Jackery SolarSaga 「80」「100」「200」徹底比較レビュー!容量・サイズ・口コミ・レビュー・使い方すべて解説(キャンプ・車中泊・防災・節約・オフグリッド)

オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYuヤイユウ@yusukeyaida)です。

近年、地球温暖化の影響での自然災害や地震による停電・・・

そんな中「キャンプ」や「車中泊」だけでなく「防災」「節電」の用途として注目されているのが「ソーラーパネル」。

この記事では、ポータブル電源市場の最大手「Jackeryジャクリ」のソーラーパネル「Jackery Solarasagaシリーズ」の徹底比較レビューになります。


3製品あり、それぞれに尖った性能があるので、あなたにとってどれがおすすめなのか解説していきます。

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目次

Jackery SolarSaga 「80」「100」「200」とは?

Jackeryとは?

Jackery」とは、2012年米国シリコンバレーで誕生したポータブル電源の最先端ブランドです。


Jackeryの語源は「Jacket」と「Battery」を組み合わせたもので、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来となっています。


読み方は「ジャクリ」になります。

YaiYu

ジャックリーやジャッカリーと読んでしまいそうなのでご注意を。


環境保全を通して社会貢献を行う基本理念のもと、「冒険に、限りないパワーを」をスローガンに掲げ「いつでも、どこでも、誰とでも」自由に安心な充電できる製品を生み出しているそんなJackery。


現在は、定番の「Jackeryシリーズ」が5製品。


性能が大幅に進化した「Jackery Proシリーズ」が4製品。


そして最新シリーズの容量を拡張できる「Jackery Plusシリーズ」。


ソーラーパネル「Jackery SolarSagaシリーズ」が5製品。


さらに、最近はポータブル電源とソーラーパネルがセットになった「Solar Generatorシリーズ」に力を入れています。

Jackery Solar Generatorシリーズ

Solar Generatorシリーズは、かなりのラインナップがありますので、専用ページにてご確認ください。(リンクはこちら


業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇り、日本に法人を構えサポート体制も充実しているので、安心して購入することができるブランド。


またシリーズで統一された「オレンジ」と「ブラック」のデザインが、アウトドア先でも目立つので、「あっ、あの人もJackery!」と見つけると嬉しくなります。


そしてかなり素晴らしいのが、業界で初めて「使い終わったポータブル電源のリサイクルサービス」を開始。

YaiYu

Jackeryが選ばれるのは、やはり理由があるんです!

なぜJackery SolarSaga 「80」「100」「200」を比較するのか?

Jackeryは現在、Jackery SolarSaga 80、100、200の3種類のソーラーパネルを販売しています。


3種類って、大きさが違うだけで、どれも同じような性能じゃないの?と思いますよね。


それが実は3製品とも明確な特徴があって、その特徴を理解していないで購入すると、後でこの機能が欲しかったのに!と思っても手遅れです。

だからこそ、この3種類を忖度なしで、どう選べばいいのか?どれを購入すればいいのか?をレビューを通してお伝えしていきます

Jackery SolarSaga 「80」「100」「200」のメリット・デメリット

Jackery SolarSaga 80、100、200を比較レビューする前に、簡単な商品の説明と、それぞれの「メリット」「デメリット」について解説します。

Jackery SolarSaga 80のメリット・デメリット

Jackery SolarSaga 80はProシリーズでもっともコンパクトで、持ち運びに便利なポータブル電源。

メリット
デメリット
  • 変換効率が業界最高峰
  • 両面発電
  • 見た目が美しい
  • 保証期間60ヶ月の長期保証
  • IP68
  • 若干、重い
  • 設置が面倒

Jackery SolarSaga 100のメリット・デメリット

Jackery SolarSaga 100は2023年の半ばに販売されたばかりのProシリーズ最新作。

メリット
デメリット
  • 変換効率が業界最高峰
  • USB出力搭載
  • 見た目が美しい
  • 保証期間36ヶ月
  • 防水性能が低い

Jackery SolarSaga 200のメリット・デメリット

Jackery SolarSaga 200は、Proシリーズ最大で、パワーがもっとも強いポータブル電源。

メリット
デメリット
  • 業界最大手Jackery
  • すべてにおいて高性能
  • シリーズ統一デザイン
  • コンパクトで軽量
  • LEDライト付き
  • 保証が5年
  • リサイクルできる
  • 長寿命電池ではない
YaiYu

メリット・デメリットを踏まえて詳しくレビューしていきます!!

Jackery SolarSaga 「80」「100」「200」比較レビュー

ここからJackery SolarSaga 80、100、200を初心者の方でもわかりやすく下記の順番で比較解説。

レビューの流れ
  1. ビジュアル
  2. 付属品
  3. スペック
  4. 出力性能
  5. 入力性能
  6. 安全性
  7. 保証期間
  8. 価格

ビジュアル

デフォルトでカバーの中に入っているのがJackery SolarSaga 80と200。

Jackery SolarSaga 80
Jackery SolarSaga 200


カバーなしで剥き出しの状態なのがJackery SolarSaga 100になります。


折り畳みを開いて設置するのはJackery SolarSaga 100と200。

Jackery SolarSaga 100
Jackery SolarSaga 200


Jackery SolarSaga 80は3製品の中で唯一折り畳み式ではないタイプになります。


ここで折り畳み時のサイズとウエイトを表でまとめます。

スクロールできます
Jackery SolarSaga横(cm)縦(cm)厚(cm)重量(kg)
Jackery SolarSaga 8090.652.82.75.1
Jackery SolarSaga 10053.5613.54
Jackery SolarSaga 20061.55448
折り畳み時


展開時もまとめました。

スクロールできます
Jackery SolarSaga横(cm)縦(cm)厚(cm)重量(kg)
Jackery SolarSaga 8090.652.82.75.1
Jackery SolarSaga 10012253.524
Jackery SolarSaga 200232542.58
折り畳み時


サイズ感で比較していくとJackery SolarSaga 100が一番、持ちやすく、


Jackery SolarSaga 80は実は200よりも大きいので注意が必要です。


持ち手も違いがあり、Jackery SolarSaga 100と200は丸みがあって持ちやすいのですが、


Jackery SolarSaga 80のみ、角ばっていて比べると持ちにくい印象でした。

まとめ
  • 3製品ともサイズ感はバラバラ
  • 意外だがJackery SolarSaga 100、200、80の順に大きくなる
  • アウトドアなどで持ち運ぶ際はJackery SolarSaga 80はやや不向き

付属品

Jackery SolarSagaシリーズの付属品は「すべて揃っている」ので別途購入の必要がありません。

共通付属品
  • 取扱説明書
  • 保証書


Jackery SolarSaga 80と200だけ、「接続ケーブル&トランスジャック」が付属しています。

設置方法は後で、簡単に解説します。

スペック

実際に太陽光でJackery SolarSagaを使って充電する前に、パネルのスペックをお伝えします。

Jackery SolarSaga 80のスペック
  • 定格出力:80W
  • 開回路電圧:22V
  • 単路電流:3.7A
  • 変換効率:状態による
  • セルタイプ:単結晶シリコン
  • 防水防塵規格:IP68
  • 作動温度範囲:-10~65℃
  • 製造国:中国
Jackery SolarSaga 100のスペック
  • 定格出力:100W
  • 開回路電圧:24.8V
  • 短絡電流:5.6A
  • 変換効率:23~24%
  • セルタイプ:単結晶シリコン
  • 防水防塵規格:IP65
  • 作動温度範囲:-10~65℃
  • 製造国:中国
Jackery SolarSaga 200のスペック
  • 定格出力:200W
  • 開回路電圧:23V
  • 単路電流:11A
  • 変換効率:22.5~24.2%
  • セルタイプ:単結晶シリコン
  • 防水防塵規格:IP67
  • 作動温度範囲:-10~65℃
  • 製造国:中国
YaiYu

数値に関して、実際にレビューを通して解説していきます。

出力性能

出力性能とは、ソーラーパネルの中には、USBポートなどが装備されており、太陽光で得た電力を直接USBから充電できるものがあります。


実はここが3製品の大きな「性能差」となってくるので、詳しく解説していきます。


まず、出力機能が備わっているのはJackery SolarSaga 100のみになります。

Jackery solarsaga 100のUSB出力
  • USB-A(5V/2.4A):1口
  • USB-C(5V/3A):1口


USB出力内蔵だと、晴れている場合はソーラーパネルから直接充電でき、


曇ったらポータブル電源からと、ずっとゲームや仕事が外でも可能になります。


とはいえ、USB出力を実装するのは下記の理由からいいことばかりではなく、Jackery SolarSaga 80、200には備わっていません。

理由
  • デザイン性が悪くなる
  • USBがあると、防水規格が大幅に下がる


詳しくみていくとJackery SolarSaga 100の防水規格は「IP65」です。


これは防塵では最高性能ですが、防水では「あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない」という中堅ランク。

YaiYu

実はこれは雨が降ってくるとJackery SolarSaga 100は使用不可なレベルです。


一方、Jackery SolarSaga 200の防水規格は「IP67」。


これは防塵では最高レベル、防水でも上から2番目で「規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない」というソーラーパネルでは最高レベルの防水性能になります。


つまり、アウトドアなどで雨が降っても外にそのまま置いて置けるのはJackery SolarSaga 200


そしてJackery SolarSaga 80の防水規格は「IP68」。


これは防塵・防水ともに最高ランク

防水に関しては「継続的に水中に沈めた場合でも機器が影響を受けない」という恐ろしい性能です。

1年365日、ずっとベランダで発電するため設置したいという方はJackery SolarSaga 80一択になります。

YaiYu

よく分からず購入し、雨の日に外に置いていたら壊れた、なんて話はよくあるのでご注意ください。

入力性能

ここからはJackery SolarSagaシリーズを使って実際に太陽光で充電するレビューをお届けしていきます。


ただ、詳細な設置方法というよりは3製品の設置の違いなどを比較して紹介していきます。

Jackery SolarSaga 80

Jackery SolarSaga 80は3製品中、全く違うスタンドで設置します。


最大の特徴が、カバーを使うことで「両面で発電可能」なところ。

ポイント

裏面も使用し充電した場合、25%ほど発電量は向上します。

つまり、80Wのパネルでありながら100Wのソーラーパネルと同様かそれ以上の発電をするということがわかっています。


Jackeryのポータブル電源と接続する方法は、付属のケーブルを差し込むだけ。(Jackery 1000 Pro、1500、1500 Proも同様)


ただ、ポータブル電源によってはトランスジャックを使用し接続する必要があるのでご注意を。

ポイント

Jackery 240、400、708、1000:トランスジャック必要

Jackery 1000 Pro、1500、1500 Pro、2000 Pro:トランスジャック不必要

Jackery SolarSaga 100

Jackery SolarSaga 100の設置方法は、裏側の立脚スタンドを使います。


Jackeryのポータブル電源と設置する際に、付属のケーブルをそのまま差し込めるモノもあるのですが、


そのまま差し込めないポータブル電源の場合は、必ずポータブル電源側の付属品に画像のような「トランスジャック」が付属しています

ポイント

Jackeryの素晴らしいところが、Jackeryのどのポータブル電源と、どのソーラーパネルを接続したとしても、別途付属品を購入することなく接続可能なところ。

そのためにポータブル電源側に付属品が付属しているのでご安心ください。

Jackery SolarSaga 200

Jackery SolarSaga 200は、マジックテープを剥がして「自立スタンド」の3本、立てていきます。


幅が2m以上あるので、少し大変です。


Jackery SolarSaga 200もJackery SolarSaga 80と同様にトランスジャックを用いてポータブル電源に接続するのですが、


Jackery SolarSaga 80とは、トランスジャックを使用するポータブル電源が「必要」「不必要」が真逆なのでご注意ください。

ポイント

Jackery 240、400、708、1000:トランスジャック不必要

Jackery 1000 Pro、1500、1500 Pro、2000 Pro:トランスジャック必要


実際に発電したところ、Jackery SolarSaga 200 > 80(両面) > 100の順番の発電量となりました。

YaiYu

80(両面) > 100になるので購入の際には考慮ください!

安全性

ソーラーパネルを選ぶ際には、安全認証マークを取得しているかチェックしてから購入しましょう!

Jackeryのポータブル電源は世界中の国々で販売されているので、世界各国の安全認証をクリアしております。

3製品とも十分に安全基準を突破しているので安心してご購入ください!

各国の安全認証マーク(クリックで開きます)

ポータブル電源は、世界各国にそれぞれの安全基準が設けられており条件を満たすことで取得できます。

  • PESマーク:日本の法律での安全認証。ただしACアダプターがないタイプのポータブル電源については取得する必要は必ずしもない
  • ULマーク:アメリカの基準での安全認証
  • CEマーク:EUの法律での安全認証
  • FCC:アメリカの電波通信安全基準
  • RoHS:EUの安全保証
  • TELEC:無線設備の安全基準

保証期間

Jackery製品は、販売されているほとんどが「36ヶ月保証」です。


保証期間はJackery SolarSaga 100のみ違いがありますのでご注意ください!

Jackery SolarSaga 100の保証期間
  • 公式HP:36ヶ月
  • amazon:24ヶ月
  • 楽天:24ヶ月
  • yahooショッピング:24ヶ月
  • 家電量販店:量販店による
Jackery SolarSaga 80、200の保証期間
  • 公式HP:36ヶ月+24ヶ月
  • amazon:36ヶ月
  • 楽天:36ヶ月
  • yahooショッピング:36ヶ月
  • 家電量販店:量販店による
YaiYu

Jackery公式HPで購入することで保証期間が増えるので公式からの購入をおすすめします!

価格

Jackeryのポータブル電源は安心、安全なのは分かったと思いますが、やはり「価格」は大事な要素です。


それぞれをまとめてみました。

Jackery SolarSaga価格(¥)
Jackery SolarSaga 8029,800
Jackery SolarSaga 10034,800
Jackery SolarSaga 20086,600


個人的な意見ですが3製品とも「コスパは最高クラス」と考えています。

しかしながら、選ぶのが難しい!!

  • USB出力性能を選ぶのか?
  • 防水性能で選ぶのか?
  • 発電量で選ぶのか?

などなど。

比較レビューまとめ

最後に上記の内容を踏まえ、Jackery SolarSaga 80、100、200が、どんな方におすすめなのか解説していきます。

また各製品のそれぞれのレビュー記事もありますので、購入検討の際には併せてご覧ください。

Jackery SolarSaga 80はどんな方におすすめなのか?

評価
Better
1
2
3
4
5
Good
ポイント
  • 折りたためない分、大きいのでアウトドアには不向き
  • IP68の防水最高性能なので365日、外に放置できる
  • ベランダなどでの節電目的の充電に最も適している
YaiYu

アウトドア用よりは、節電やオフグリッド生活用に適しています!

Jackery SolarSaga 100はどんな方におすすめなのか?

評価
Better
1
2
3
4
5
Good
ポイント
  • USB性能があるので、PCだけでワーケーション可能
  • コンパクトなのでやはりキャンプに適している
  • 防水機能に優れていないのでご注意を
YaiYu

やはりアウトドア用が最適でしょう!雨が降ってもコンパクトなのですぐに収納可能です!

Jackery SolarSaga 200はどんな方におすすめなのか?

評価
Better
1
2
3
4
5
Good
ポイント
  • 200W充電はやはりすごく発電する
  • 防水性能にも優れているのでアウトドアとわずベランダ設置も十分可能
  • とはいえ、365日ずっと外に出しておくのも少し怖い
YaiYu

やはりアウトドア用に適しています。発電量が多い分、限られた電力で過ごす車中泊には最高です!

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ポータブル電源大手ブランドと電池容量別の一覧

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この記事を書いた人

2019年から1年間バンライフをした実践者。
その体験をもとに車中泊のノウハウやDIY、ポータブル電源やソーラーパネルをレビューしています。
今後はセミオフグリッドな生活を実現するため現在、奮闘中。

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