、最近の電化製品はほとんど問題はなさそうです。
3製品で違いがある項目は「定格出力」と「瞬間出力」です。
Jackeryシリーズ | 定格出力(W) | 瞬間出力(W) | コンセント数(口) |
---|---|---|---|
Jackery 1000 Pro | 1000(3ポート合計1000) | 2000 | 3 |
Jackery 1500 Pro | 1800(3ポート合計1800) | 3600 | 3 |
Jackery 2000 Pro | 2000(3ポート合計2200) | 4000 | 3 |
定格出力とは、その数値までのパワーが必要な電化製品を使用できる値のことです。
3製品の中で最小なのがJackery 1000 Proの「1000W」なので、実験として出力が1200Wもあるドライヤーを使用していきます。
しかし、どうでしょう!!
ドライヤーを使って「1177W」を叩き出しているのですがJackery 1000 Proは普通に使用できているんです!
では、Jackery 2000 Proでドライヤーを「2台」動かした場合はどうなるだろうか?
なんと3ポート合計2200Wにも関わらず「2338W」でも動いているじゃありませんか!
レビューの結果、Jackery Proシリーズはそれぞれ
- Jackery 1000 Pro:1200Wまでの出力が可能(3ポート合計)
- Jackery 1500 Pro:2000Wまでの出力が可能(3ポート合計)
- Jackery 2000 Pro:2400Wまでの出力が可能(3ポート合計)
の可能性が出ました。
あくまでも非公式の数値ですが、定格出力以上のパワーを出せることは確かです
USB出力
近年、ポータブル電源はスマホやダブレット、ノートPC、ドローンなどに充電することが重要視され、「USB出力性能」はポータブル電源を選ぶ上で、かなり重要になってきました。
Jackery ProシリーズのUSB出力は、3製品とも同じで、業界でトップクラスの高性能です!
- USB-A(QC3.0):2口
- USB-C(PD100):2口
QCとは(クリックで開きます)
「QC」とは「Quick Charge(クイックチャージ)」の略で、米国の「QUALCOMM社」が開発したスマートフォン・タブレットを高速で充電できる規格です。
現在では「Quick Charge 2.0充電規格」と「Quick Charge 3.0充電規格」が主に使われています。
Quick Charge 世代 | 供給電圧 | 供給電流 | 最大出力 | |
1.0 | 5V | 2A | 10W | |
2.0 | 5V / 9V / 12V /20V | 3A、2A、1.67A | 15W | |
3.0 | 3.6V~20V | 2.6A、4.6A | 18W |
PDとは(クリックで開きます)
「PD」とは「Power Delievry」の略になります。
「QC」では最大で「18W」までの給電でしたが、PDの企画だと「45W」「60W」さらには「100W」までの受給電が可能となるので、スマホやタブレット、ノートPCのような大きな容量のものでも早く充電することができるようになりました。
USB-AもCも、「4口すべて高速対応」で、USB-Cに関してはPD100Wと最高峰の性能で大満足!
DC出力
次はDC出力を比較していきます。
DC出力は3製品すべてで共通の性能でした。
- シガーソケット(12V/10A):1口
最近ではDCケーブルを用いたカメラや電化製品はほとんどなくなりましたのでオマケ装備とお考えください。
とはいえ、シガーソケットにはまだまだ価値があります。
例えばシガーソケットで「ご飯を炊く」ことができる商品があり記事にもしておりますのでご参考ください。
もしUSB-AやUSB-Cのポート数が足りない場合もガジェットを購入することで増やすことが可能です。
「Anker 323 Car Charger」は出力があり安価なので、スマホやパソコンの高速充電におすすめ!
車のバッテリーがあがって動かなくなった時も「Jackery 12V 自動車用バッテリー充電ケーブル」でエンジンをかけることができます!
入力性能
次は入力性能をレビューしていきます。
入力性能とは、Jackery製品を充電する際に、どれぐらいの時間で充電が完了するのかのことを言います。
電力を充電するための方法は以下の3つ。
- ACコンセント
- シガーソケット
- 太陽光パネル
ACコンセント入力
ここでは、家庭のコンセントに差し込んで充電する際に、どれぐらいの時間がかかるかを比較していきます。
入力W数と充電時間は以下の通り。
Jackeryシリーズ | 入力W数(W) | 100%までの充電時間(時間) |
---|---|---|
Jackery 1000 Pro | 750~800 | 1.8 |
Jackery 1500 Pro | 1250~1300 | 2 |
Jackery 2000 Pro | 1450~1500 | 2 |
実際にJackery 2000 Proをコンセントで充電したときには驚きました!
Jackery Proシリーズの充電速度は業界で最速クラスです!
シガーソケット入力
車中泊や災害時でも充電できる「シガーソケット」は、3製品すべてで実装しています。
- 12V/24V車 両方対応
非走行時のハイエースで充電したところ、3製品全てで「80W~100W」で入力されたので、
- Jackery 1000 Pro:11.5時間
- Jackery 1500 Pro:16.5時間
- Jackery 2000 Pro:22時間
でフル充電されます。
旅行の移動のタイミングや、災害時などに便利な充電方法です。
太陽光パネル入力
ソーラー発電は、どこでも充電できることやエコの観点や、電気代も削減できるためお財布にやさしい発電方法です。
太陽光で充電する際は、3製品で最大のW数があり、違いもあるのでご注意を。
- Jackery 1000 Pro:800Wまで
- Jackery 1500 Pro:1400Wまで
- Jackery 2000 Pro:1400Wまで
入力の最大値が800Wや1400Wなどかなりすごいので、Jackery最大のソーラーパネル「Jackery SolaraSaga 200」が最適のパネルになります。
接続する際には、Jackery SolaraSaga 200に付属しているケーブルに、L字のジャックを被せます。
もしJackery SolaraSaga 100と接続する場合には付属の「トランスジャック」を使用しましょう!
ポートが2つあるので、2枚までデフォルトで接続可能です!
Jackery SolaraSaga 100、200の性能や設置方法は別記事にてレビューしておりますので合わせてご覧ください!
安全性
安全認証マーク
ポータブル電源を選ぶ際には、安全認証マークを取得しているかチェックしてから購入しましょう!
Jackeryのポータブル電源は世界中の国々で販売されているので、世界各国の安全認証をクリアしております。
十分に安全基準を突破しているので安心してご購入ください!
各国の安全認証マーク(クリックで開きます)
ポータブル電源は、世界各国にそれぞれの安全基準が設けられており条件を満たすことで取得できます。
- PESマーク:日本の法律での安全認証。ただしACアダプターがないタイプのポータブル電源については取得する必要は必ずしもない
- ULマーク:アメリカの基準での安全認証
- CEマーク:EUの法律での安全認証
- FCC:アメリカの電波通信安全基準
- RoHS:EUの安全保証
- TELEC:無線設備の安全基準
BMS(バッテリーマネージメントシステム)
ポータブル電源には、「バッテリー管理システム(BMS)」という安全装置が備わっています。
Jackeryの製品は過充電や過放電保護、温度管理等、内部バッテリーが安全に動作するよう監視及び管理をしっかり行なっている電源なのでご安心ください。
BMS一覧(クリックで開きます)
- 過電圧保護:過剰な電圧がかかると自動でシャットダウンする
- 過電流保護:過剰な電流が流れると自動でシャットダウンする
- 過充電保護:充電がフルになると自動でシャットダウンする
- 過放電保護:電圧が一定基準より下がると放電を防ぎます
- 低電圧保護:電圧が一定基準より下がると機能を自動で停止
- 短絡保護:許容電流以上流れた場合シャットダウンします
- 温度保護:システムが高温になると動作停止し温度が下がるのを待ちます
Jackery製品は安全性が高いことで有名ですので、安心してお使いいただくことが可能です。
最近では、災害時のためにポータブル電源を常備しておく方が増えてきました。
長期保管する場合は、安全の観点から「6ヶ月に1回の点検」「80%
ファンの音の大きさ
ポータブル電源を選ぶ際、使用時の「ファンの音の大きさ」はとても大事な要素なので検証。
3製品すべてで実験したのでまとめてみました。
Jackeryシリーズ | 出力時の音(db) | AC充電時の音(db) |
---|---|---|
Jackery 1000 Pro | 63 | 63 |
Jackery 1500 Pro | 65 | 65 |
Jackery 2000 Pro | 65 | 65 |
ただこのファン、構造がすごいのか数値よりも静かで、少し離れただけでこの下がりよう。
騒音値の基準と目安表(クリックで開きます)
目安①(うるささ) | 目安②(身体/生活への影響) | 騒音値(db) | 騒音発生源と距離(大きさの目安) |
---|---|---|---|
きわめてうるさい | 聴覚機能に異常をきたす | 120db | ・ジェット(飛行機)エンジンの近く |
110db | ・自動車のクラクション(2m) | ||
100db | ・電車が通るときのガード下 ・液圧プレス(1m) | ||
うるさくて我慢できない | 90db | ・犬の鳴き声(5m) ・騒々しい工場の中 ・カラオケ(店内中央) ・ブルドーザー(5m) | |
80db | ・地下鉄の車内 ・電車の車内・ピアノ(1m) ・布団たたき(1.5m) ・麻雀牌をかき混ぜる音(1m) | ||
うるさい | かなりうるさい かなり大きな声を出さないと会話不可 | 70db | ・騒々しい事務所の中 ・騒々しい街頭・セミの鳴き声(2m) ・やかんの沸騰音(1m) |
非常に大きく聞こえうるさい 声を大きくすれば会話ができる | 60db | ・静かな乗用車 ・普通の会話 ・洗濯機(1m) ・掃除機(1m) ・テレビ(1m) ・トイレ(洗浄音) ・アイドリング(2m) | |
普通 | 大きく聞こえる 通常の会話は可能 | 50db | ・静かな事務所 ・家庭用クーラー(室外機) ・換気扇(1m) |
聞こえる会話には支障なし | 40db | ・市内の深夜 ・図書館 ・静かな住宅地の昼 | |
静か | 非常に小さく聞こえる | 30db | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
ほとんど聞こえない | 20db | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
- 入出力とも1500Wで「65db」程度
- 少しでも離れると一気に静かになる不思議構造
- 内部構造が優秀なので使用後ファンはすぐに停止する
保証期間
Jackery製品は、販売されているほとんどが「36ヶ月保証」です。
3製品とも同じ保証期間なので、マーケット別にまとめました。
- 公式HP:36ヶ月+24ヶ月
- amazon:36ヶ月
- 楽天:36ヶ月
- yahooショッピング:36ヶ月
- 家電量販店:量販店による
Jackery公式HPで購入することで「5年保証」になるので、公式からの購入をおすすめします!
価格
Jackeryのポータブル電源は安心、安全なのは分かったと思いますが、やはり「価格」は大事な要素です。
それぞれをまとめてみました。
Jackeryシリーズ | 価格(¥) | 価格/W(¥/W) |
---|---|---|
Jackery 1000 Pro | 149,800 | 149.5 |
Jackery 1500 Pro | 199,800 | 132 |
Jackery 2000 Pro | 285,000 | 131.9 |
個人的な意見ですが「コスパは普通クラス」と考えています。
- 業界最軽量クラス
- 全ての機能が業界最高峰
- 保証が業界最高の5年
- リサイクルしてくれる
などなど素晴らしい部分はたくさんあるのですが、
- 長寿命電池ではない
- スマホアプリ非対応
- ファン音も及第点
と、2024年の段階では、業界比較で勝つのは難しいと判断しています。
最も素晴らしい点は、「軽量さ」なので、この点でのみ購入を検討するのをおすすめします!!
比較レビューまとめ
最後に上記の内容を踏まえ、Jackery 1000 Pro、1500 Pro、2000 Proが、どんな方におすすめなのか忖度なしで解説していきます。
Jackery 1000 Proはどんな方におすすめなのか?
- 11kgという業界でもありえないほど軽い
- コンパクトで軽いのでアウトドアにはかなり適している
キャンプや車中泊で使う方は、女性でも持ち運び可能なJackery 1000 Proがおすすめ!
Jackery 1500 Proはどんな方におすすめなのか?
- 3製品で相対的には重いけど業界では軽い方
- 3種類の中ではもっとも長寿命だが業界比較で短寿命
長寿命のポータブル電源を選ぶならJackery Plusシリーズをお求めください
Jackery 2000 Proはどんな方におすすめなのか?
- 2160Whもあるのに20kg下回るとか奇跡の軽さ
- 2200Wまで出せるパワーは随一
- 防災用に保管するなら3製品で最高
電池容量が多いのでもっとも防災グッズに適しています。さらにパワーも最大なのでDIYする方はこれ一択です!
YaiYuの評価
Jackery Proシリーズは、2024年においては旧性能と言わざるを得ません。
しかしながら、短寿命電池は長寿命電池よりも軽いため、業界の中でもトップクラスに「軽量」に作られています。
Jackery 1000 Proに関しては、11kgほどしかなく、このサイズのポータブル電源では業界最軽量!
女性でも持ちやすい大容量ポータブル電源になります!
Jackery 2000 Proも、約20kgでこちらも、業界比較で最軽量になり、「軽さで選ぶならJackery Proシリーズ」がもっともおすすめです!
Jackery 1500 Proは寿命も重量も微妙なので、おすすめはあまりできないかもしれません・・・
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