オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYu(@yusukeyaida)です。
これまでたくさんのポータブル電源をレビューしてきましたが、1,000W以上の容量のポータブル電源は、アウトドアや防災グッズとして1台あれば最高だと思います。
そんな中、業界最大手のブランドトップ「Jackery」。
そのJackeryのポータブル電源「1000」「1000 Pro」「1000 Plus」を徹底比較レビューし、あなたにとってどちらがおすすめなのか解説していきます。
Jackery 1000、1000 Pro、1000 Plusとは?
Jackeryとは?
「Jackery」とは、2012年米国シリコンバレーで誕生したポータブル電源の最先端ブランドです。

Jackeryの語源は「Jacket」と「Battery」を組み合わせたもので、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来となっています。
読み方は「ジャクリ」になります。

ジャックリーやジャッカリーと読んでしまいそうなのでご注意を。
環境保全を通して社会貢献を行う基本理念のもと、「冒険に、限りないパワーを」をスローガンに掲げ「いつでも、どこでも、誰とでも」自由に安心な充電できる製品を生み出しているそんなJackery。


現在は、定番の「Jackeryシリーズ」が5製品。


性能が大幅に進化した「Jackery Proシリーズ」が4製品。


そして最新シリーズの容量を拡張できる「Jackery Plusシリーズ」。


ソーラーパネル「Jackery SolarSagaシリーズ」が3製品。


業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇り、日本に法人を構えサポート体制も充実しているので、安心して購入することができるブランド。
またシリーズで統一された「オレンジ」と「ブラック」のデザインが、アウトドア先でも目立つので、「あっ、あの人もJackery!」と見つけると嬉しくなります。


そしてかなり素晴らしいのが、業界で初めて「使い終わったポータブル電源のリサイクルサービス」を開始。





Jackeryが選ばれるのは、やはり理由があるんです!
なぜJackery 1000、1000 Pro、1000 Plusを比較するのか?
Jackeryは現在、様々なポータブル電源を販売していますが、なぜこの3製品を比較するのか?


Jackery 1000は、Jackery製品の中でも長年、愛されてきた有名ポータブル電源。


そして、2022年に誕生した、その後継機となるJackery 1000 Pro。


2023年には、更なる後継機としてJackery 1000 Plusが販売されました。


後継機の方が性能も上だから比較する必要ないのでは?
と思うかもしれませんが、
- Jackery 1000は、割引率が高く安い
- Jackery 1000 Proは高性能ながら軽量
などの利点もあり、タイミングによっては選択の余地があるのです。
だからこそ、この3種類を忖度なしで、どれを今、購入すればいいのかをレビューを通してお伝えしていきます!
Jackery 1000、1000 Pro、1000 Plusのメリット・デメリット
Jackery 1000、1000 Pro、1000 Plusを比較レビューする前にそれぞれの「メリット」「デメリット」を挙げておきます。
Jackery 1000のメリット・デメリット


Jackery 1000 Proのメリット・デメリット


Jackery 1000 Plusのメリット・デメリット





メリット・デメリットを踏まえて詳しくレビューしていきます!!
Jackery 1000、1000 Pro、1000 Plus比較レビュー
ここからJackery 1000、1000 Pro、1000 Plusを初心者の方でもわかりやすく下記の順番で比較解説。
- ビジュアル
- 電池性能
- 付属品
- アプリ
- 出力性能
- 入力性能
- 安全性
- 保証期間
- 価格
ビジュアル
前面は、Jackery 1000が「オレンジ」が強めなのに対し、


Jackery 1000 Pro、1000 Plusは、ほぼ同じビジュアルで、オレンジよりもブラックの部分が多くなったのがよくわかります。




両側面は、3製品とも排熱する通気口になっていて、デザインもほぼ同じです。




背面のみ、3製品とも違いがあり、Jackery 1000は、超シンプル。


Jackery 1000 Proには、2つのポートが追加され、


Jackery 1000 Plusにもまたポートが隠れています。(後で解説)


おしゃれな底面は、凹凸部分があり、本体の汚れを軽減してくれ、




上面は、変化はなく、他のポータブル電源を重ねて置けて便利な仕様はそのままに。




持ち手に関しても、圧倒的な持ちやすさは引き継いでいます。




ディスプレイは「電池残量」「INPUT」「OUTPUT」が分かりやすく、レトロなJackery 1000とデジタルなJackery 1000 Pro、1000 Plusは、私は甲乙付け難い!!




ここでJackery 1000とJackery 1000 Proのサイズやウエイトをまとめました。


Jackery 1000 シリーズ | 横(cm) | 縦(cm) | 高(cm) | 重量(kg) |
---|---|---|---|---|
Jackery 1000 | 33.2 | 23.3 | 24.3 | 10.6 |
Jackery 1000 Pro | 36.4 | 25.5 | 26.2 | 11.5 |
Jackery 1000 Plus | 35.6 | 26 | 28.3 | 14.5 |
3製品とも、このサイズとウエイトであれば、片手で持つことができます。




Jackery 1000 Plusでも、片手で問題なく持てますよ!


Jackery 1000 Proと1000 Plusには、のみLEDライトが装備されているのがいい感じです🎵


- 3製品とも業界比較でかなり「コンパクト」「軽量」
- Jackery 1000 Proと1000 Plusのビジュアルはほぼ同じ
- LEDライトはJackery 1000 Proと1000 Plusに実装



後継機になるにつれ、大きさは変わらないまでも「重く」なっていることが分かります!
電池性能
ポータブル電源を選ぶ際にとても大事な要素「電池の性能」。


Jackery 1000とJackery 1000 Proは電池の基本性能は同じ。
- 電池素材:リチウムイオン
- パススルー機能:あり
- 波形:純正弦波
- 放電深度:10%と想定
- 保管温度範囲:0°C ~ 40°C
- 動作温度範囲:-10°C ~ 40°C
- 充電温度範囲:0°C ~ 40°C
- 生産地:中国
パススルーとは?(クリックで開きます)
電力を充電しながら、その電力を消費することができる機能のこと。
とても便利な機能なので、パススルー機能があるポータブル電源を選びましょう!
しかしながら、電池に負担がかかるためできる限りパススルーを使用しないでください。
放電深度とは?(クリックで開きます)
ポータブル電源は、電池の寿命を守るために電力のすべてを使用しない設計になっています。
その電池を保護するために残されている電力は容量の「10%前後」になります。
つまり、ポータブル電源の本当の容量は、公式記載の「×0.9前後」が正しい電池容量となります。
「V」「A」「W」「Ah」「Wh」とは?(クリックで開きます)
長くなってしまいますので、別記事にて詳しく解説しました!


電池の容量「1002Wh/360,720mAh/3.6V」も同じになります。
一方、Jackery 1000 Plusは、電池の種類が「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4)」に変更になりました。
- 電池素材:リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4)
- パススルー機能:あり
- 波形:純正弦波
- 放電深度:10%と想定
- 保管温度範囲:-10°C ~ 45°C
- 動作温度範囲:-10°C ~ 45°C
- 充電温度範囲:0°C ~ 45°C
- 生産地:中国
さらに、電気容量は、「1264Wh/30.4Ah/41.6V」と、1.2倍に容量が増えています。
拡張バッテリー
そしてJackery 1000 Plusのみ、オプションの拡張バッテリー「Jackery Battery Pack 1000 Plus」によって、電気容量を大幅に増やすことができます。


合体させるとこんな感じ。


Jackery 1000 Plusの1台で、合計3台までJackery Battery Pack 1000 Plusを接続することができるので、
- Jackery 1000 Plus + Pack 1000 Plus = 2528Wh
- Jackery 1000 Plus + Pack 1000 Plus + Pack 1000 Plus = 3792Wh
- Jackery 1000 Plus + Pack 1000 Plus + Pack 1000 Plus + Pack 1000 Plus = 5056Wh
と、予算や家族構成によって、電料を後でも増やしていくことが可能です。
予算の都合はあると思いますが、電池容量の選び方として、
- 1人で使用する予定:1000Wh以下のポータブル電源
- 2人で使用する予定:1000~2000Whのポータブル電源
- 3人以上で使用する予定:2000Wh以上のポータブル電源
と、使用人数で大まかに分けることも、選ぶ方法の1つです。
電池寿命(充放電サイクル)
ポータブル電源でよくみなさん気にされるのが「電池寿命」です。


現在販売されているポータブル電源の「主な電池」は2種類あります。
- 三元系リチウムイオンバッテリー:800回(残存80%)
- リン酸鉄リチウムイオン電池:3,500回(残存80%)
これは、それぞれポータブル電源を充電して放電してを800回、3500回繰り返すことで、電池の容量が最大の「80%」まで減少するということです。
そして、2023年の現在において「リン酸鉄リチウムイオン電池」を選ぶことをおすすめしています!
なぜリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶべきなのかをまとめました。
- 安全性と安定性が三元系よりも高い
- 毎日使用しても10年間使えるので防災グッズとして保管しやすい
そう!圧倒的な差が出たのは、この電池寿命です。


Jackery 1000 シリーズ | サイクル | 重量(kg) |
---|---|---|
Jackery 1000 | 500サイクル(残存80%) | 10.6 |
Jackery 1000 Pro | 1000サイクル(残存80%) | 11.5 |
Jackery 1000 Plus | 4000サイクル(残存70%) | 14.5 |



実はこの時点で、Jackery 1000 Plusが圧倒的な勝利になったのですが、続きを見るとより明確な勝利機種が分かります。
付属品
Jackery 1000、1000 Pro、1000 Plusの付属品は「すべて揃っている」ので別途購入の必要がありません。
Jackery 1000の付属品はこちら。


- AC充電アダプター
- 車載用 充電シガーソケット
- 取扱説明書
- 保証書
- 収納ポーチ
Jackery 1000 Proと1000 Plusは同じになります。


- AC充電ケーブル
- 車載用 充電シガーソケット
- トランスジャック
- 取扱説明書
- 保証書
- 収納ポーチ
まずは、Jackery 1000の付属品「AC充電アダプター」から、Jackery 1000 Pro、1000 Plusでは、AC充電ケーブルに変更になったのは大きく、




シンプルでかっこいい収納ポーチもデザインが変わりました。




Jackery 1000 Pro、1000 Plusには「トランスジャック」も付属しているので後で解説します。


オプションの「収納バッグM」は、3製品すべてに対応していて安心しました。
アプリ
Jackery 1000 Plusのみ、Jackeryの公式アプリでスマホと「連携」することができます。


スマホでの「遠隔操作」「待機時間の変更」「充電速度の低速化」などの様々な機能を使うことができるので、必ず連携をオススメします!





今ではスマホ連携が業界で増えている中、JackeryはこのPlusシリーズからのスマホ連携なので「やっと!」という感じです!
出力性能
次は出力性能をレビューしていきます。
出力性能とは、コンセントを差し込んだり、USBを差し込んだりして電力を使用する際に必要なパワーのことです。
電力を出力させるための方法は以下の3つ。
- ACコンセント出力
- USB出力
- DC出力



ポータブル電源を選ぶ上で、もっとも大事な要素の一つになります!
ACコンセント出力
AC出力とはポータブル電源に「コンセント」を差し込んだときに電化製品などに流れる電流のことです。




Jackery 1000、1000 Proは、同じ性能。
- 電圧:100V
- 波形:完全正弦波
- 定格出力:1000W
- 最大瞬間出力:2000W
- コンセント口数:3口
唯一の違いは、
- Jackery 1000:50Hz未対応
- Jackery 1000 Pro:50/60Hz両方対応(切り替え可)



とはいえ、今の電化製品はHzに依存しないので問題はないです。
一方で、Jackery 1000 Plusのみ、圧倒的な性能を誇ります。


- 電圧:100V
- 周波数: 50/60Hz
- 波形:完全正弦波
- 定格出力:2000W
- 最大瞬間出力:4000W
- コンセント口数:3口
電圧・周波数・波形について不明点があればクリックでご確認ください!
電圧について(クリックで開きます)
日本のコンセントは電圧が100Vです。
最近ではポータブル電源の電圧が「100V」のものは多くなってきましたが、まだまだ110Vや120Vのものも存在します。
110Vのものは、電化製品を故障させることは現状少ないですが、120Vのポータブル電源はやや危険があるので避けるようにしましょう!
周波数について(クリックで開きます)
周波数とは、関東の「50Hz」と関西の「60Hz」があります。
関西で販売されている電化製品を関東で使用した場合、周波数が違うので電化製品が故障してしまう可能性があります。
ただ、現在の電化製品は性能が良く、周波数に左右されないようなっているのが現状です。
しかしながら昭和時代の電化製品などを使用する場合は、気をつけたほうがいいかもしれません。
正弦波について(クリックで開きます)
ポータブル電源から出力される電気は、大きく分けて正弦波と修正弦波の2種類があります。
- 正弦波:家庭でコンセントを使ったときと同じ電力が流れる電気のこと
- 修正弦波:家庭用の電気を擬似的に「マネて」つくった電気のこと
正弦波の電力でないと、動かない電化製品が多く存在しますので、ポータブル電源を選ぶ際は、必ず「正弦波」のものを選びましょう!
現状、ほとんどのポータブル電源は「正弦波」になるのでご安心ください。
「定格出力」とは、その数値までのパワーが必要な電化製品を使用できる値のことです。
つまり
- Jackery 1000:1000Wまで
- Jackery 1000 Pro:1000Wまで
- Jackery 1000 Plus:2000Wまで
となり、おかしなほどJackery 1000 Plusの性能だけ異常なことが分かります。
実験するにあたって、例えば停電時に扇風機を動かしたい時は、我が家のであれば最大出力で動かしても「30W」しか消費されないので、3製品すべてで使用可能。





上記画像のように、消費電力がかなり小さい場合は、ディスプレイに表記されない場合があります。
お湯を沸かすのに「570W」必要な、アウトドアや避難所で役にたつ携帯用ケトルも、


3製品すべてで難なく使用可能です。


では、1200Wのパワーが必要なドライヤーはどうでしょうか?


Jackery 1000と1000 Proは、1000Wまでしかパワーが出せないはずですが、実は動かすことが可能です。


Jackery公式では発表はされていませんが、Jackery 1000も1000 Proも、出力「1200W」までの電化製品は使用可能です。
ただ電池に負担がかかるので推奨されていないと考えています。
では圧倒的なパワーを誇るJackery 1000 Plusは、1200Wのケトルは余裕に。


これならと、ダブルケトルで挑むも、2000Wまでパワーが出せるので問題ありませんでした。


では、1200Wのドライヤーと、


1200Wのケトルのダブル使用ならどうでしょうか?(2000Wを超えるので本来は不可)


なんと、オーバーヒートすることなく「2335W」ものパワーを出して使用することができました。


以上の実験を踏まえて、考察をまとめます。
- Jackery 1000 Plusは、2000W以上のパワーを出すことができる
- 過去の様々なポータブル電源のレビューから「2400W」までは使用できると予想
- 2000Wを超えるパワーは、電池やインバーターに負担がかかるので非推奨



もう、圧倒的すぎて比べる余地すらないぐらいJackery 1000 Plusすごい。
USB出力
近年、ポータブル電源はスマホやダブレット、ノートPC、ドローンなどに充電することが重要視され、「USB出力性能」はポータブル電源を選ぶ上で、かなり重要になってきました。




USB出力も表にまとめましたが、Jackery 1000 Proと1000 Plusの圧勝です。
Jackeryシリーズ | USB-A(口) | USB-A QC(口) | USB-C(口) | USB-C PD(口) |
---|---|---|---|---|
Jackery 1000 | 1 | 1 | 2 | 0 |
Jackery 1000 Pro | 0 | 2 | 0 | 2 |
Jackery 1000 Plus | 0 | 2 | 0 | 2 |
QCとは(クリックで開きます)
「QC」とは「Quick Charge(クイックチャージ)」の略で、米国の「QUALCOMM社」が開発したスマートフォン・タブレットを高速で充電できる規格です。
現在では「Quick Charge 2.0充電規格」と「Quick Charge 3.0充電規格」が主に使われています。
Quick Charge 世代 | 供給電圧 | 供給電流 | 最大出力 | |
1.0 | 5V | 2A | 10W | |
2.0 | 5V / 9V / 12V /20V | 3A、2A、1.67A | 15W | |
3.0 | 3.6V~20V | 2.6A、4.6A | 18W |
PDとは(クリックで開きます)
「PD」とは「Power Delievry」の略になります。
「QC」では最大で「18W」までの給電でしたが、PDの企画だと「45W」「60W」さらには「100W」までの受給電が可能となるので、スマホやタブレット、ノートPCのような大きな容量のものでも早く充電することができるようになりました。
Jackery 1000 Proと1000 Plusは、すべて高速対応なだけでなく、USB-Cが100W対応しているので、両方とも業界最高峰。


合計200Wまで充電可能なので、Androidスマホの高速充電も2台同時に充電可能です!(最高すぎる)


DC出力
次はDC出力を比較していきます。




DC出力はJackery 1000、1000 Pro、1000 Plusが共通の性能でした。
- シガーソケット(12V/10A):1口
最近ではDCケーブルを用いたカメラや電化製品はほとんどなくなりましたのでオマケ装備とお考えください。
とはいえ、シガーソケットにはまだまだ価値があります。
例えばシガーソケットで「ご飯を炊く」ことができる商品があり記事にもしておりますのでご参考ください。


もしUSB-AやUSB-Cのポート数が足りない場合もガジェットを購入することで増やすことが可能です。
おすすめは「AUKEY Rapide Mix 45W」が2023年8月末に販売されたばかりで、高性能なのにコスパ最高でいい感じ!
入力性能
次は入力性能をレビューしていきます。
入力性能とは、Jackery製品を充電する際に、どれぐらいの時間で充電が完了するのかのことを言います。
電力を充電するための方法は以下の3つ。
- ACコンセント
- シガーソケット
- 太陽光パネル
ACコンセント入力
ここではJackery 1000、1000Pro、1000 Plusを家庭のコンセントで充電した場合の比較をしていきます。


Jackery 1000はコンセント充電の際、大きく重く熱くなるACアダプターを使って充電していくのに対して、


Jackery 1000 Proと1000 Plusは、コンパクトで邪魔にならない充電ケーブルに変更になりました。


これにより、入力W数と充電時間が大きく違うのでまとめてみました。


Jackery 1000 シリーズ | 電池容量 | 入力W数 | 100%までの充電時間 |
---|---|---|---|
Jackery 1000 | 1002Wh | 約170W | 7.5時間 |
Jackery 1000 Pro | 1002Wh | 約780W | 1.8時間 |
Jackery 1000 Plus | 1264Wh | 約1225W | 1.7時間 |
またしてもJackery 1000 Plusが圧勝で、電気容量が1264Whと多いにも関わらず、充電速度が1番早い結果となりました。





Jackery 1000 Plusの充電速度は、現在の業界の最速クラスになります!
シガーソケット入力
車中泊や災害時でも充電できる「シガーソケット」は、3製品すべてで実装しています。




- Jackery 1000:12V車のみ
- Jackery 1000 Pro:12V/24V車対応
- Jackery 1000 Plus:12V/24V車対応
3製品ともに、非走行時のハイエースで充電したところ両方とも「約90W」で充電されました。





Jackery 1000だけが、12V車のみの対応となるのでご注意を!
太陽光パネル入力
ソーラー発電は、どこでも充電できることやエコの観点や、電気代も削減できるためお財布にやさしい発電方法です。


太陽光で充電する際は、Jackery 1000、1000 Pro、1000 Plusで充電最大W数が異なります。
- Jackery 1000:180W
- Jackery 1000 Pro:800W
- Jackery 1000 Plus:800W
Jackery 1000は180Wまでしかソーラーパネルで充電できないため、Jackeryのソーラーパネル「SolarSaga100」が最適なパネル。


一方、Jackery 1000 Pro、1000 Plusはなんと800Wまで充電可能なので、「Jackery SolarSaga 200」が最適なパネルでしょう!


2023年には、「Jackery Solarsaga 40」とめっちゃ小さいソーラーパネルも販売され、


公園でワーケーションして楽しんだりしていました。


ただ1点、注意点があり、3製品にはソーラーパネルと接続するケーブルは付属していません。


ただし、Jackeryソーラーパネル側には、Jackeryのポータブル電源を接続するケーブルが付属しているので、


トランスジャックなどを使用して、


ソーラーパネルと接続していきましょう!





つまりJackery以外のブランドのソーラーパネルと接続する際には、別途ケーブルが必要になるのでご注意を!
Jackeryのソーラーパネルの接続方法は、別記事にてレビューしておりますので、併せてご覧ください!






安全性
安全認証マーク
ポータブル電源を選ぶ際には、安全認証マークを取得しているかチェックしてから購入しましょう!


Jackeryのポータブル電源は世界中の国々で販売されているので、世界各国の安全認証をクリアしております。
十分に安全基準を突破しているので安心してご購入ください!
各国の安全認証マーク(クリックで開きます)
ポータブル電源は、世界各国にそれぞれの安全基準が設けられており条件を満たすことで取得できます。
- PESマーク:日本の法律での安全認証。ただしACアダプターがないタイプのポータブル電源については取得する必要は必ずしもない
- ULマーク:アメリカの基準での安全認証
- CEマーク:EUの法律での安全認証
- FCC:アメリカの電波通信安全基準
- RoHS:EUの安全保証
- TELEC:無線設備の安全基準
BMS(バッテリーマネージメントシステム)
ポータブル電源には、「バッテリー管理システム(BMS)」という安全装置が備わっています。


Jackeryの製品は過充電や過放電保護、温度管理等、内部バッテリーが安全に動作するよう監視及び管理をしっかり行なっている電源なのでご安心ください。
BMS一覧(クリックで開きます)
- 過電圧保護:過剰な電圧がかかると自動でシャットダウンする
- 過電流保護:過剰な電流が流れると自動でシャットダウンする
- 過充電保護:充電がフルになると自動でシャットダウンする
- 過放電保護:電圧が一定基準より下がると放電を防ぎます
- 低電圧保護:電圧が一定基準より下がると機能を自動で停止
- 短絡保護:許容電流以上流れた場合シャットダウンします
- 温度保護:システムが高温になると動作停止し温度が下がるのを待ちます
最近では、災害時のためにポータブル電源を常備しておく方が増えてきました。
長期保管する場合は、安全の観点から「3ヶ月に1回の点検」「80%程度まで充電」を推奨します。
そしてJackery 1000 Plusのみ、BMSで最高峰を誇る「EPS機能」を搭載しています。


家庭用電力のブレーカーが落ちても、電力供給元が20ms(ミリ秒)以内でJackery 1000 Plusのバッテリーに切り替わるため、電気製品をそのまま稼働し続けることができる機能。
少しわかりにくい解説ですが、停電した時に、デスクトップのパソコンの電源がコンセントから一瞬でJackery 1000 Plusの電力に切り替わり、パソコンの電源が落ちないようできる機能!



またしてもJackery 1000 Plusが、安全面でもリード!
ファンの音の大きさ
ポータブル電源を選ぶ際、使用時の「ファンの音の大きさ」はとても大事な要素なので検証。




3製品すべてで実験したのでまとめてみました。
Jackeryシリーズ | 出力時の音(db) | AC充電時の音(db) |
---|---|---|
Jackery 1000 | 65 | 55 |
Jackery 1000 Pro | 63 | 63 |
Jackery 1000 Plus | 58 | 58 |
騒音値の基準と目安表(クリックで開きます)
目安①(うるささ) | 目安②(身体/生活への影響) | 騒音値(db) | 騒音発生源と距離(大きさの目安) |
---|---|---|---|
きわめてうるさい | 聴覚機能に異常をきたす | 120db | ・ジェット(飛行機)エンジンの近く |
110db | ・自動車のクラクション(2m) | ||
100db | ・電車が通るときのガード下 ・液圧プレス(1m) | ||
うるさくて我慢できない | 90db | ・犬の鳴き声(5m) ・騒々しい工場の中 ・カラオケ(店内中央) ・ブルドーザー(5m) | |
80db | ・地下鉄の車内 ・電車の車内・ピアノ(1m) ・布団たたき(1.5m) ・麻雀牌をかき混ぜる音(1m) | ||
うるさい | かなりうるさい かなり大きな声を出さないと会話不可 | 70db | ・騒々しい事務所の中 ・騒々しい街頭・セミの鳴き声(2m) ・やかんの沸騰音(1m) |
非常に大きく聞こえうるさい 声を大きくすれば会話ができる | 60db | ・静かな乗用車 ・普通の会話 ・洗濯機(1m) ・掃除機(1m) ・テレビ(1m) ・トイレ(洗浄音) ・アイドリング(2m) | |
普通 | 大きく聞こえる 通常の会話は可能 | 50db | ・静かな事務所 ・家庭用クーラー(室外機) ・換気扇(1m) |
聞こえる会話には支障なし | 40db | ・市内の深夜 ・図書館 ・静かな住宅地の昼 | |
静か | 非常に小さく聞こえる | 30db | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
ほとんど聞こえない | 20db | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
やはりここでもJackery 1000 Plusが圧勝だったので、少し解説すると、高速充電時のファンの大きさが、


実は、「58db」と、意味不明なぐらい静か。


さらに、スマホアプリによって、充電速度を遅くする代わりに、ファン音をさらに小さくすると、


「53db」まで下がり、


1mも離れれば、ほぼ生活音までdbを下げることが可能です。





性能がいいだけでなく、ファン音も1番静かなのがJackery 1000 Plusなのです。
保証期間
近年、ポータブル電源の保証期間は、電池寿命が長くなったことから長期に及ぶ傾向にあります。


保証期間を販売されているマーケット別にご紹介しますので、ご希望の購入先の保証期間を確認をお願いいたします。
- 公式HP:24ヶ月+12ヶ月
- amazon:24ヶ月
- 楽天:24ヶ月
- yahooショッピング:24ヶ月
- 家電量販店:量販店による
- 公式HP:36ヶ月+24ヶ月(お得)
- amazon:36ヶ月
- 楽天:36ヶ月
- yahooショッピング:36ヶ月
- 家電量販店:量販店による
- 公式HP:24ヶ月+36ヶ月(お得)
- amazon:24ヶ月
- 楽天:24ヶ月
- yahooショッピング:24ヶ月
- 家電量販店:量販店による
Jackeryは、日本国内の購入の方のみ、公式サイトにてお買い上げの方を対象に、ご購入日より30日間の交換保証を実施。



保証が「5年」になる、公式HPで購入することをオススメします!
価格
Jackery 1000シリーズは、性能・ブランドともに最高レベルなことがわかりましたが、やはり「価格」は大事な要素です。


それぞれをまとめてみました。
Jackeryシリーズ | 価格(¥) | 価格/Wh(¥/W) |
---|---|---|
Jackery 1000 | 139,800 | 139.5 |
Jackery 1000 Pro | 149,800 | 149.5 |
Jackery 1000 Plus | 168,000 | 133 |
価格に関しては、1Whの価格が1番安い、Jackery 1000 Plusが、個人的な意見ですが「コスパ最強クラス」と考えています。
その理由に、
- 業界大手Jackery
- とてもコンパクト
- とても軽量
- LEDライト装備
- 長寿命電池
- 電池容量が拡張できる
- スマホアプリ対応
- 圧倒的パワー
- 充電速度が最高クラス
- USB性能が最高クラス
- ソーラー充電が800W
- EPS搭載
- ファン音が静音
- 保証が5年
- リサイクルしてくれる
などなどメリットが、驚くほどあり、すべてが業界最高性能なのです!



忖度なく言うのですが、1000~2000Wのポータブル電源で、2023年No.1の性能になります。
徹底比較レビューまとめ
最後に上記の内容を踏まえ、Jackery 1000、1000 Pro、1000 Plusのどれを購入すべきなのか、忖度なしでぶっちゃけます!
Jackery 1000は購入すべきなのか?


- もう完全に購入の選択肢には入らないポータブル電源



予想で、廃盤になると思うので、在庫一掃セールなどで10万円を下回るのみ買いだと思います。
Jackery 1000 Proは購入すべきなのか?


- Jackery 1000 Plusが登場したことで完全に購入の選択肢には入らないポータブル電源となりました



こちらも、セール時などで10万円を切る場合が、購入のタイミングです!
Jackery 1000 Plusは購入すべきなのか?


- Jackery 1000 Plusは、2023年の1000Whクラスのポータブル電源でNo.1の性能
- この3製品だけでなく、業界で比較してもトップ性能



価格の割引率は低いものの、2023年に購入するなら、間違いなくJackery 1000 Plusです!
YaiYuの評価
待ってましたよJackeryさん。
今までのJackeryのポータブル電源は性能よりも「安定」や「信用」で売れてきたブランでした。
それがJackery 1000 Plusは、すべての性能が、まさに業界最高レベルで、2023年において、このポータブル電源を超えるものは現状ないと断言できます。



正直、今、ポータブル電源をお探しの方であれば、エントリーモデルとして1番おすすめです!
Jackery 1000 Plusは、【2023年下半期】プロが選ぶ「1000~2000Wh」の大容量おすすめポータブル電源ランキング(キャンプ・車中泊・防災・節電・オフグリッド)でもNo.1に輝いています。


コメント