オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYu(@yusukeyaida)です。
最近では1000〜2000Whの超大容量のポータブル電源がたくさん販売されています。
ただ、たくさんありすぎて
- どう違うのか?
- どれがおすすめなのか?
- どれが自分に合っているのか
が、わからない方も多いのではないでしょうか。
正直、ポータブル電源は初心者の方だと選ぶのは難しい上に、安いものを買って失敗するケースが多くあります。
私はポータブル電源の実機レビューを50台以上行い、大手ポータブル電源ブランドの元アンバサダーでもあります。
この記事では、その経験と知識をフルに活かして、2024年版の「容量1000〜2000Wh」のポータブル電源ランキングをお届けしていきます。
1000~2000Whのポータブル電源の選び方
世の中には、多種多様なポータブル電源が多く販売されています。
中でも、容量が1000〜2000Whの大容量ポータブル電源は実用性が高く、
- アウトドア用に高出力なパワーで快適に
- 防災グッズとしてワンランク上の電源で安心を
と、より「快適」や「安心」を求めるかたに人気で、業界ではかなり多くの機種が揃っています。
だからこそ、ランキングを発表する前に、上記のような方でも「失敗しない選び方」を簡単に解説していきます。
大手ブランドから選ぶ
ポータブル電源にも車だと「TOYOTA」や「HONDA」のように、大手ブランドが存在しています。
その大手ブランドが下記の3ブランド。
この3ブランドのポータブル電源を購入すれば失敗しないと断言でき、その理由もしっかりと解説していきます。
Jackery(ジャクリ)
「Jackery」とは、2012年米国シリコンバレーで誕生したポータブル電源の最先端ブランドです。
Jackeryの語源は「Jacket」と「Battery」を組み合わせたもので、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来となっています。
読み方は「ジャクリ」になります。
ジャックリーやジャッカリーと読んでしまいそうなのでご注意を。
環境保全を通して社会貢献を行う基本理念のもと、「冒険に、限りないパワーを」をスローガンに掲げ「いつでも、どこでも、誰とでも」自由に安心な充電できる製品を生み出している。
業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇り、日本に法人を構えサポート体制も充実しているので、安心して購入することができるブランド。
EcoFlow(エコフロー)
「EcoFlow」は、2017年に設立された高性能なポータブル電源を製造、開発、販売している企業です。
スローガンが「そのパワーが、新しい世界へ」というように、これまで高性能なポータブル電源の先駆けブランドとして急成長してきました。
Jackeryと同じく、業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇り、日本に法人を構え、サポート体制も充実しているので、安心して購入することができるブランド。
BLUETTI(ブルーティ)
「BLUETTI」は2009年に中国の深圳でスタートしたポータブル電源の最先端ブランド。
なんて読むの?
と誰もが思う中、私は初めは間違って「ブルエッティ」とか言ってたのですが、正解は「ブルーティ」もしくは「ブルーティー」と読みます。(ブランド確認済み)
日本では神奈川県に「BLUETTI JAPAN株式会社」、東京都にも「株式会社ブルーティパワー」に法人を置き、サポート体制を充実させています。
上記2ブランドと同じく、業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇り、2023年には防水ポータブル電源の販売など今、乗りに乗っているブランド。
なぜ大手ブランドから選ぶのか?
ポータブル電源は、大手3ブランド以外にもたくさん販売されています。
ではなぜ大手ブランドで選ぶと良いのか、3つの項目を順に解説していきます。
- ポータブル電源が主力商品
- 安心・安全・安定
- ラインナップが豊富
ポータブル電源が主力商品
この3つのブランドを選んだ理由の一つとして、ポータブル電源を主力商品として販売していることです。
主力商品なので、
- 開発に力を入れている
- 性能が素晴らしいにも関わらず他社よりも安価
- 安心と安全と安定に力を入れている
いろいろな商品を開発すればするほど、1つ1つが中途半端な性能になります。
この3ブランドは、ポータブル電源の他に製品をほとんど販売せず力を入れているので、性能が良いだけでなく、安く購入できるのです。
大手だから安全
ポータブル電源は時には命を守る精密機械なので「安全・安心・安定なのか?」「購入後のサポートは充実しているのか?」がとても大事になってきます。
正直、amazonや楽天、yahooなどのECで販売しているポータブル電源は、日本の法人もなくサポートも充実していないところがほとんど。
いざサポートして欲しいときに、もう倒産&閉業してなくなっているということが多々あります。
実際に私が過去に持っていたポータブル電源の企業は、もうほぼ存在しません。
この3つのブランドは、日本法人をしっかり構えた信頼できるブランドです。
電源の安全性を大事にし、日本語での電話やメール対応が可能になっているので購入後も安心できるのです。
自社開発の安心
皆さんはamazonでポータブル電源を探していると、見た目がよく似たポータブル電源を見かけることはないでしょうか?
これはOEM商品と言って、ポータブル電源を型にはめて大量に生産し、様々なブランドで横展開することで安く売っているポータブル電源になります。
OEM製品が「悪」というわけではなく、そこに「安全・安定・安心」があるかどうか、また「長期保証が本当に可能なのか」は、十分に注意する必要があります。
大手ブランドであればあるほど、自社で開発・製造・販売しているので、やはり安心であるのは間違い無いでしょう!
BMSによる安定
ポータブル電源の安定を支えるのは、BMS(バッテリーマネージメントシステム)と呼ばれるシステムにあります。
BMS一覧(クリックで開きます)
- 過電圧保護:過剰な電圧がかかると自動でシャットダウンする
- 過電流保護:過剰な電流が流れると自動でシャットダウンする
- 過充電保護:充電がフルになると自動でシャットダウンする
- 過放電保護:電圧が一定基準より下がると放電を防ぎます
- 低電圧保護:電圧が一定基準より下がると機能を自動で停止
- 短絡保護:許容電流以上流れた場合シャットダウンします
- 温度保護:システムが高温になると動作停止し温度が下がるのを待ちます
大手ブランドのポータブル電源には、そのBMSの中でも最上級のシステムの「EPS」と「UPS」が内蔵されています。
家庭用電力のブレーカーが落ちても、電力供給元が30ms(ミリ秒)以内でポータブル電源の電力に切り替わるため、電気製品をそのまま稼働し続けることができる機能。
少しわかりにくい解説ですが、停電した時に、デスクトップのパソコンの電源がコンセントから一瞬でポータブル電源の電力に切り替わり、パソコンの電源が落ちないようできる機能!
UPSはEPSより上位システムで、EPSの30msから「10ms」と早く切り替わり、医療用の製品などでも使用できるほど性能が上がります。
ラインナップが豊富
大手ブランドは、ポータブル電源を主力商品として扱っているので容量別にラインナップが豊富。
例えば、3ブランドの中でも特に多くの製品を販売しているBLUETTIを例にとってみると、
小型〜大型のポータブル電源「EBシリーズ」が4製品。
小型から大型まで1番多くのラインナップが存在する「ACシリーズ」が6製品。
超大型の家庭用蓄電池の「EPシリーズ」が1製品。
そして、上記のポータブル電源の拡張バッテリー「Bシリーズ」。
ソーラーパネル「PVシリーズ」も4種類。
しかも上記のラインアップは、
- 1,000Wh以下
- 1000〜2000Wh
- 2000〜3000Wh
- 3000Wh〜
のさまざまな容量のポータブル電源をしっかりと揃えています。
キャンプや車中泊だけでなく防災、節電、オフグリッドなどあらゆる用途に応じた製品を販売しているのは流石です。
ポータブル電源の回収サービス
皆さんはポータブル電源の寿命を使い切ったあと、廃棄はどうすればいいのだろう、と思いませんか?
実際、廃棄は、
- 自治体に有料で回収してもらう
- 有料で引き取ってくれる業者にお願いする
という選択肢が一般的でした。
しかし、時代の流れもあり2023年より大手ブランドJackeryが回収サービスを開始。
ついで2023年7月にEcoFlowも回収サービスが始まり、
- 保証期間が過ぎた製品
- 故障・破損している製品
- 中古で購入された製品
であったとしても、
こちらで送料の負担が必要ではあるのですが、「無償」で引き取ってもらえます。
次に、BLUETTIも回収サービスを始めると想定されますので、大手ブランドで買うことの重要性が増してきました。
他のブランドはどうなのか?
2023年になり、大手3ブランドだけでなく新興ブランドもどんどん名乗りをあげ大きくなってきています。
ランキングに関しては大手3ブランドだけでなく新興ブランドを含め、総合的に考えたランキングとしています。(忖度なし)
中でも下記の3ブランドは、上記の3大ブランドに匹敵するほどの「安心・安全・安定」のポータブル電源を販売しているのでおすすめできます。
日本製ではダメなのか?
上記のブランドはほとんどが「中国が本社の企業」になります。
では日本製ではダメなのでしょうか?とよく質問されるのですが、ダメなことはまったくありません。
ただ日本製のポータブル電源と中国製のポータブル電源を比べても、
- 日本製でも中の電池は「中国製」
- 中国ブランドが世界トップシェア
- 上記の大手ブランドは日本製のポータブル電源の性能を大きく上回る
- 上記の大手ブランドは日本製のポータブル電源の価格よりかなり安い
- 上記の大手ブランドは日本法人を構えている
- 保証期間、リサイクル可能など大手ブランドがよりホスピタリティが高い
などなど、日本製のポータブル電源もレビューしてきましたが、勝てる要素がほぼないのが現状です。
大手ブランドは、日本だけでなく世界中に販売しているので、安全面において世界レベルなのも強みです。
用途と寿命から選ぶ
ポータブル電源の主な用途は以下の5つになります。
- キャンプ
- 車中泊
- 防災グッズ
- 節電グッズ
- オフグリッド(電力の自給自足)
1000〜2000Whのポータブル電源のメリット・デメリットを踏まえて、各用途について考察していきます。
あなたの使用目的によっては、違う容量のポータブル電源になる可能性もあるので参考ください!
キャンプや車中泊などのアウトドア
1000〜2000Whのポータブル電源は、キャンプや車中泊などのアウトドアをありえないほど快適にしてくれます。
その理由に
- ドライヤーやケトル、IHクッキングヒーターが動かせる
- 太陽光で充電する場合、たくさんの電力が貯めておける
などが挙げられます。
さらに、
- 価格は10万前後と手が出ないほどではない
- 女性でも持てる重さ
という点もあり、業界では1000Wh以下のポータブル電源に次ぐ、豊富なラインナップが揃っています。
防災グッズや節電グッズ
1000〜2000Whの大容量ポータブル電源は、防災グッズや節電グッズとしてはおすすめの容量帯です。
その理由に
- 停電時、冷蔵庫の電力の確保は1日で1000Whほど必要
- 非常食のためのお湯を沸かすには相当のパワーが必要
などが挙げられます。
防災時は「72時間分」の電力と食料があるとベターと言われていますので、容量もパワーもある1000〜2000Whのポータブル電源を持っておくことは、もしかすると命を救う可能性があります。
またランキングにラインナップされたポータブル電源は、電池の容量を拡張できるタイプのものを選んでいます。
容量を拡張できるメリットとして、
- あとで電力が足りないなと思ったら買い足せる
- 本体よりも安価で購入できる
などのメリットがあり、防災や節電グッズとして「より真価を発揮する」ことができます。
オフグリッド(電力の自給自足)
オフグリッドとは、電源とソーラーパネルを設置し、自然エネルギーで充電することで家庭の電気代を節約、もしくは無料にすることを指します。
もしくは夜間の安い電力をポータブル電源に充電しておき、昼間の電力をポータブル電源から使用することで、電気代を抑えることも自給自足の観点でもあります。
ただ、
- 家族が4人いる家庭の消費電力は、1日に5000Wh〜10000Wh
- ソーラーパネルをたくさん設置する必要がある
などが挙げられ、1000〜2000Whのポータブル電源が始めの1歩といったところです。
私は4台で合計8000Whほどのポータブル電源をオフグリッド生活の実現のため設置しています。
そしてベランダには400Wのソーラーパネルも設置しています!
計算で「年間1万円以上」電気代が安くなっていますよ!
予算の都合はあると思いますが、電池容量の選び方として、
- 1人で使用する予定:1000Wh以下のポータブル電源
- 2人で使用する予定:1000~2000Whのポータブル電源
- 3人以上で使用する予定:2000Wh以上のポータブル電源
と、使用人数で大まかに分けることも、選ぶ方法の1つです。
電池寿命(充放電サイクル)
ポータブル電源でよくみなさん気にされるのが「電池寿命」です。
現在販売されているポータブル電源の「主な電池」は2種類あります。
- 三元系リチウムイオンバッテリー:800回(残存80%)
- リン酸鉄リチウムイオン電池:3,500回(残存80%)
これは、それぞれポータブル電源を充電して放電してを800回、3500回繰り返すことで、電池の容量が最大の「80%」まで減少するということです。
そして、現在において「リン酸鉄リチウムイオン電池」を選ぶことをおすすめしています!
なぜリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶべきなのかをまとめました。
- 安全性と安定性が三元系よりも高い
- 毎日使用しても10年間使えるので防災グッズとして保管しやすい
ランキングにラインナップしたポータブル電源は、すべて長寿命電池の採用です。
電気容量「1000〜2000Wh」のポータブル電源ランキング
前置きが長くなりましたが、ここからランキングを発表していきます。
ランキングを決めるために、比較したポイントは以下の通り。
- デザイン
- 電気容量
- 電池の寿命
- 出力(パワー)
- 価格
- 保証や安全性
- アウトドアでの評価
- 防災グッズとしての評価
- 節電グッズとしての評価
- オフグリッドとしての評価
- 私の評価
No.5 BLUETTI AC60 + B80
No.5にランクインしたのは、3つの大手ブランドから「BLUETTI」の「AC60 + B80」。
詳細
BLUETTI AC60 + B80 | 詳細 |
---|---|
サイズ | AC60:29 x 23.4 x 20.5cm B80:29 x 23.4 x 20.5cm |
重量 | 合計約19kg |
容量 | 合計1,209Wh/241,800mAh/5V |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) |
電池寿命 | 3000回以上(残存80%) |
温度範囲 | 保管温度範囲:-20°C ~ 40°C 動作温度範囲:-20°C ~ 40°C 充電温度範囲:0°C ~ 45°C |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 切替可能 波形:完全正弦波 定格出力:600W(電力リフト時 1200W) 最大瞬間出力:1200W コンセント口数:2口 |
USB出力 | USB-A(15W):2口 USB-A(QC3.0):1口 USB-C(PD100):2口 ワイヤレス:1口 |
DC出力 | シガーソケット(12V/10A):2口 |
AC入力 | 80%まで:2時間 100%充電まで:2.5時間 |
DC入力 | 対応車:12V/24V 100%まで「約12時間」 |
ソーラー入力 | 入力最大値:220W × 2 |
BMS | UPS採用 |
保証期間(公式HP) | 6年 |
価格 | 本体合計価格:税込199,760円 1Whの価格:165.2円 |
メリット・デメリット
メリット解説
BLUETTI AC60 + B80は、本体となる電気容量が「403Wh」のAC60に対し、
その拡張バッテリーとなる容量「806Wh」のB80を合わせた2個のポータブル電源。
実は1000Wh以下のポータブル電源ランキングでNo.1に輝いたのが、AC60だったのですが、あまりにもすごいので、2製品で「1209Wh」とし、1000〜2000Whでもランクインさせてしまいました。
ちょっとイレギュラーですがお許しを!
なぜ、私がここまでこのBLUETTI AC60 + B80を推すのか、それはこの2製品が「防水ポータブル電源」だからです。
各ポートには必ずゴム性の「蓋」があり、「IP65」という「JIS認証」を得ています。
IP65とは
- 粉塵の侵入がない「粉塵最高レベル」
- あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない「雨には問題ない防水レベル」
を満たした「JIS認証」の規格となります。
さらにBLUETTI AC60は600Wまでパワーが出せ、
「電力リフト」という機能搭載により、
本来使用することができない「1200W必要なケトル」が電圧を下げることによって、
「579W」のパワーで使用することができちゃいました!!
これには流石に驚いた!!
充電速度も業界最速タイの(下記の時間はAC60のみの充電時間)
- 80%まで「40分」
- 100%まで「1時間」
をしっかりと満たし、
大きなLEDランタン搭載、
ファン音がめちゃめちゃ静かなのも驚きました。
それだけじゃなく他にもメリットが一番多い。
- 長寿命電池
- 付属品が揃っている
- ワイヤレス充電
- スマホアプリ対応
- UPS機能搭載
- 保証が6年
防水だけでもすごいのに性能も抜群なのがやばい。
デメリット解説
ほぼ完璧なBLUETTI AC60 + 80もデメリットがあり、AC60はサイズが「29 x 20.5 x 23.4cm」と「やや大きく」、
重量も「約9.1kg」と、容量から考えると「やや重い」と判断しました。
同じくB80もサイズが「29 x 20.5 x 23.4cm」と「やや大きく」、
重量も「9.9kg」とやはり「やや重い」と判断できます。
とはいえ、1つずつ運べるので問題はありませんでした。
キャンプや車中泊などのアウトドア用としての評価
- 防水ポータブル電源はキャンプに最適
- ファン音が静かなので車中泊でも安心
- 長寿命電池なので気軽に使える
- LEDライト搭載
防災グッズや節電グッズとしての評価
- 防水なのでベランダに置いても安心
- LEDライト装備
- 安全面と6年保証からとりあえず防災グッズとして持っておくのはGood!
オフグリッドとしての評価
- ソーラーパネルが200Wまでなので電気の自給自足は無理がある
- 拡張バッテリーB80とセットなら評価UP
- UPS採用は素晴らしい
YaiYuの評価
いよいよ出てきました待望の「防水ポータブル電源」。
今までも存在はしていたのですが、高性能なものは1つもなく、BLUETTIさんほんとありがとう!
忖度なしで、2024年の最高のポータブル電源の1つです!
No.4 PowerArQ S10 Pro
No.4にランクインしたのは、「PowerArQ」の新製品「S10 Pro 」。
詳細
PowerArQ S10 Pro | 詳細 |
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サイズ | 34.5 x 23.2 x 23.6cm |
重量 | 約12.5kg |
容量 | 1,024Wh/204,800mAh/5V |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4) |
電池寿命 | 2000回以上(80%) |
温度範囲 | 保管温度範囲:-20°C ~ 45°C 動作温度範囲:-10°C ~ 45°C 充電温度範囲:0°C ~ 45°C |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 切替可能 波形:完全正弦波 定格出力:1600W 最大瞬間出力:2400W コンセント口数:4口 |
USB出力 | USB-A(QC3.0):2口 USB-C(PD100):2口 ワイヤレス(12W):1口 |
DC出力 | シガーソケット(12V/10A):1口 |
AC入力 | 80%まで「約60分」 100%まで「約90分」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V フル充電まで「約11時間」 |
ソーラー入力 | 入力最大値:600W |
BMS | EPS採用 |
保証期間(公式HP) | 公式HPから購入で5年 |
価格 | 本体価格:税込 143,000円 1Whの価格:139.6円 |
メリット・デメリット
メリット解説
PowerArQ S10 Proの最大の特徴は、女性好みのこの見た目。
そして女性でも持てるコンパクトなサイズ「34.5 x 23.2 x 23.6cm」と、「12.5kg」の軽量さを兼ねている。
パワーも「1600W」まで出せるので「かなり凄く」、
充電速度も、
- 80%まで「約1時間」
- 100%まで「約1.5時間」
という、十分な速さを兼ねている。
その他にもメリット続出!!
- 付属品が揃っている
- スマホアプリ対応
- リン酸鉄リチウムイオン電池
- UPS搭載
- 5年保証
デメリット解説
PowerArQ S10 Proのデメリットとして、長寿命のリン酸鉄リチウムを採用しているのだけれど、サイクルが「2000回」と他社よりも1000〜2000回ほど短いこと。
その理由としては、充電時や放電時に電池に負担が他社よりもかかる構造になっているからだと予想しています。
他にもランキング内で唯一、スマホで遠隔操作できない点なども踏まえてNo.4とさせていただきました。
キャンプや車中泊などのアウトドア用としての評価
- コンパクトで軽量でおしゃれなのでアウトドアに一番最適
- LEDライト採用
- 5年保証で長く使える
防災グッズや節電グッズとしての評価
- コンパクトで軽量で持ち運びやすい
- スマホで遠隔操作できないのがデメリット
- 5年保証なので防災グッズとして保管しやすい
オフグリッドとしての評価
- 寿命のサイクルが2000回なので365日使いにくい
- 5年保証なのは助かる
- EPS採用が素晴らしい
YaiYuの評価
PowerArQはこれまで、
- カラーバリエーションが豊富
- 性能よりも見た目重視
のポータブル電源を販売してきました。
しかし、今回のPowerArQ S10 Proは、これまでのPowerArQの中でもっとも高性能ポータブル電源。
今後も躍進するのか楽しみですね〜。
No.3 EcoFlow DELTA 2
No.3に輝いたのは、業界最大手「EcoFlow」のポータブル電源「DELTA 2」。
詳細
EcoFlow DELTA 2 | 詳細 |
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サイズ | 40 x 21.1 x 28.1cm |
重量 | 約12kg |
容量 | 1024Wh/204,800mAh/5V |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) |
電池寿命 | 3000回以上(80%) |
温度範囲 | 保管温度範囲:-10°C ~ 45°C 動作温度範囲:-10°C ~ 45°C 充電温度範囲:0°C ~ 45°C |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 切替可能 波形:完全正弦波 定格出力:1500W(X-Boost 1900W) 最大瞬間出力:2250W コンセント口数:6口 |
USB出力 | USB-A(5V/2.4A):2口 USB-A(QC18):2口 USB-C(PD100):2口 |
DC出力 | シガーソケット(12.6V/8A):1口 DC5521:2口 |
AC入力 | 80%まで「約50分」 100%まで「約80分」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V 100%まで「約11時間」 |
ソーラー入力 | 入力最大値:500W |
BMS | EPS |
保証期間(公式HP) | 5年 |
価格 | 本体価格:税込 143,000円 1Whの価格:139.6円 |
メリット・デメリット
メリット解説
EcoFlow DELTA 2の最大の特徴は「40 x 21.1 x 28.1cm」のコンパクトさと、
ランキング内でもっとも軽い「12kg」の軽量さ。
にも関わらずパワーはしっかりと1500W(1800Wまで使用可能)もあり、
さらに充電速度も
- 80%まで「約50分」
- 100%まで「約80分」
と、ランキングでも2番目の速さになります。
また最大1つの専用拡張バッテリー「DELTA 2 デルタ 2専用エクストラバッテリー」を接続することで「2048Wh」まで拡張することが可能です。
その他にもメリット多数。
- リン酸鉄リチウムイオン電池
- スマホアプリ対応
- EPS搭載
- 5年保証
- 廃棄回収を行なってくれる
デメリット解説
デメリットは、ソーラーパネルと接続する際に必要な「XT60i変換ソーラー充電ケーブル」が別途購入の必要があり、
ファンの大きさが
- 最大出力時:62db前後
- AC充電時:65前後
と、やや大きいと感じました。
騒音値の基準と目安表(クリックで開きます)
目安①(うるささ) | 目安②(身体/生活への影響) | 騒音値(db) | 騒音発生源と距離(大きさの目安) |
---|---|---|---|
きわめてうるさい | 聴覚機能に異常をきたす | 120db | ・ジェット(飛行機)エンジンの近く |
110db | ・自動車のクラクション(2m) | ||
100db | ・電車が通るときのガード下 ・液圧プレス(1m) | ||
うるさくて我慢できない | 90db | ・犬の鳴き声(5m) ・騒々しい工場の中 ・カラオケ(店内中央) ・ブルドーザー(5m) | |
80db | ・地下鉄の車内 ・電車の車内・ピアノ(1m) ・布団たたき(1.5m) ・麻雀牌をかき混ぜる音(1m) | ||
うるさい | かなりうるさい かなり大きな声を出さないと会話不可 | 70db | ・騒々しい事務所の中 ・騒々しい街頭・セミの鳴き声(2m) ・やかんの沸騰音(1m) |
非常に大きく聞こえうるさい 声を大きくすれば会話ができる | 60db | ・静かな乗用車 ・普通の会話 ・洗濯機(1m) ・掃除機(1m) ・テレビ(1m) ・トイレ(洗浄音) ・アイドリング(2m) | |
普通 | 大きく聞こえる 通常の会話は可能 | 50db | ・静かな事務所 ・家庭用クーラー(室外機) ・換気扇(1m) |
聞こえる会話には支障なし | 40db | ・市内の深夜 ・図書館 ・静かな住宅地の昼 | |
静か | 非常に小さく聞こえる | 30db | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
ほとんど聞こえない | 20db | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
- 出力時も充電時も、ファンはやや大きめ
- 電化製品の使用が終わるとファンは数秒で止まる高性能
- 充電が終わるとファンはすぐに止まる高性能
キャンプや車中泊などのアウトドア用としての評価
- コンパクトで軽量、かつ大容量なのでアウトドアに最適サイズ
- 長寿命電池なので気軽に使える
- アウトドア先でもドライヤーが使えて便利
防災グッズや節電グッズとしての評価
- 5年保証なので防災グッズとして保管しやすい
- 持ち運べるサイズなのでもしもの時も安心
- 節電グッズとしてスタートラインのサイズ
オフグリッドとしての評価
- ソーラーパネルが500Wまでは及第点
- EPS採用は素晴らしい
- エクストラバッテリーも購入するといい感じ
YaiYuの評価
過去にアンバサダーにも就任したEcoFlow。
今回のDELTA 2は、2023年の超スタンダードポータブル電源。
業界の競争が加速する中で、DELTA 2以下のポータブル電源はもはや買う価値がないと私は思っています。
スタンダードかつ、最高ランクなポータブル電源です!!
No.2 BLUETTI AC180
No.2に輝いたのは、No.5と同じブランド「BLUETTI」から「AC180」がランクイン。
詳細
BLUETTI AC180 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 34 × 24.7 × 31.7cm |
重量 | 約16kg |
容量 | 1,152Wh/230,400mAh/5V |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) |
電池寿命 | 3500回以上(80%) |
温度範囲 | 保管温度範囲:-20°C ~ 40°C 動作温度範囲:-20°C ~ 40°C 充電温度範囲:0°C ~ 40°C |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 波形:完全正弦波 定格出力:1800W 瞬間出力:2700W(電力リフト時) コンセント口数:4口 |
USB出力 | USB-A(QC3.0):2口 USB-A(15W):2口 ワイヤレス(15W):1口 USB-C(PD100):1口 |
DC出力 | シガーソケット(12V/10A):1口 |
AC入力 | 80%まで「約45分」 100%まで「約70分」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V 100%まで「約12時間」 |
ソーラー入力 | 入力最大値:500W |
BMS | UPS採用 |
保証期間(公式HP) | 5年 |
価格 | 本体価格:税込 148,000円 1Whの価格:128円 |
メリット・デメリット
メリット解説
BLUETTI AC180をNo.2にランクインした理由の1つに、拡張性の高さが挙げられます。
上記で紹介した防水拡張バッテリーBLUETTI B80と接続することが可能だったり、
容量が2048WhもあるBLUETTI B230とも合体可能だったりと、用途に合わせて容量を増やすことが可能です。
パワーは「1800W」まで出せるので、ここまでのランキングでトップなのですが、
さらにすごいのが、「電力リフト」という機能。
例えば、ドライヤーとケトルを同時に使用した場合、
数値を足してみると「1194 + 1157 = 2351W」なので、1800Wを超えて使用はできませんでした。
ディスプレイに赤色で、「OVERLORD」と表示され、動作が停止しました。
そこで「電力リフト機能」をアプリでONにすれば、ディスプレイに「筋肉マーク」みたいな表示が現れ、準備OK。
先ほどと同様に、ケトルとドライヤーを同時に使用すると、なんと「両方とも使用できていて」「1588W」の消費量になっているじゃありませんか!!
一体どういうこと?となると思いますので、ちょっと難しいですが解説。
電力リフト機能とは、2700Wまでの電力が必要な電化製品に対して、使用する際の電圧を下げることで、BLUETTI AC180にも使用可能な1800W以下のパワーに自動で下げることで、使用できるようにする機能。
これにより、2700Wまでのパワーが必要な、電気ヤスリや電動ノコギリなどの「電気工具」の使用も可能になります!
この電力リフト機能を考慮した場合、ランキング内でトップのパワーを誇ります!
さらに充電速度は「1200W」もの入力量により、
- 80%まで「約45分」
- 100%まで「約70分」
という、ランキング内でもっとも早く、これは業界トップでもあります!
その他にもメリットは盛りだくさん!
- 長寿命電池
- スマホアプリ対応
- UPS採用
- 保証が5年
- 価格も安め
デメリット解説
デメリットととして、やや大きめの「34 × 24.7 × 31.7cm」というサイズ。
そして、やや重い「16kg」というウエイトです。
そして、USB-Cポート(PD100W)が「1口」しかない点もマイナスでした。
キャンプや車中泊などのアウトドア用としての評価
- ややコンパクトで軽量、かつ大容量なのでアウトドアに最適
- 長寿命電池なので気軽に使える
- 1800Wのパワーと2700Wまで使用できるパワーは業界トップ
防災グッズや節電グッズとしての評価
- 5年保証なので防災グッズとして保管しやすい
- 持ち運べるサイズなのでもしもの時も安心
- 多くの家電を同時に稼働できる2700Wのパワー
オフグリッドとしての評価
- ソーラーパネルが500Wまでは及第点
- UPS採用は素晴らしい
- 拡張バッテリーも購入するといい感じ
YaiYuの評価
2024年にもっとも業界で飛躍したのがBLUETTIだと私は思っています。
No.5のBLUETTI AC60をはじめ、No.2のBLUETTI AC180もとても素晴らしかったです。
素晴らしい点として、「業界トップの充電速度」「1800Wのパワー」はもちろんなのですが、やはり「電力リフト機能」。
2700Wまでの電化製品を使用可能にする、1000Whクラスのポータブル電源は今までの想像をはるかに超えた性能になります!
マッドなブラックのデザインが気に入ったのなら、間違いなく買いであるポータブル電源です。
No.1 Jackery 1000 Plus
No.1に輝いたのは「Jackery 」の2023年新作ポータブル電源「1000 Plus 」。
詳細
Jackery 1000 Plus | 詳細 |
---|---|
サイズ | 35.6 x 26 x 28.3cm |
重量 | 約14.5kg |
容量 | 1264Wh |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) |
電池寿命 | 4000回以上(70%) |
温度範囲 | 保管温度範囲:-10°C ~ 40°C 動作温度範囲:-10°C ~ 40°C 充電温度範囲:0°C ~ 45°C |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 切替可能 波形:完全正弦波 定格出力:2000W 最大瞬間出力:4000W コンセント口数:3口 |
USB出力 | USB-A(QC3.0):2口 USB-C(PD100):2口 |
DC出力 | シガーソケット(12.6V/10A):1口 |
AC入力 | 80%まで「約1時間」 100%まで「約1/7時間」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V 100%まで「約15時間」 |
ソーラー入力 | 入力最大値:800W |
BMS | EPS |
保証期間(公式HP) | 5年 |
価格 | 本体価格:税込 168,000円 1Whの価格:132.9円 |
メリット・デメリット
メリット解説
Jackery 1000 PlusがNo.1に輝いた理由は、ランキング内トップ「2000W」の圧倒的パワー!
しかも、私の実験時では「2335W」のパワーを出してもオーバーロードせず、まさに驚きでした。
そしてランキング内トップの容量「1264Wh」を持ちながら、
サイズ「35.6 x 26 x 28.3cm」と、ランキング内でトップクラスのコンパクトさと、
容量から考えると、ランキングで「もっとも軽量」の「14.5kg」は、ちょっとあり得ないほど軽い。
そして「最大3つ」の専用拡張バッテリー「Jackery Battery Pack 1000 Plus」を接続することで「最大5kWh」まで拡張可能。
拡張性もランキング内でトップ!!
電池寿命も4000回(残存70%)と、ランキング内トップの寿命を誇り、
充電速度は
- 80%まで「約1時間」
- 100%まで「約1.7時間」
と、ランキング内トップにはなれなかったものの、十分な速さを備えている。
これだけのパワーや充電速度を誇っているのに、ファン音までランキングでもっとも静か・・・
Jackery公式アプリで遠隔操作もでき、
それだけじゃなく他にもメリットが一番多い。
- LEDライト装備
- 長寿命電池
- 電池容量が拡張できる
- USB性能が最高クラス
- ソーラー充電が800W
- EPS搭載
- 保証が5年
- リサイクルしてくれる
デメリット解説
デメリットはなく、はっきり言って「ちょっとこれにはどれも勝てない性能・・・」
キャンプや車中泊などのアウトドア用としての評価
- 業界トップクラスのコンパクトさと軽量さ
- LEDライト完備
- ファン音が静かなので車中泊でも安心
- 長寿命電池なので気軽に使える
防災グッズや節電グッズとしての評価
- LEDライト完備
- 5年保証からとりあえず防災グッズとして持っておくのはGood!
- EPS機能でバックアップも可能
オフグリッドとしての評価
- ソーラーパネルが800Wなのはすごい
- 拡張バッテリーによって容量が増やせので電力の自給自足が可能
YaiYuの評価
今までJackeryのポータブル電源は、性能よりも安定さを重視していたと考えています。
そのJackeryが、2023年になり「攻め」のポータブル電源を販売してきました。
現状、2024年においては、このJackery 1000 Plusが、「1000〜2000Wh」のポータブル電源の中で、「高性能」「安心」「安定」を満たしたNo.1で間違いないでしょう!
忖度なしで、2024年の最高のポータブル電源の1つです!
まとめ
今回、全ブランドのポータブル電源の徹底比較しランクを決め、できる限り自分でレビューしてお届けしています。(レビューがまだのものは後ほど必ずレビューしていきます)
ですので、2024年のポータブル電源のランキングをしっかりとお伝えできていると自信があります!
読者の皆様へは、お気に召したポータブル電源が見つかれば幸いです。
最後に紹介したポータブル電源の商品リンクや、個別レビュー記事を紹介して終わりたいと思います。
ランキング内ポータブル電源のレビュー記事はこちらから。
他にも各容量帯のポータブル電源ランキングの記事もありますので、あわせてご覧ください!
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