バンライフ実践者が語る「エコノミークラス症候群」の予防法と対策法(オフグリッド生活のすすめ)

バンライフを自作ハイエースで1年間、実践したYaiYuヤイユウ@yusukeyaida)です。

近年、若者を中心に急増している車で移動しながら旅するように暮らすライフスタイル「バンライフ」。

また、「オフグリッド生活」に近く、移動できる観点から「災害に強い」生活としても注目されています。


そして私は、2019年から2020年にかけて「完全バンライフ」、つまり家を引き払って車に移住した実践者であります。


本記事では、バンライフ実践者が語るエコノミークラス症候群の予防法と対策法を解説していきます!


バンライフがどんなものか知りたいという方は、どこよりも詳しくバンライフのことが書かれた記事をあわせてご覧ください。

目次

エコノミークラス症候群とは?

エコノミークラス症候群、この言葉を聞いて、飛行機の狭い座席での長時間の移動を思い浮かべる方も多いかもしれません。


しかし、この症候群は、車中泊ユーザーやバンライフのように「長距離運転をしたときにも発症」する可能性があるのです。

バンライファーにとって、このエコノミークラス症候群は無視できない問題、だからこそ具体的にエコノミークラス症候群の正体、原因、症状について詳しく解説していきます!

エコノミークラス症候群の正体

エコノミークラス症候群、正式には「深部静脈血栓塞栓症(DVT)」と呼ばれます。

長時間同じ姿勢でいることによって血流が悪くなり、血液が凝固してしまうことから起こり、最悪の場合、脚の静脈に血栓ができ、肺動脈を詰まらせることもあります。

バンライフの仕事とも言える「長時間の運転」や「車中泊」は日常的な活動のため、エコノミークラス症候群のリスクは常に身近に存在しているのです。

では、エコノミークラス症候群がどのようにして発生するのか、その原因について詳しく探っていきましょう。

エコノミークラス症候群の原因

エコノミークラス症候群の原因は主に下記の2つに分けられ、

  1. 血液の停滞
  2. 凝固能の亢進(コウシン)

これらの原因が組み合わさることで、血栓が形成されるリスクが高まります。

血液の停滞

長時間同じ姿勢でいると、特に下半身の血液の流れが悪くなります。

バンライフの運転中や車中泊時に、足を動かさずに長時間座っていると、血液が下半身で停滞し、この停滞した血液が固まりやすくなるため、血栓が形成されるリスクが高まるのです。

凝固能亢進

凝固能亢進は、血液が通常よりも固まりやすくなる状態を指します。

これは、遺伝的な要因や、脱水、高血圧、喫煙などの生活習慣が影響することがあり、特にバンライフでは、運転中のストレスや不規則な食生活が、血液の凝固能を亢進させる要因となることがあるのです。

YaiYu

食事が不規則になりがちなので、バンライフしているときは食事時間、風呂の時間、就寝時間をしっかりと決めて行動していました。

エコノミークラス症候群の症状

エコノミークラス症候群の症状は、初期段階から重篤なケースまで異なり、早期に察知し、適切な対処をするためにも、これらの症状を理解することが重要です。

初期症状

エコノミークラス症候群の初期症状は、しばしば見逃されることがあり、特にバンライフでは、長時間の運転や車中泊による疲れと混同されることがあるため、注意が必要です。


初期症状には以下があり、

  • 足の腫れや張り
  • 軽い痛みやしびれ
  • 肌の赤みや温かさ

これらの症状が現れた場合、速やかに対処することが重要です。

重篤なケース

エコノミークラス症候群が進行すると、以下のような重篤な症状が現れることがあります。

  • 強い痛みや腫れの増加
  • 呼吸困難
  • 胸の痛み
  • 意識の混濁


これらの重篤な症状が現れた場合、直ちに医療機関への受診が必要です。

エコノミークラス症候群の対策と治療

エコノミークラス症候群の予防と対策は、バンライフを楽しむ私たちにとって非常に重要です。


この症候群は、早期に対策を取ることで予防が可能であり、万が一発症した場合でも適切な治療によって回復が期待できます。

しかし、バンライフの自由な生活スタイルと長時間の運転が、この症候群のリスクを高めることがあるため、日常的な対策が求められます。

以下では、エコノミークラス症候群の具体的な対策と治療法について詳しく解説していきます。

エコノミークラス症候群の対策

エコノミークラス症候群の予防は、バンライフを安全に楽しむために欠かせない要素です。以下の対策を日常的に取り入れることで、この症候群のリスクを大幅に減らすことができます。

休憩する

長時間の運転や車中泊は、血液の停滞を引き起こす可能性があります。


定期的に休憩を取り、軽いストレッチや歩行をすることで、血液の流れを促進し、血栓のリスクを減らすことができます。

私の場合、できる限り色々な「道の駅」を探索したかったので、能動的に休憩が取れていたと思っています。

YaiYu

私の道の駅を巡るように、「休憩のマイルール」を決めておくことが大事でしょう!

水分補給をする

脱水は血液が固まりやすくなる要因の一つです。

特にバンライフでは、渋滞時の身動きの取れなささや、車内の乾燥が脱水を招きやすいため、定期的な水分補給が必要。

水やノンカフェインの飲み物を常備し、こまめに摂取することが大事になってきます。

YaiYu

名古屋あたりでいつも大渋滞に巻き込まれていたときは辛かった・・・

禁煙

喫煙は血液の凝固能を亢進させる要因の一つです。


バンライフはけっこう体力勝負なところもあるので、喫煙や飲酒がダメというわけではないのですが、旅を楽しむため、仕事を全力で行うためにも、健康管理には十分に気を付ける必要があると考えます。

YaiYu

車内で筋トレもおすすめ!

エコノミークラス症候群の治療法

エコノミークラス症候群がもし発症した場合は「投薬治療」が始まります。

主に抗凝固薬が使用され、血液の凝固を抑制し、既存の血栓を解消する助けとなります。

バンライフの実践者として、旅先での健康管理がけっこう難しく、歯医者一つとってもなかなか通うことが難しかったり、移動することで治療の継続が難しかったりと経験しました。

YaiYu

エコノミークラス症候群が発症した場合はぶっちゃけバンライフを一旦停止した方が良いでしょう!

まとめ

この記事では、エコノミークラス症候群の正体、原因、症状、対策、治療法について詳しく解説しました。


バンライフの実践者である私にとって、健康を守りながら楽しむために、以下の点に注意することが重要です。

  • 長時間の運転や車中泊によるリスクの認識
  • 定期的な休憩と水分補給
  • 健康的な生活習慣の維持(飲酒、喫煙はほどほどに)
  • 早期の症状察知と適切な治療


エコノミークラス症候群は、適切な対策と意識によって予防なので、バンライフをより安全に、より楽しく送るために、この記事で学んだ知識を日々の生活に取り入れましょう。


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この記事を書いた人

2019年から1年間バンライフをした実践者。
その体験をもとに車中泊のノウハウやDIY、ポータブル電源やソーラーパネルをレビューしています。
今後はセミオフグリッドな生活を実現するため現在、奮闘中。

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