オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYu(@yusukeyaida)です。
今、世の中にはたくさんのポータブル電源が販売されています。
その中でも業界大手ブランド「EcoFlow」の「RIVER 2シリーズ」「RIVER 3シリーズ」は特に人気のポータブル電源。

しかし、合計で7種類も販売されているので、
- 自分にどれが合っているのか?
- RIVER 2シリーズとRIVER 3シリーズでどう違うのか?
などが分からないという方が「口コミ」でも多くありました。
そこで、EcoFlowのアンバサダーも務めた私が、7種類すべてを比較し、読者の皆さまにとってどれを購入すべきなのかを解説していきます。
EcoFlow RIVER 2 & 3シリーズとは?
ポータブル電源の最先端企業「EcoFlow」とは?
EcoFlowは、2017年に設立された高性能なポータブル電源を製造、開発、販売している企業です。

スローガンが「そのパワーが、新しい世界へ」というように、これまで高性能なポータブル電源の先駆けブランドとして急成長してきました。

読み方は「エコフロー」です!
現在は大型ポータブル電源の「DELTAシリーズ」が6製品。


小型から中型ポータブル電源の「RIVERシリーズ」が5製品。


防水性に優れた「折りたたみ式ソーラーパネル」が多数ラインナップ。


さらに2023年7月から大手ブランドしか行っていない、
- 保証期間が過ぎたEcoFlow製品
- 故障・破損しているEcoFlow製品
- 中古で購入されたEcoFlow製品
を送料の負担が必要ではあるのですが、「無償」で引き取ってもらえます。


日本に法人を構え「サポート体制」「高品質な製品」「回収サービス」まで充実しているので、安心して購入することができるブランド、それがEcoFlowになります。
なぜEcoFlow RIVER 2 & 3シリーズを比較するのか?
RIVERシリーズは、2021年にクラウドファンディングサイトのMakuakeで当時の日本No.1の応援総額「5億円」と突破した化け物ポータブル電源。


その後継機として2023年より販売が開始されたのがRIVER 2シリーズ、


さらにその後継機として2024年に販売されたのがRIVER 3シリーズになります。


後継機として販売されたのだから、RIVER 3シリーズを買えばいいのでは?と思う方がほとんどかも知れませんが、
- 後継機なのに見た目も性能も違う
- RIVER 2シリーズの性能が今でも通用する
- 今もなおRIVER 2シリーズは販売を継続している
という点で、比較しないと初心者の方にとって、どれが自分に合っているのかまったく分からないのが現状です。



だからこそ、忖度なしで徹底比較し、読み終えた後にはどれを購入しようか決まっている!という内容でお届けしていきます!
EcoFlow RIVER 2 & 3シリーズのメリット・デメリット
EcoFlow RIVER 2シリーズのメリット・デメリット
RIVER 2シリーズは、通常とMax、Proの3タイプあり、メリット・デメリットに関してほぼ同じ項目になります。


EcoFlow RIVER 3シリーズのメリット・デメリット
RIVER 3シリーズはさらにややこしく、通常とPlus、Max、そしてMax Plusと4種類あり、メリット・デメリットも様々あります。





メリット・デメリットを踏まえて詳しく比較レビューしていきます!!
EcoFlow RIVER 2 & 3シリーズ比較レビュー
ここから比較レビューを、初心者の方でもわかりやすく下記の順番で比較解説。
- ビジュアル
- 電池性能
- 付属品
- 出力性能
- 入力性能
- アプリ
- 安全性
- 保証期間
- 価格
ビジュアル
RIVER 2シリーズはマッドな黒一色ではなく、グレーがアクセントのおしゃれな見た目。


側面にはポートが全くなく、排気溝のみで




後面にRIVER 2シリーズを充電するためのポートが集結。


底面の凹凸はやや控えめで、


上面は平らになっているので、


他のポータブル電源をかなねて置くことができます。


持ち手は業界で初めての形で、大きく持ちやすいのに邪魔にならない最高のデザイン。


RIVER 3は、2のデザインと引き継ぎながらも、より洗練されていき


RIVER 3 Plusに関してはちょっと機会っぽくなって、ちょっと可愛げはない感じ。


ここで大事な情報としてRIVER 3 Plusに、専用のエクストラバッテリーEB290を


合体させるとRIVER 3 Maxという製品に。


そしてRIVER 3 Plusに、エクストラバッテリーEB580を合体させると、


RIVER 3 Max Plusという製品に変化します。





電気容量があとで追加できるモジュール型の電源がRIVER 3 Plusになります!
ディスプレイはRIVER 2と、


RIVER 3は大きな違いはなく、


RIVER 3 Plusが、より詳しいディスプレイに進化しています。





その他、見た目には大きな差はなくサイズとウエイトを比較していきます。
RIVER 2のサイズは「24.5 x 21.5 x 14.5cm」と恐ろしくコンパクトなのが特徴。


RIVER 2 Maxは「24.5 x 21.5 x 14.5cm」と、容量とサイズのバランスが一番良い。


RIVER 2 Proは、「26.9 x 25.9 x 22.6cm」とやや大きいのが分かりますね。





RIVER 3シリーズも、同じように徐々に大きくなっていきます。
それぞれのサイズやウエイトをまとめました。
製品名 | 横(cm) | 縦(cm) | 高(cm) | 重量(kg) |
---|---|---|---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 24.5 | 21.5 | 14.5 | 3.5 |
EcoFlow RIVER 2 Max | 26.9 | 25.9 | 19.6 | 6.1 |
EcoFlow RIVER 2 Pro | 26.9 | 25.9 | 22.6 | 7.8 |
EcoFlow RIVER 3 | 25.5 | 21.2 | 11.3 | 3.5 |
EcoFlow RIVER 3 Plus | 23.4 | 23.2 | 14.6 | 4.7 |
EcoFlow RIVER 3 Max | 23.4 | 23.2 | 23.8 | 8.2 |
EcoFlow RIVER 3 Max Plus | 23.4 | 23.2 | 28.6 | 10.5 |
ここで見た目やサイズ、ウエイトに関してまとめます!
- すべてLEDライトは無
- ウエイトは3.5kg〜10.5kgまで様々
- RIVER 3 Plusは、あとで容量が追加できるモジュール型



どの電源がおすすめなのか、1つずつ最後にレビューするのでお付き合いください!
電池性能
ポータブル電源を選ぶ際にとても大事な要素「電池の性能」。





この電池の性能は、RIVER 2と3で異なる点なのでしっかりと解説していきます。
まずはRIVER 2 & 3シリーズ共通の項目はこちら。
- パススルー機能:あり
- 放電深度:10%と想定
- 保管温度範囲:0°C ~ 40°C
- 動作温度範囲:-10°C ~ 40°C
- 充電温度範囲:0°C ~ 40°C
- 生産地:中国
パススルーとは?(クリックで開きます)
電力を充電しながら、その電力を消費することができる機能のこと。
とても便利な機能なので、パススルー機能があるポータブル電源を選びましょう!
しかしながら、電池に負担がかかるためできる限りパススルーを使用しないでください。
放電深度とは?(クリックで開きます)
ポータブル電源は、電池の寿命を守るために電力のすべてを使用しない設計になっています。
その電池を保護するために残されている電力は容量の「10%前後」になります。
つまり、ポータブル電源の本当の容量は、公式記載の「×0.9前後」が正しい電池容量となります。
「V」「A」「W」「Ah」「Wh」とは?(クリックで開きます)
長くなってしまいますので、別記事にて詳しく解説しました!


EcoFlow RIVER 2の電池容量:「256Wh」
EcoFlow RIVER 2 Maxの電池容量:「512Wh」
EcoFlow RIVER 2 Proの電池容量:「768Wh」
EcoFlow RIVER 3の電池容量:「230Wh」
EcoFlow RIVER 3 Plusの電池容量:「290Wh」
EcoFlow RIVER 3 Maxの電池容量:「580Wh」
EcoFlow RIVER 3 Max Plusの電池容量:「870Wh」
ここでRIVER 3 Plusの「容量を追加できる(モジュール型)」について、「2個」同じものを買えばいいのでは?と思う方のためにワンポイント。
- エクストラバッテリーの方が価格が「3万円」ほど安い
- RIVER 3 Plusを買った後で、容量を買い足せる



ただ利点があるが、口コミや購入した方のインタビューでは、エクストラではなく「電源を2個」買う方が便利という声は多い。
予算の都合はあると思いますが、電池容量の選び方として、
- 1人で使用する予定:1000Wh以下のポータブル電源
- 2人で使用する予定:1000~2000Whのポータブル電源
- 3人以上で使用する予定:2000Wh以上のポータブル電源
と、使用人数で大まかに分けることも、選ぶ方法の1つです。
電池寿命(充放電サイクル)
ポータブル電源でよくみなさん気にされるのが「電池寿命」です。


現在販売されているポータブル電源の「主な電池」は2種類あります。
- 三元系リチウムイオンバッテリー:800回(残存80%)
- リン酸鉄リチウムイオン電池:3,500回(残存80%)
これは、それぞれポータブル電源を充電して放電してを800回、3500回繰り返すことで、電池の容量が最大の「80%」まで減少するということです。
そして、現在において「リン酸鉄リチウムイオン電池」を選ぶことをおすすめしています!


なぜリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶべきなのかをまとめました。
- 安全性と安定性が三元系よりも高い
- 毎日使用しても10年間使えるので防災グッズとして保管しやすい



RIVER 2 & 3シリーズすべてにおいて長寿命電池なのでご安心を!
では、電池容量やモジュール式、電池寿命を分かりやすく表にまとめていきます。
製品名 | Wh | 寿命 |
---|---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 256 | 3000回 |
EcoFlow RIVER 2 Max | 512 | |
EcoFlow RIVER 2 Pro | 768 | |
EcoFlow RIVER 3 | 230 | |
EcoFlow RIVER 3 Plus | 290 | |
EcoFlow RIVER 3 Max | 580 | |
EcoFlow RIVER 3 Max Plus | 870 |
付属品
EcoFlow RIVER 2 & 3シリーズの付属品は、「すべて同じ」になります。


- AC充電ケーブル
- 車載シガーソケット充電ケーブル
- 取扱説明書 兼 保証書
別途購入なのはソーラーパネルと接続する際に必要な「XT60i変換ソーラー充電ケーブル」。


EcoFlowだけじゃなく、他社のソーラーパネルとも接続する際に必要になってくるので、必要な場合はEcoFlow公式HPで購入しましょう!


またEcoFlowの素晴らしいところが、「付属品がシリーズで統一」されていることです。
たとえば、EcoFlow RIVER 2のAC充電ケーブルを紛失してしまっても他のRIVERシリーズのAC充電ケーブルでも普通に使えるのです。


付属品を紛失した場合はEcoFlowの公式で購入可能ですが、もう1つRIVERシリーズを購入するのも手だったりします!
出力性能
次は出力性能をレビューしていきます。
出力性能とは、コンセントを差し込んだり、USBを差し込んだりして電力を使用する際に必要なパワーのことです。
電力を出力させるための方法は以下の3つ。
- ACコンセント出力
- USB出力
- DC出力



RIVERシリーズを選ぶ上で、もっとも大事な要素の一つになります!
ACコンセント出力
AC出力とはポータブル電源に「コンセント」を差し込んだときに電化製品などに流れる電流のことです。


EcoFlow RIVER 2 & 3シリーズ共通の項目は以下の通り。
- 電圧:100V
- 周波数: 50/60Hz 切替可能
- 波形:完全正弦波
電圧・周波数・波形について不明点があればクリックでご確認ください!
電圧について(クリックで開きます)
日本のコンセントは電圧が100Vです。
最近ではポータブル電源の電圧が「100V」のものは多くなってきましたが、まだまだ110Vや120Vのものも存在します。
110Vのものは、電化製品を故障させることは現状少ないですが、120Vのポータブル電源はやや危険があるので避けるようにしましょう!
周波数について(クリックで開きます)
周波数とは、関東の「50Hz」と関西の「60Hz」があります。
関西で販売されている電化製品を関東で使用した場合、周波数が違うので電化製品が故障してしまう可能性があります。
ただ、現在の電化製品は性能が良く、周波数に左右されないようなっているのが現状です。
しかしながら昭和時代の電化製品などを使用する場合は、気をつけたほうがいいかもしれません。
正弦波について(クリックで開きます)
ポータブル電源から出力される電気は、大きく分けて正弦波と修正弦波の2種類があります。
- 正弦波:家庭でコンセントを使ったときと同じ電力が流れる電気のこと
- 修正弦波:家庭用の電気を擬似的に「マネて」つくった電気のこと
正弦波の電力でないと、動かない電化製品が多く存在しますので、ポータブル電源を選ぶ際は、必ず「正弦波」のものを選びましょう!
現状、ほとんどのポータブル電源は「正弦波」になるのでご安心ください。
全製品で違いがある項目は「定格出力」「瞬間出力」「コンセントの数」です。
製品名 | 定格出力 | X-Boost | コンセント |
---|---|---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 300W | 450W | 2 |
EcoFlow RIVER 2 Max | 500W | 750W | 4 |
EcoFlow RIVER 2 Pro | 900W | 1000W | 4 |
EcoFlow RIVER 3 | 300W | 600W | 2 |
EcoFlow RIVER 3 Plus | 600W | 900W | 3 |
EcoFlow RIVER 3 Max | 600W | 900W | 3 |
EcoFlow RIVER 3 Max Plus | 600W | 900W | 3 |
定格出力とは「そのW数までの出力の電化製品が使える」ことを表します。


RIVER 3で実験すると、停電時に扇風機を動かしたい時は、定格出力「19W」消費なので「約11時間」使用可能。


お湯を沸かすのに定格出力「570W」必要な、アウトドアや避難所で役にたつ携帯用ケトルは、300Wまでしかパワーが出ないので使えないはずなのですが、


なんと300Wまでパワーを下げて、使うことができる機能を備えていました。


お湯を沸かすのに時間はかかるものの、なんと最後まで沸かし切る高性能!!





これはX-Boost機能と言って、600Wまでの家電を300Wまでパワーを落として使える機能!
RIVERシリーズにはこのX-Boost機能がすべてに備わっているので、最大でRIVER 2 Proの1000Wまでパワーが出せます。





なので、1200Wのケトルや、1200Wのドライヤーは使用不可なのでご注意を!
USB出力
近年、ポータブル電源はスマホやダブレット、ノートPC、ドローンなどに充電することが重要視され、「USB出力性能」はポータブル電源を選ぶ上で、かなり重要になってきました。


RIVERシリーズ、RIVER 2 シリーズのUSB出力は、異なる部分が多いので、綺麗に表にまとめます。
製品名 | A | C |
---|---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 2 | 1(60W) |
EcoFlow RIVER 2 Max | 3 | 1(100W) |
EcoFlow RIVER 2 Pro | 3 | 1(100W) |
EcoFlow RIVER 3 | 2 | 1(100W) |
EcoFlow RIVER 3 Plus | 2 | 1(100W) |
EcoFlow RIVER 3 Max | 2 | 1(100W) 1(140W) |
EcoFlow RIVER 3 Max Plus | 2 | 1(100W) 1(140W) |
QCとは(クリックで開きます)
「QC」とは「Quick Charge(クイックチャージ)」の略で、米国の「QUALCOMM社」が開発したスマートフォン・タブレットを高速で充電できる規格です。
現在では「Quick Charge 2.0充電規格」と「Quick Charge 3.0充電規格」が主に使われています。
Quick Charge 世代 | 供給電圧 | 供給電流 | 最大出力 | |
1.0 | 5V | 2A | 10W | |
2.0 | 5V / 9V / 12V /20V | 3A、2A、1.67A | 15W | |
3.0 | 3.6V~20V | 2.6A、4.6A | 18W |
PDとは(クリックで開きます)
「PD」とは「Power Delievry」の略になります。
「QC」では最大で「18W」までの給電でしたが、PDの企画だと「45W」「60W」さらには「100W」までの受給電が可能となるので、スマホやタブレット、ノートPCのような大きな容量のものでも早く充電することができるようになりました。
USB性能を重要視するたかは、RIVER 3 Plus一択。


RIVER 3 Plus本体に100WのUSB-Cが1つ、エクストラに140WのUSB-Cが1つあるので、超高性能!


ただ、USB-Cポートが1つしかないのは少ないので、単独でも2つあるEcoFlow DELTA 3シリーズをおすすめします。


DC出力
次はDC出力を比較していきます。


製品名 | DCポート | シガーソケット |
---|---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 0 | 1 |
EcoFlow RIVER 2 Max | 2 | |
EcoFlow RIVER 2 Pro | 2 | |
EcoFlow RIVER 3 | 0 | |
EcoFlow RIVER 3 Plus | 0 | |
EcoFlow RIVER 3 Max | 0 | |
EcoFlow RIVER 3 Max Plus |
最近ではDCケーブルを用いたカメラや電化製品はほとんどなくなりましたのでオマケ装備とお考えください。
とはいえ、シガーソケットにはまだまだ価値があります。
例えばシガーソケットで「ご飯を炊く」ことができる商品があり記事にもしておりますのでご参考ください。


もしUSB-AやUSB-Cのポート数が足りない場合もガジェットを購入することで増やすことが可能です。
「Anker 323 Car Charger」は出力があり安価なので、スマホやパソコンの高速充電におすすめ!



最近ではDCポートは使うことがないので必要なしですね〜
入力性能
次は入力性能をレビューしていきます。
入力性能とは、RIVER製品を充電する際に、どれぐらいの時間で充電が完了するのかのことを言います。
電力を充電するための方法は以下の3つ。
- ACコンセント
- シガーソケット
- 太陽光パネル
ACコンセント入力
RIVER 2 & 3シリーズを家庭のコンセントに差し込んで充電するAC充電は、付属されている「ACケーブル」を使用します。


それぞれ充電時間をまとめました。


充電に関するデータを表にまとめました。
製品名 | 80%までの充電時間 | 100%までの充電時間 |
---|---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 40分 | 60分 |
EcoFlow RIVER 2 Max | 40分 | 60分 |
EcoFlow RIVER 2 Pro | 50分 | 60分 |
EcoFlow RIVER 3 | 40分 | 60分 |
EcoFlow RIVER 3 Plus | 40分 | 60分 |
EcoFlow RIVER 3 Max | 60分 | 90分 |
EcoFlow RIVER 3 Max Plus | 90分 | 138分 |
AC充電に関しては、エクストラバッテリーに充電する際に時間がかかるため、RIVER 3 MaxとMax Plusは、充電時間が長いのがデメリット。





結局、充電速度が遅くなるエクストラよりも、2個電源を買うか、DELTAシリーズを買った方がいいような気がします。
シガーソケット入力
車中泊や災害時でも充電できる「シガーソケット」は、すべての製品で実装しています。


- 対応車:12V/24V
非走行時のハイエースで「約100W」で充電されたことがわかったので、充電時間をまとめました!


製品名 | シガーソケット充電時間 |
---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 約3時間 |
EcoFlow RIVER 2 Max | 約6時間 |
EcoFlow RIVER 2 Pro | 約9時間 |
EcoFlow RIVER 3 | 約3時間 |
EcoFlow RIVER 3 Plus | 約3.5時間 |
EcoFlow RIVER 3 Max | 約7時間 |
EcoFlow RIVER 3 Max Plus | 約10時間 |



もちろん24V車にも対応しているので、トラックでも充電可!
太陽光パネル入力
ソーラー発電は、どこでも充電できることやエコの観点や、電気代も削減できるためお財布にやさしい発電方法です。


RIVER 2 & 3シリーズそれぞれ、太陽光パネルにより充電量に上限があるのでまとめます。
製品名 | 太陽光の入力性能 |
---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 110W |
EcoFlow RIVER 2 Max | 220W |
EcoFlow RIVER 2 Pro | 220W |
EcoFlow RIVER 3 | 110W |
EcoFlow RIVER 3 Plus | 220W |
EcoFlow RIVER 3 Max | 220W |
EcoFlow RIVER 3 Max Plus | 220W |



この数値以上の太陽光充電を行うと故障の原因になるのでご注意を!
入力の最大値が最大でも220Wと小さめなので、EcoFlowの
- 45W ソーラーパネル
- 60W ソーラーパネル
などのコンパクトで持ち運びやすいソーラーパネルで充電するのがおすすめ!
EcoFlowのソーラーパネルは、発電効率が高く、防水性能が業界でもトップクラス!


接続するには上記でもお伝えした「別売り」のアンダーソンケーブルが必要なのでご注意を!


アプリ
EcoFlow RIVER 2 & 3シリーズは、すべてEcoFlowの公式アプリでスマホと「連携」することができます。


WifiがなくともBluetoothで接続でき、スマホで「自動電源オフ」の設定や、


充電速度の変更など、様々な機能を使うことができます。





個人的にEcoFlowのアプリは業界でもっとも使いやすく高機能と思っています。
安全性
安全認証マーク
ポータブル電源を選ぶ際には、安全認証マークを取得しているかチェックしてから購入しましょう!


EcoFlowのポータブル電源は世界中の国々で販売されているので、世界各国の安全認証をクリアしております。
十分に安全基準を突破しているので安心してご購入ください!
各国の安全認証マーク(クリックで開きます)
ポータブル電源は、世界各国にそれぞれの安全基準が設けられており条件を満たすことで取得できます。
- PESマーク:日本の法律での安全認証。ただしACアダプターがないタイプのポータブル電源については取得する必要は必ずしもない
- ULマーク:アメリカの基準での安全認証
- CEマーク:EUの法律での安全認証
- FCC:アメリカの電波通信安全基準
- RoHS:EUの安全保証
- TELEC:無線設備の安全基準
そしてEcoFlow RIVERシリーズは、ポータブル電源業界では初めて取得される安全認証「TUV(テュフ)認証」を取得。


機械・電子機器や医療製品などあらゆる製品に対して、安全性や機能の有効性が認められたことを認証するものです。
日本では「TOTO」などの大企業が取得していることでも有名です。
BMS(バッテリーマネージメントシステム)
ポータブル電源には、「バッテリー管理システム(BMS)」という安全装置が備わっています。


EcoFlowの製品は過充電や過放電保護、温度管理等、内部バッテリーが安全に動作するよう監視及び管理をしっかり行なっている電源なのでご安心ください。
BMS一覧(クリックで開きます)
- 過電圧保護:過剰な電圧がかかると自動でシャットダウンする
- 過電流保護:過剰な電流が流れると自動でシャットダウンする
- 過充電保護:充電がフルになると自動でシャットダウンする
- 過放電保護:電圧が一定基準より下がると放電を防ぎます
- 低電圧保護:電圧が一定基準より下がると機能を自動で停止
- 短絡保護:許容電流以上流れた場合シャットダウンします
- 温度保護:システムが高温になると動作停止し温度が下がるのを待ちます
最近では、災害時のためにポータブル電源を常備しておく方が増えてきました。
長期保管する場合は、安全の観点から「3ヶ月に1回の点検」「80%程度まで充電」を推奨します。
さらに、EcoFlow RIVER 2シリーズのみ、BMSで準最高峰を誇る「EPS機能」を搭載しています。


そして、EcoFlow RIVER 3シリーズは、BMSで最高峰を誇る「UPS機能」を搭載しています。
家庭用電力のブレーカーが落ちても、瞬時にRIVERシリーズのバッテリーに切り替わるため、電気製品をそのまま稼働し続けることができる機能。
少しわかりにくい解説ですが、停電した時に、デスクトップのパソコンの電源がコンセントから一瞬でRIVERシリーズの電力に切り替わり、パソコンの電源が落ちないようできる機能!



UPSは、EPSの上位互換なので、UPSの製品を購入するのがおすすめです!
ファンの音の大きさ
ポータブル電源を選ぶ際、使用時の「ファンの音の大きさ」はとても大事な要素なので、すべての製品で実際に実験しまとめました。


製品名 | 最大出力時のファン音 | 最大入力時のファン音 |
---|---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 55db前後 | 55db前後 |
EcoFlow RIVER 2 Max | 60db前後 | 60db前後 |
EcoFlow RIVER 2 Pro | 60db前後 | 60db前後 |
EcoFlow RIVER 3 | 45db前後 | 45db前後 |
EcoFlow RIVER 3 Plus | 45db前後 | 45db前後 |
EcoFlow RIVER 3 Max | 45db前後 | 45db前後 |
EcoFlow RIVER 3 Max Plus | 45db前後 | 45db前後 |
騒音値の基準と目安表(クリックで開きます)
目安①(うるささ) | 目安②(身体/生活への影響) | 騒音値(db) | 騒音発生源と距離(大きさの目安) |
---|---|---|---|
きわめてうるさい | 聴覚機能に異常をきたす | 120db | ・ジェット(飛行機)エンジンの近く |
110db | ・自動車のクラクション(2m) | ||
100db | ・電車が通るときのガード下 ・液圧プレス(1m) | ||
うるさくて我慢できない | 90db | ・犬の鳴き声(5m) ・騒々しい工場の中 ・カラオケ(店内中央) ・ブルドーザー(5m) | |
80db | ・地下鉄の車内 ・電車の車内・ピアノ(1m) ・布団たたき(1.5m) ・麻雀牌をかき混ぜる音(1m) | ||
うるさい | かなりうるさい かなり大きな声を出さないと会話不可 | 70db | ・騒々しい事務所の中 ・騒々しい街頭・セミの鳴き声(2m) ・やかんの沸騰音(1m) |
非常に大きく聞こえうるさい 声を大きくすれば会話ができる | 60db | ・静かな乗用車 ・普通の会話 ・洗濯機(1m) ・掃除機(1m) ・テレビ(1m) ・トイレ(洗浄音) ・アイドリング(2m) | |
普通 | 大きく聞こえる 通常の会話は可能 | 50db | ・静かな事務所 ・家庭用クーラー(室外機) ・換気扇(1m) |
聞こえる会話には支障なし | 40db | ・市内の深夜 ・図書館 ・静かな住宅地の昼 | |
静か | 非常に小さく聞こえる | 30db | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
ほとんど聞こえない | 20db | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |



ファンの音で選ぶなら、RIVER 3シリーズ一択です!
保証期間
近年、電池の寿命が長くなり、保証期間も長期に移行する中、EcoFlowはどうでしょうか。


EcoFlowは製品は保証が手厚い公式HPで購入するのがおすすめです!
製品名 | 公式HPで購入した保証期間 |
---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 5年間 |
EcoFlow RIVER 2 Max | 5年間 |
EcoFlow RIVER 2 Pro | 5年間 |
EcoFlow RIVER 3 | 2年間 |
EcoFlow RIVER 3 Plus | 5年間 |
EcoFlow RIVER 3 Max | 5年間 |
EcoFlow RIVER 3 Max Plus | 5年間 |



EcoFlow RIVER 3のみ2年なのでご注意を!
価格
EcoFlowのポータブル電源は、安全で高性能なのですが、やはり「価格」は大事な要素です。


すべての製品を「価格」と「1Whの価格」でまとめてみました。
製品名 | 価格(税込) | 1Whの価格 |
---|---|---|
EcoFlow RIVER 2 | 29,900円 | 116円 |
EcoFlow RIVER 2 Max | 64,900円 | 128円 |
EcoFlow RIVER 2 Pro | 88,000円 | 114円 |
EcoFlow RIVER 3 | 30,900円 | 134円 |
EcoFlow RIVER 3 Plus | 39,800円 | 137円 |
EcoFlow RIVER 3 Max | 69,700円 | 120円 |
EcoFlow RIVER 3 Max Plus | 99,700円 | 114円 |



価格も踏まえ、まとめていきます!
比較レビューまとめ
最後に上記の内容を全て考慮し、EcoFlow RIVER 2 & 3シリーズが、どんな方におすすめなのか忖度なしで解説していきます。
EcoFlow RIVER 2はどんな方におすすめなのか?


- RIVER 3シリーズに勝てる要素がない
- 2025年の段階で、業界比較で高性能とは言えない



早い段階で廃盤になるだろうと想定しております。
EcoFlow RIVER 2 Maxはどんな方におすすめなのか?


- RIVER 3シリーズに勝てる要素がない
- 2025年の段階で、業界比較で高性能とは言えない



RIVER 2と同じ評価になります。
EcoFlow RIVER 2 Proはどんな方におすすめなのか?


- 上記と同じ評価
- RIVER 2 Proを購入するならDELTAシリーズの方がおすすめ



Proまでいくと、重い割には性能が低いため、DELTAシリーズを買う方が圧倒的におすすめです!
EcoFlow RIVER 3はどんな方におすすめなのか?


- RIVERシリーズでもっともコンパクトでおすすめ
- 600Wまでパワーが出せるので十分
- 2年保証なのが残念ポイント



小さいは正義なので、一番おすすめなのですが、保証が2年ということは「廃盤」も早そうです・・・残念。
EcoFlow RIVER 3 Plusはどんな方におすすめなのか?


- RIVER 3よりも大きく・重くなる
- あとでMaxにもMax Plusにもできる
- 初めてのポータブル電源におすすめ



小さいのが1つだけあればいいという方はRIVER 3の方がコンパクトでおすすめです。
EcoFlow RIVER 3 Maxはどんな方におすすめなのか?


- RIVER 3シリーズでもっともバランスがいい
- 140WのUSB-Cが増えるのが最高
- RIVER 3 Plusでは容量が少ないのでおすすめ



RIVERはそもそもコンパクトで軽いが売りなので、Maxよりも重いとDELTAを買った方がいいです。
EcoFlow RIVER 3 Max Plusはどんな方におすすめなのか?


- 10kgを超えてくるのでコンパクト電源ではない
- これを買うならDELTA 3シリーズを買った方がいい



10kgを超えるのに、1200Wのパワーも使えないし、充電速度も遅いのでいいところがありません・・・
YaiYuのまとめ
非常に長い記事になり、最後までご覧いただきありがとうございます。
EcoFlowの元アンバサダーなのですが、ぶっちゃけてレビューしております。
では最後に、まだ迷ってる方にアドバイス。
- EcoFlow RIVER 2シリーズは2025年において購入すべきではない
- EcoFlow RIVER 3は圧倒的コンパクトで軽量でおすすめ
- EcoFlow RIVER 3 Plusは単独で購入するのはおすすめではない
- EcoFlow RIVER 3 Maxはもっともバランスが取れていておすすめできる
- EcoFlow RIVER 3 Max Plusを買うならDELTA 3シリーズを購入しましょう!
EcoFlow DELTA 3をレビューしている記事を合わせてご覧ください!

