BLUETTI「EB200P」「AC200P」「AC200MAX」徹底比較レビュー!容量・サイズ・口コミ・レビュー・使い方すべて解説(キャンプ・車中泊・防災・節約・オフグリッド)

オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYuヤイユウ@yusukeyaida)です。

これまで30種類以上のポータブル電源を使ってきましたが、2000Wh以上のモノは1つは欲しいけど選ぶのが難しい

そんな中、業界大手のブランド「BLUETTIブルーティ」は、業界でもっとも多くの2000Wh以上のポータブル電源を販売しています。


この記事では、BLUETTIの「EB200P」「AC200P」「AC200MAX」の3製品を徹底比較レビューし、あなたにとって最適なモノはどれなのか気づける内容になっています!

目次

BLUETTI「EB200P」「AC200P」「AC200MAX」とは?

BLUETTIとは?

「BLUETTI」とは2009年に中国の深圳でスタートしたポータブル電源の最先端ブランドです。


なんて読むの?

と誰もが思う中、正解は「ブルーティ」もしくは「ブルーティー」と読みます。(ブランド確認済み)


日本では神奈川県に「BLUETTI JAPAN株式会社」、東京都にも「株式会社ブルーティパワー」に法人を置き、サポート体制を充実させています。


現在は、小型〜大型のポータブル電源「EBシリーズ」が4製品。


小型から大型まで1番多くのラインナップが存在する「ACシリーズ」が11製品。


超大型の家庭用蓄電池の「EPシリーズ」が1製品。

EPシリーズ


そして、上記のポータブル電源の拡張バッテリー「Bシリーズ」。


ソーラーパネル「PVシリーズ」も4種類と、

YaiYu

業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇ります。


さらに、不要になったポータブル電源の回収サービス「リサイクルサービス」を 2024年1月から開始されますます人気を集めています。

なぜBLUETTI「EB200P」「AC200P」「AC200MAX」を比較するのか?

BLUETTIは現在、様々なポータブル電源を販売していますが、なぜこの3製品を比較するのか?


それは、この3製品がポータブル電源マニアの私ですら非常に「違い」が分かりにくかったから!


だからこそ、大手ポータブル電源ブランドの初代アンバサダーも務めた私が初心者の方にも分かりやすく徹底比較レビューします。

そしてこの3種類を忖度なしで、どう選べばいいのか?どれを購入すればいいのか?をレビューを通してお伝えしていきます

BLUETTI「EB200P」「AC200P」「AC200MAX」のメリット・デメリット

BLUETTI EB200P、AC200P、AC200MAXを比較レビューする前に、簡単な商品の説明と、それぞれの「メリット」「デメリット」について解説します。

BLUETTI EB200Pのメリット・デメリット

BLUETTI EB200Pは、EBシリーズ最大のポータブル電源で、他の2製品はACシリーズなので、色合いが大きく違います。

メリット
デメリット
  • 業界大手BLUETTI
  • 全体的に高性能
  • タッチディスプレイ採用
  • -20℃でも使用可能
  • 長寿命電池採用
  • ファンがすぐ止まる構造
  • かなり大きい
  • かなり重い
  • アダプター採用
  • 充電速度が中堅クラス

BLUETTI AC200Pのメリット・デメリット

BLUETTI AC200Pは、2022年の最強のポータブル電源と公式では謳っていますが、今は果たしてどうなのでしょうか!?

メリット
デメリット
  • 業界大手BLUETTI
  • 全体的に高性能
  • タッチディスプレイ採用
  • -20℃でも使用可能
  • 長寿命電池採用
  • ファンがすぐ止まる構造
  • 公式購入で保証が4年
  • かなり大きい
  • かなり重い
  • アダプター採用
  • 充電速度が中堅クラス

BLUETTI AC200MAXのメリット・デメリット

BLUETTI AC200MAXは、MAXと付くだけにメリット部分が他の2製品よりも多くなっています!

メリット
デメリット
  • 業界大手BLUETTI
  • 全体的に高性能
  • タッチディスプレイ採用
  • -20℃でも使用可能
  • 長寿命電池採用
  • 電池容量を拡張できる
  • スマホアプリ対応
  • ファンがすぐ止まる構造
  • 公式購入で保証が4年
  • かなり大きい
  • かなり重い
  • アダプター採用
  • 充電速度が中堅クラス
YaiYu

メリット・デメリットを踏まえて詳しくレビューしていきます!!

BLUETTI「EB200P」「AC200P」「AC200MAX」比較レビュー

ここからBLUETTI EB200P、AC200P、AC200MAXを初心者の方でもわかりやすく下記の順番で比較解説。

レビューの流れ
  1. ビジュアル
  2. 電池性能
  3. 付属品
  4. 出力性能
  5. 入力性能
  6. アプリ
  7. 安全性
  8. 保証期間
  9. 価格

ビジュアル

3製品を縦に重ねて見た目を比較してみましたが、色合いは違うものの、大きさも配置もそれほど変わりません。

下からEB200P、AC200P、AC200MAX


裏側もまったく同じでシンプル。(団子三兄弟みたいでかわいいな)

下からEB200P、AC200P、AC200MAX


横からみると、一番上のAC200MAXだけがプラグが多いです。(後で解説)

下からEB200P、AC200P、AC200MAX


上からてみると、左側のEB200Pがちょっとだけ大きいのが分かりますね!

左からEB200P、AC200P、AC200MAX


底面は3製品とも同じデザインで、凹凸がしっかりとして汚れにくく、


持ち手も3製品とも同じで、大きく手に馴染む感じ。(手の小さな方は大きく感じるかも)


身長172cmの私が持ってらドデカさがわかると思いますが、EB200Pは重量が「28.1kg」、


AC200Pは「27.5kg」、


AC200MAXは「28.1kg」と3製品すべて、超重量ポータブル電源!!


ただ、ディスプレイは3種類ともスマホ同様、タッチパネルを採用する業界最高のディスプレイの1つ。


「Hz」や「V(ボルト)」、言語なども切り替えれて、外国の方でも使いやすい!


それぞれのサイズやウエイトをまとめました。

スクロールできます
BLUETTI横(cm)縦(cm)高(cm)重量(kg)
EB200P4429.638.728.1
AC200P422838.627.5
AC200MAX422838.628.1
まとめ
  • 3製品とも見た目はほぼ同じ
  • AC200PとAC20MAXはサイズが同じ
  • EB200Pは他に比べてやや大きい
  • 3製品ともタッチディスプレイ採用
YaiYu

3製品とも、大きく重いのが特徴で、これは結構デメリットだったりします。

電池性能

ポータブル電源を選ぶ際にとても大事な要素「電池の性能」。


3製品とも、業界では最高峰(最高かも)の電池の構造になっています!

電池性能
  • 電池素材:リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
  • 充放電サイクル:3500回以上(残存50%)
  • パススルー機能:あり
  • 放電深度:10%と想定
  • 保管温度範囲:0°C ~ 40°C
  • 動作温度範囲:-20°C ~ 40°C
  • 充電温度範囲:0°C ~ 40°C
  • 生産地:中国
パススルーとは?(クリックで開きます)

電力を充電しながら、その電力を消費することができる機能のこと。

とても便利な機能なので、パススルー機能があるポータブル電源を選びましょう!

しかしながら、電池に負担がかかるためできる限りパススルーを使用しないでください。

放電深度とは?(クリックで開きます)

ポータブル電源は、電池の寿命を守るために電力のすべてを使用しない設計になっています。

その電池を保護するために残されている電力は容量の「10%前後」になります。

つまり、ポータブル電源の本当の容量は、公式記載の「×0.9前後」が正しい電池容量となります。

「V」「A」「W」「Ah」「Wh」とは?(クリックで開きます)

長くなってしまいますので、別記事にて詳しく解説しました!



電池容量については、それぞれが電化製品をどれぐらい使用できるのかまとめました。


BLUETTI EB200PとAC200MAXは同じ電池容量:「2,048Wh/409,600mAh/5V


AC200Pの電池容量:「2,000Wh/400,000mAh/5V


そしてなんといっても注目すべきは「動作温度範囲の-20°C ~ 40°C」!

業界では90%以上のポータブル電源は「-10℃」までなので、北国の方は使用不可な場合が多く、これはかなりのメリットになります!

拡張バッテリー

拡張バッテリーとは、ポータブル電源と接続することで容量を増やすことも目的としたバッテリー

BLUETTIは業界で、もっとも性能が良く数多くの拡張バッテリー「Bシリーズ」を販売しています。

Bシリーズ


BLUETTI EB200P、AC200P、AC20MAXは、それぞれ拡張バッテリーとの相性が大きく異なるので、まとめました。

スクロールできます
製品名拡張バッテリーとの相性詳細
BLUETTI EB200P✖️拡張バッテリーと接続は不可
BLUETTI AC200P別途ケーブルを購入することで接続可能
BLUETTI AC200MAX別途購入の必要なく接続可能


BLUETTI EB200Pは拡張バッテリーと接続不可です。AC200Pから見ていきましょう!


AC200PとBシリーズを連結させるためには別途ケーブルやアダプターが必要になってきます。


Bシリーズを1台と連結するためには「P090D-XT90 ケーブル」が、


Bシリーズ2台の場合は、P090D-XT90 ケーブルだけでなく、さらに「D050S DC 充電器」も必要になってきます。


一方、BLUETTI AC200MAXは、Bシリーズを「2個まで」、別途ケーブルの購入などなく接続することが可能。


例えば、BLUETTI B300Sを2個、購入して合体させれば、合計で「8192Wh」という「家庭用蓄電池」レベルのものが安く手に入れることができます。

ポイント

拡張バッテリーをまとめて購入される場合は、BLUETTI AC200MAXの一択です!!

家庭用蓄電池と比較される方が多いですが、家庭用蓄電池を日本の業者に設置してもらうと100万円は超えてくるので比較するとかなり安いのです!


予算の都合はあると思いますが、電池容量の選び方として、

  • 1人で使用する予定:1000Wh以下のポータブル電源
  • 2人で使用する予定:1000~2000Whのポータブル電源
  • 3人以上で使用する予定:2000Wh以上のポータブル電源

と、使用人数で大まかに分けることも、選ぶ方法の1つです。

電池寿命(充放電サイクル)

ポータブル電源でよくみなさん気にされるのが「電池寿命」です。


現在販売されているポータブル電源の「主な電池」は2種類あります。

  • 三元系リチウムイオンバッテリー:800回(残存80%)
  • リン酸鉄リチウムイオン電池:3,500回(残存80%)


これは、それぞれポータブル電源を充電して放電してを800回、3500回繰り返すことで、電池の容量が最大の「80%」まで減少するということです。


そして、現在において「リン酸鉄リチウムイオン電池」を選ぶことをおすすめしています!


なぜリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶべきなのかをまとめました。

まとめ
  • 安全性と安定性が三元系よりも高い
  • 毎日使用しても10年間使えるので防災グッズとして保管しやすい
YaiYu

3製品とも長寿命の電池採用なのは、かなりのメリット!

付属品

BLUETTI EB200P、AC200P、AC200MAXの付属品は「すべて同じ」で「すべて揃っている」ので別途購入の必要がありません。

付属品
  • ACアダプター
  • PVソーラー充電ケーブル
  • カーチャージャケーブル
  • XT90変換アダプター
  • 取扱説明書
  • 保証カード


付属品で気になったのが、見たこともないぐらいデカい「ACアダプター」。


上がAC20MAX、下がEB200PとAC200Pのアダプターなのですが、大きさ重さはほぼ同じ。


近年の最新ポータブル電源は、ACケーブルの採用が普通。


やはり、かなり邪魔になるので、ここのデメリットは大きい。

上:アダプター 下:ケーブル


そして、ポータブル電源の付属品としては、かなり珍しい「XT90変換アダプター」はレビューを通して説明していきます。

出力性能

次は出力性能をレビューしていきます。

出力性能とは、コンセントを差し込んだり、USBを差し込んだりして電力を使用する際に必要なパワーのことです。


電力を出力させるための方法は以下の3つ。

出力方法
  • ACコンセント出力
  • USB出力
  • DC出力
YaiYu

ポータブル電源を選ぶ上で、もっとも大事な要素の一つになります!

ACコンセント出力

AC出力とはポータブル電源に「コンセント」を差し込んだときに電化製品などに流れる電流のことです。


BLUETTI EB200P、AC200P、AC200MAXの共通の項目は以下の通り。

AC出力
  • 電圧:100V
  • 周波数: 50/60Hz 切替可能
  • 波形:完全正弦波

電圧・周波数・波形について不明点があればクリックでご確認ください!

電圧について(クリックで開きます)

日本のコンセントは電圧が100Vです。

最近ではポータブル電源の電圧が「100V」のものは多くなってきましたが、まだまだ110Vや120Vのものも存在します。

110Vのものは、電化製品を故障させることは現状少ないですが、120Vのポータブル電源はやや危険があるので避けるようにしましょう!

周波数について(クリックで開きます)

周波数とは、関東の「50Hz」と関西の「60Hz」があります。

関西で販売されている電化製品を関東で使用した場合、周波数が違うので電化製品が故障してしまう可能性があります。

ただ、現在の電化製品は性能が良く、周波数に左右されないようなっているのが現状です。

しかしながら昭和時代の電化製品などを使用する場合は、気をつけたほうがいいかもしれません。

正弦波について(クリックで開きます)

ポータブル電源から出力される電気は、大きく分けて正弦波と修正弦波の2種類があります。

  • 正弦波:家庭でコンセントを使ったときと同じ電力が流れる電気のこと
  • 修正弦波:家庭用の電気を擬似的に「マネて」つくった電気のこと

正弦波の電力でないと、動かない電化製品が多く存在しますので、ポータブル電源を選ぶ際は、必ず「正弦波」のものを選びましょう

現状、ほとんどのポータブル電源は「正弦波」になるのでご安心ください。



3製品で違いがある項目は「コンセント数」「定格出力」「瞬間出力」です。

スクロールできます
BLUETTI定格出力(W)瞬間出力(W)コンセント数(口)
EB200P2000W40006
AC200P2000W40006
AC200MAX2200W44004+1


定格出力とは、その数値までのパワーが必要な電化製品を使用できる値のことです。


実験としてEB200Pで、出力が1200Wあるケトルとドライヤーを実際に使用していきます。


まずはケトルを使用すると「1203W」で難なく動いていました。


ドライヤーも「1162W」で同じく稼働。


2000Wまでしか使用できないとあるが、2つの電化製品を同時に動かしてみました。

ポイント

BLUETTI EB200Pは「2300W」を超えるパワーを出せることが判明。

しかし、インバーターに負担がかかっているとディスプレイで警告されるので、使用の際には故障の原因にもなるので、お気をつけください。

また他の2つの製品でも全く同じ実験結果となりました!

ただし、AC200MAXのみ2200Wまで使用可能なので性能は上になります。


そしてBLUETTI AC200MAXのみ、ポータブル電源ではかなり珍しい「100V/30A」のプラグが装備されています。


キャンピングカーに乗っている人なら分かると思いますが、キャンピングカーやトレーラーハウスに外部電源を接続することに対応できます。

YaiYu

AC出力では、BLUETTI AC200MAXが、車中泊ユーザー向けなところもあり、一歩リードです!

USB出力

近年、ポータブル電源はスマホやダブレット、ノートPC、ドローンなどに充電することが重要視され、「USB出力性能」はポータブル電源を選ぶ上で、かなり重要になってきました。


BLUETTI EB200P、AC200P、AC200MAXのUSB出力は、3製品とも「もう一歩感」があります。

スクロールできます
BLUETTIUSB-A(15W)USB-A(QC)USB-C(PD60W)USB-C(PD100W)ワイヤレス
EB200P2212
AC200P412
AC200MAX2212
QCとは(クリックで開きます)

「QC」とは「Quick Charge(クイックチャージ)」の略で、米国の「QUALCOMM社」が開発したスマートフォン・タブレットを高速で充電できる規格です。

現在では「Quick Charge 2.0充電規格」と「Quick Charge 3.0充電規格」が主に使われています。

Quick Charge 世代供給電圧供給電流最大出力
 1.05V2A10W
2.05V / 9V / 12V /20V3A、2A、1.67A15W
3.03.6V~20V2.6A、4.6A18W
PDとは(クリックで開きます)

「PD」とは「Power Delievry」の略になります。

「QC」では最大で「18W」までの給電でしたが、PDの企画だと「45W」「60W」さらには「100W」までの受給電が可能となるので、スマホやタブレット、ノートPCのような大きな容量のものでも早く充電することができるようになりました。


3製品を比較するとEB200PとAC200MAXが同じで、AC200Pを性能で上回っています。


玄人目線からすると、ワイヤレスが2口もあるポータブル電源はかなり数が少ないのだけれど、


USB-Cは1口しかないのは、ちょっと時代遅れ。(最近はUSB-Cが主流になりつつある)


とはいえ豊富なACコンセントで、アダプターがあればまったく問題なかったりするのだけれど。

YaiYu

USB性能で選ぶなら、EB200PかAC200MAXがおすすめ!

DC出力

次はDC出力を比較していきます。


DC出力は3製品すべてで共通の性能でした。

    シガーソケット出力
    • シガーソケット(12V/10A):1口
    • DCソケット(12V/10A):2口

最近ではDCケーブルを用いたカメラや電化製品はほとんどなくなりましたのでオマケ装備とお考えください。


とはいえ、シガーソケットにはまだまだ価値があります。

例えばシガーソケットで「ご飯を炊く」ことができる商品があり記事にもしておりますのでご参考ください。


もしUSB-AやUSB-Cのポート数が足りない場合もガジェットを購入することで増やすことが可能です。


Anker 323 Car Charger」は出力があり安価なので、スマホやパソコンの高速充電におすすめ!

Anker
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そして、AC200MAXのみ丸型コネクタ(12V/30A)がプラス装備されています。

こちら、「BLUETTI変換ケーブル 12V」が必要にはなってきますが、キャンピングカーに接続し給電することも可能です。

YaiYu

BLUETTI AC200MAXはキャンピングカーユーザー向けのポータブル電源だとここで確定ですね!

入力性能

次は入力性能をレビューしていきます。

入力性能とは、BLUETTI製品を充電する際に、どれぐらいの時間で充電が完了するのかのことを言います。


電力を充電するための方法は以下の3つ。

入力方法
  • ACコンセント
  • シガーソケット
  • 太陽光パネル

ACコンセント入力

ここでは、家庭のコンセントに差し込んで充電する際に、どれぐらいの時間がかかるかを比較していきます。


入力W数と充電時間は以下の通り。

スクロールできます
BLUETTI入力W数(W)100%までの充電時間(時間)
EB200P約450~5005
AC200P約450~5005
AC200MAX約450~5005


充電速度に関しては、3製品とも「準最速」の性能。

2000Whクラスでも、100分〜120分ぐらいでフル充電できるものもあるので、充電速度を重視する方は注意が必要になってきます!


また3製品とも追加でACアダプターを購入すれば、デュアル充電が可能になり、5時間の充電時間が半分の「2.5時間」でフル充電可能になります。

YaiYu

現状、わざわざもう一つ大きなACアダプターを購入して充電時間を早くするメリットは、あまりないと思います!

シガーソケット入力

車中泊や災害時でも充電できる「シガーソケット」は、3製品すべてで実装しています。

シガーソケット入力
  • 12V/24V車 両方対応


接続は付属のカーチャージャーケーブルとXT90変換アダプターを準備し、


この二つを黄色の部分で合体させていきます。


あとは側面の青色の差し込み口に差し込んでいきます。


非走行時のハイエースで充電したところ、3製品全てで「約100W」で入力されたので、3製品とも「約21時間」でフル充電されます。

YaiYu

キャンプや車中泊の移動のタイミングや、災害時などに便利な充電方法です。

太陽光パネル入力

ソーラー発電は、どこでも充電できることやエコの観点や、電気代も削減できるためお財布にやさしい発電方法です。


太陽光で充電する際は、3製品で最大の入力W数があり、違いもあるのでご注意を。

太陽光の入力性能
  • BLUETTI EB200P:900Wまで
  • BLUETTI AC200P:700Wまで
  • BLUETTI AC200MAX:900Wまで


入力の最大値が700Wや900Wと割とすごいので、BLUETTIの

  • PV200
  • PV350S

などの大きなソーラーパネルで充電するのがおすすめ!


BLUETTIのソーラーパネルは、発電効率が高く、青いカラーのデザインが私は好きです。


接続するには、先ほどカーチャージャーケーブルをMC4ケーブルに切り替えて同じ場所に差し込むだけ。


BLUETTI PV200のソーラーパネルをレビューしている記事もあるので併せてご覧くださいま

アプリ

BLUETTI AC200MAXのみ、BLUETTIの公式アプリでスマホと連携することが可能。


遠隔操作だけでなく、拡張バッテリーの情報などもアプリで見れるので、オフグリッドのように電気の自給自足をスマホで確認できるのはかなりいい感じ。

YaiYu

スマホ連携するならAC20MAX一択です!!

安全性

安全認証マーク

ポータブル電源を選ぶ際には、安全認証マークを取得しているかチェックしてから購入しましょう!

BLUETTIのポータブル電源は世界中の国々で販売されているので、世界各国の安全認証をクリアしております。

十分に安全基準を突破しているので安心してご購入ください!

各国の安全認証マーク(クリックで開きます)

ポータブル電源は、世界各国にそれぞれの安全基準が設けられており条件を満たすことで取得できます。

  • PESマーク:日本の法律での安全認証。ただしACアダプターがないタイプのポータブル電源については取得する必要は必ずしもない
  • ULマーク:アメリカの基準での安全認証
  • CEマーク:EUの法律での安全認証
  • FCC:アメリカの電波通信安全基準
  • RoHS:EUの安全保証
  • TELEC:無線設備の安全基準

BMS(バッテリーマネージメントシステム)

ポータブル電源には、「バッテリー管理システム(BMS)」という安全装置が備わっています。


BLUETTIの製品は過充電や過放電保護、温度管理等、内部バッテリーが安全に動作するよう監視及び管理をしっかり行なっている電源なのでご安心ください。

BMS一覧(クリックで開きます)
  • 過電圧保護:過剰な電圧がかかると自動でシャットダウンする
  • 過電流保護:過剰な電流が流れると自動でシャットダウンする
  • 過充電保護:充電がフルになると自動でシャットダウンする
  • 過放電保護:電圧が一定基準より下がると放電を防ぎます
  • 低電圧保護:電圧が一定基準より下がると機能を自動で停止
  • 短絡保護:許容電流以上流れた場合シャットダウンします
  • 温度保護:システムが高温になると動作停止し温度が下がるのを待ちます
ポイント

BLUETTI製品は安全性が高いことで有名ですので、安心してお使いいただくことが可能です。

最近では、災害時のためにポータブル電源を常備しておく方が増えてきました。
長期保管する場合は、安全の観点から「6ヶ月に1回の点検」「80%程度まで充電」を推奨します。

ファンの音の大きさ

ポータブル電源を選ぶ際、使用時の「ファンの音の大きさ」はとても大事な要素なので検証。


3製品すべてで実験したのでまとめてみました。

スクロールできます
BLUETTI出力時の音(db)AC充電時の音(db)
EB200P6364
AC200P6364
AC200MAX5459


3製品とも、出力時はファンは回るものの、電化製品の使用を終えた瞬間にファンが止まる業界トップレベルの排熱構造


充電時のファンは、3製品とも電源そのものはほとんどファンは回らず、ACアダプターのファンが回ったので、そちらの音をデータとしました。

騒音値の基準と目安表(クリックで開きます)
スクロールできます
目安①(うるささ)目安②(身体/生活への影響)騒音値(db)騒音発生源と距離(大きさの目安)
きわめてうるさい聴覚機能に異常をきたす120db・ジェット(飛行機)エンジンの近く
110db・自動車のクラクション(2m)
100db・電車が通るときのガード下
・液圧プレス(1m)
うるさくて我慢できない90db・犬の鳴き声(5m)
・騒々しい工場の中
・カラオケ(店内中央)
・ブルドーザー(5m)
80db・地下鉄の車内
・電車の車内・ピアノ(1m)
・布団たたき(1.5m)
・麻雀牌をかき混ぜる音(1m)
うるさいかなりうるさい
かなり大きな声を出さないと会話不可
70db・騒々しい事務所の中
・騒々しい街頭・セミの鳴き声(2m)
・やかんの沸騰音(1m)
非常に大きく聞こえうるさい
声を大きくすれば会話ができる
60db・静かな乗用車
・普通の会話  ・洗濯機(1m)
・掃除機(1m) ・テレビ(1m)
・トイレ(洗浄音) ・アイドリング(2m)
普通大きく聞こえる
通常の会話は可能
50db・静かな事務所
・家庭用クーラー(室外機)
・換気扇(1m)
聞こえる会話には支障なし40db・市内の深夜
・図書館
・静かな住宅地の昼
静か非常に小さく聞こえる30db・郊外の深夜
・ささやき声
ほとんど聞こえない20db・ささやき
・木の葉のふれあう音
YaiYu

今までたくさんのポータブル電源を触ってきましたが、こんなにファンがすぐ止まるのは初めてで、率直にすごいと思いました!

保証期間

BLUETTI製品は、販売されているほとんどが「24ヶ月保証」です。


BLUETTI EB200Pのみ、標準の24ヶ月保証

保証期間
  • 公式HP:24ヶ月
  • amazon:24ヶ月
  • 楽天:24ヶ月
  • yahooショッピング:24ヶ月
  • 家電量販店:量販店による


そしてAC200PとAC200MAXは、BLUETTI公式HPで購入すると、さらに24ヶ月保証期間が増えてきます

保証期間
  • 公式HP:48ヶ月
  • amazon:24ヶ月
  • 楽天:24ヶ月
  • yahooショッピング:24ヶ月
  • 家電量販店:量販店による
YaiYu

ここでEB200Pは購入の選択肢から外れる人は多そうだ。

価格

BLUETTIのポータブル電源は安心、安全なのは分かったと思いますが、やはり「価格」は大事な要素です。


それぞれをまとめてみました。

スクロールできます
BLUETTI価格(¥)価格/W(¥/W)
EB200P249,980122
AC200P219,800109.9
AC200MAX239,800117


まずここで、保証や1Whの価格の比較から、EB200Pは購入の選択肢から外れたと言えるでしょう!


そしてAC200PとAC200MAXですが、1Whの価格が「100円を下回る」と性能次第なところがありますが、激安なので購入のタイミングの1つになります。

つまり

  • AC200P:税込200,000円を下回った場合は買い
  • AC200MAX:税込2004,800円を下回った場合は買い

となります。

YaiYu

セール時には、16万円を切るタイミングもあり、やばいぐらいの購入のタイミングです!!

比較レビューまとめ

最後に上記の内容を踏まえ、BLUETTI EB200P、AC200P、AC200MAXが、どんな方におすすめなのか忖度なしで解説していきます。

BLUETTI EB200Pはどんな方におすすめなのか?

評価
Better
1
2
3
4
5
Good
ポイント
  • 3製品を比べた場合は購入の選択肢として入らない
  • 今後、廃盤になる可能性大なのでありえない価格でセールをしている
YaiYu

予算に限度がある方は、マジで安くなっているので選択肢としてかなりあり!

BLUETTI AC200Pはどんな方におすすめなのか?

評価
Better
1
2
3
4
5
Good
ポイント
  • 3製品を比べた場合は購入の選択肢として入らない
  • ありえない価格でセールをしている場合がある
YaiYu

18万円を下回っていたら、やばいぐらいの狙い目ですね!

BLUETTI AC200MAXはどんな方におすすめなのか?

評価
Better
1
2
3
4
5
Good
ポイント
  • 特殊なAC出力でキャンピングカーに給電可能
  • 特殊なDC出力でキャンピングカーに給電可能
  • 電池の容量を拡張可能
  • スマホアプリと連携可能
YaiYu

3製品でもっとも性能が高く拡張性が高いので、性能で選ぶならAC200MAXで決まりです!


BLUETTIの「EBシリーズ」の小型バッテリーを比較している記事もありますので、合わせてご覧くださいませ!

ポータブル電源大手ブランドと電池容量別の一覧

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この記事を書いた人

2019年から1年間バンライフをした実践者。
その体験をもとに車中泊のノウハウやDIY、ポータブル電源やソーラーパネルをレビューしています。
今後はセミオフグリッドな生活を実現するため現在、奮闘中。

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