バンライフを自作ハイエースで1年間、実践したYaiYu(@yusukeyaida)です。
近年、若者を中心に急増している車で移動しながら旅するように暮らすライフスタイル「バンライフ」。
また、「オフグリッド生活」に近く、移動できる観点から「災害に強い」生活としても注目されています。
そして私は、2019年から2020年にかけて「完全バンライフ」、つまり家を引き払って車に移住した実践者であります。
バンライフを始める際に、もっとも迷ったのが「どの車でバンライフを始めればいいのか?」。
迷った車は以下の3つになります。
- ハイエース スーパーロング
- フォルクスワーゲン・タイプⅡ(通称ワーゲンバス)
- ベンツ トランスポーター
最終的には、総合面でハイエースを選びましたが、バンライフ中に軽自動車でバンライフをしている人たちと様々に触れ合ってきました。
本記事では、そんな軽自動車バンライファーの取材を元に、バンライフ実践者の私が軽自動車でバンライフは可能なのかを徹底解説していきます。
軽自動車でバンライフは可能なのか?
バンライフって何と聞かれた時、あなたはどう答えますか?
「車中泊」と同じなのでは?
そう思う方がほとんどだと思います。
でも車中泊って色々あると思いませんか?
- 土日の休みを使った1泊2日の車中泊
- GWなどを使った5泊6日の車中泊旅
- 数ヶ月、北海道を一周まわる車中泊旅
しかし、規模感は全然違うのに、全て車中泊と呼びますよね。
だとするとバンライフは上記のどれに当てはまるのでしょうか?
それを判断するには、「バンライフの定義」を知る必要があります。
バンライフの定義
バンライフの定義は以下の通り。
「家を持たず」「都会暮らしではなく」「田舎暮らしでもない」。本当に必要なモノだけを持って、クルマに積み、行先は決めず旅にでる。それがバンライフ。
車という限られたスペースの中に生活のすべての「モノ」を載せ、本当に必要なモノだけで生活する「ミニマル」なライフスタイル。
様々な場所に移動しながら、オフグリッドな生活の中で、自然やアウトドアを満喫しながら、仕事やプライベートを充実させることができるのがバンライフ。
結局、バンライフって?
上記を踏まえてバンライフって結局、何なのでしょうか?
まず定義の1番冒頭に、「家を持たず」と書かれていました。
そう、バンライフは「住んでいる家を出て完全に車で生活するライフスタイル」なのです。
車中泊はあくまでも、バンライフを行う「手段」の一つでしかありません。
軽自動車でバンライフは可能なのか?
上記を踏まえて、軽自動車でバンライフは可能なのか?
下記のケースごとに解説していきます。
- ソロバンライフ
- ペアバンライフ
- 軽バン
- その他の軽自動車
- 車中泊
ソロバンライフ
軽自動車でのバンライフ、特にソロでのライフスタイルは近年のトレンドとして注目されています。
軽自動車のコンパクトなサイズと燃費の良さは一人での移動と生活に最適で、生活コストの削減と自由度の向上も高くおすすめです。
車内のスペースが限られる分、一人での生活が限界に近いと思っており、私の知り合いも、一人で軽自動でバンライフしている人は長く続いている傾向が強くあります。
ペアバンライフ
軽自動車のコンパクトなスペースは、2人で共有するにはかなり狭いものとなる場合が多いです。生活の必需品や個人的なスペースを確保するのが困難になり得ます。
プライバシーがほとんど確保できないという問題も生じる可能性があります。これは、長期間にわたって同じ狭い空間で過ごすことによるストレスに繋がりえます。
軽バン
軽バン、つまり軽自動車の貨物車は、バンライフにおいて非常におすすめの選択肢です!
その広い荷室は生活空間として十分なスペースがあり、内装や設備のカスタマイズが容易で、ランニングコストも低いため車体は高額になってきますが、DIYの投資は比較的、安く済むでしょう。
その他の軽自動車
バンライフにおいて、軽バン以外の一般的な軽自動車は、お勧めできる選択肢ではありません。
多くの軽自動車では、スペースが限られており、フルフラットにしたとしても凹凸が残ることが一般的で、快適な生活空間の確保が困難です。
車中泊
いやいや私はそんな車で生活するんじゃなくて、旅行がてら車中泊で旅がした、北海道を一周したいだけなんだよ!という方。
それはまったく問題なく、軽自動車で可能です。
実際に私も、HONDAのN-BOXをお借りして、軽自動車で車中泊旅を行ったことがあるのですが、全く問題なく運用できました。
軽自動車キャンピングカーはどうなのか?
バンライフは自由な旅を楽しむための新たなスタイルなので、大きな車で旅をしていると、日本の狭い道路ではストレスがある場合が多々ありました。
そうなってくると、コンパクトで取り回しの良い軽自動車キャンピングカーは、都市部でも運転しやすいなど、Z世代を中心とした若者に支持が拡大しています。
しかし、その一方で、スペースの制約や法規制など、様々な課題も存在しているので、その点を踏まえてまとめていきます。
軽自動車キャンピングカーの魅力
軽自動車キャンピングカーは、その名の通り軽量でコンパクトな構造を持つことから、多岐にわたる魅力があります。
都市部での取り回しの容易さや、維持費の面でのメリット、個人的なカスタマイズの可能性など、これらの特徴が組み合わさることで、多くの人々にとってアクセスしやすいキャンピングカーとなっています。
特に、コストパフォーマンスに優れている点は、初めてキャンピングカーに挑戦する方々にとっても大きな魅力となります。さらに、狭い道でもグイグイ進める利点は、隠れた名所へのアクセスや、自由な旅のスタイルを提供するために大いに役立ちます。
以下では、これらの魅力を詳細に掘り下げ、軽自動車キャンピングカーがなぜこれほどまでに人気なのか、その理由を明らかにします。
コスト面でのメリット
軽自動車キャンピングカーの維持費の面でのメリットは、初めてキャンピングカーに挑戦する方々にとって特に魅力的です。
キャンピングカーを購入した場合は自動車税などの維持費が必要になりますが、やはり高額。その点、軽自動車は自動車税は10,800円で、そして一般的に軽自動車の排気量は1.0リットルと、普通自動車としては排気量が小さいモデルであっても自動車税が29,800円なので、維持費に優れています。
例えば、通常のキャンピングカーの年間税金が約100,000円であるのに対し、軽自動車版は約30,000円と大幅に抑えられます。
保険料も年間約80,000円程度、燃費は1リットルあたり約20kmと、通常のキャンピングカーと比較しても優れています。
メンテナンス費用も年間で数万円程度安く抑えることが可能で、これらが合計すると年間で約200,000円以上の節約が見込める場合もあるのです。
このような維持費の面でのメリットが、軽自動車キャンピングカーの人気を支え、多岐にわたる層に受け入れられる理由となっています。
数字は一般的な価格帯を参考にしていますが、地域や車種によって異なる場合があるため、あくまで参考値としてお考えください。
都市部での取り回しの容易さ
都市部での取り回しの容易さは、軽自動車キャンピングカーの大きな魅力の一つです。
通常のキャンピングカーが車体幅が約2.5m、全高が約3mであるのに対し、軽自動車キャンピングカーは車体幅約1.5m、全高約2m程度とコンパクトです。
このサイズ感により、都市部の狭い道路でも平均幅約4mの道路をスムーズに通行することが可能となります。
また、多くの立体駐車場の高さ制限が2.1~2.3mである中、軽自動車キャンピングカーならばほとんどの駐車場に対応できるため、ショッピングモールなどの利用も容易です。
これらの特徴が、都市部での移動を快適にし、限られたスペースの中でも自由に行動できる柔軟性を提供しています。そのため、都市部でのアクティビティを楽しみながら、週末はアウトドアに出かけるなど、多様なライフスタイルを実現する方々に選ばれているのです。
個人的なカスタマイズの可能性
軽自動車キャンピングカーの魅力の一つとして、個人的なカスタマイズの可能性が挙げられます。
コンパクトな車体は、自分のライフスタイルや趣味に合わせて、内装や設備を自由に変更することができるフレキシブルな空間となっています。
例えば、キッチンスペースを拡張したり、ワークスペースを設けたりと、自分だけの特別な空間を作り出すことができます。
さらに、軽自動車キャンピングカーのカスタマイズは、専門的な技術を必要とせず、DIYでの改造も容易です。
市販の改造キットを利用すれば、数万円から十万円程度の予算で、オリジナルの内装が実現可能です。
このような個人的なカスタマイズの可能性が、自分だけのユニークな旅のスタイルを求める人々に支持され、軽自動車キャンピングカーの魅力を一層高めています。
軽自動車をキャンピングカーにするデメリット
軽自動車キャンピングカーは、そのコンパクトなサイズと経済性から多くの魅力を提供していますが、それに伴う課題も存在します。特に、スペースの制約や積載量の限界、長距離移動における快適性など、様々な側面で検討が必要な点があります。
これらの課題を理解し、適切に対処することで、軽自動車キャンピングカーをより効果的に活用するための方法を見つけることができるでしょう。以下では、これらの課題に焦点を当て、具体的な問題点と解決策について詳しく探求していきます。
スペースの制約
軽自動車キャンピングカーのスペースの制約は、特に乗車定員に関連した課題として際立っています。一般的には4名の乗車が可能とされていることもありますが、実際にはこの人数での旅行は非常に困難なのが現実です。
車内のスペースが限られているため、4名での利用では荷物の収納や車内での動きが大幅に制約され、快適な空間の提供がほぼ不可能になります。特に長時間の移動や連泊の際には、この制約がより顕著に感じられるでしょう。
実際には、軽自動車キャンピングカーでの旅は1名か2名がおすすめであり、むしろ限界と言えるでしょう。このような人数であれば、荷物の収納もスムーズで、車内での生活も快適に過ごすことができます。
積載量の限界
軽自動車キャンピングカーのもう一つの課題が積載量の限界です。軽自動車の規格に従い、一般的に積載量が限られるため、長期間の旅行や多人数での利用には適していない場合が多いのです。
たとえば、通常のキャンピングカーであれば、食料、水、ガス、荷物などを十分に積載することができますが、軽自動車キャンピングカーではこれらの重量が合計するとすぐに限界に達してしまうことがあります。特に水や食料などの必需品を十分に積載すると、旅行の途中での補給が困難になることも少なくありません。
長距離移動における快適性
軽自動車キャンピングカーの長距離移動における快適性は、その排気量と車体のサイズからくる制約により、一般的なキャンピングカーと比較すると課題があります。軽自動車の排気量は通常660cc以内であり、これが高速道路などの長距離移動時のパワーと快適性に影響します。
この排気量では、登坂性能や高速巡航が通常のキャンピングカーと比べて劣ることがあり、長距離移動時には疲労が蓄積することが一般的です。また、車体が小さいために乗り心地も硬く、長時間のドライブでは体への負担が増える可能性があります。
しかし、この課題も事前の計画と工夫によって改善が可能です。例えば、休憩の取り方や走行するルートの選定、適切な速度設定などで、快適な長距離移動を実現することができます。また、車種によっては、快適性を高めるためのオプション装備も提供されている場合があるため、購入時に検討するとよいでしょう。
軽自動車でバンライフをするための軽バンの知識
バンライフの魅力は日々高まっており、多くの人々がこの自由なライフスタイルに興味を持っています。特に、軽自動車を用いたバンライフ、いわゆる「軽バンライフ」は、その手軽さと経済性から初心者にも人気があります。しかし、軽バンライフを成功させるためには、軽バンの特性を理解し、適切な知識と準備が不可欠です。
このセクションでは、軽自動車でバンライフを実現するための基本的な軽バンの知識について解説します。
軽バンの必要な車内スペース
軽バンでのバンライフを考える際、最も重要な要素の一つが車内スペースの確保です。特に、睡眠スペースはバンライフの快適性に直結する部分であり、慎重に計画する必要があります。
一人もしくは二人で軽バンでバンライフを楽しむ場合、通常セミダブルかダブルのベッドが必要とされます。この場合、最低でも長さ190cm、幅120cm、高さ110cmのスペースが必要になってきます。
このサイズのベッドを設置することで、快適な睡眠を保証するとともに、日中のリラックススペースとしても活用できるようになります。特に長さ190cmは、一般的な大人の身長に合わせたサイズで、足元の窮屈さを防ぐために重要です。幅120cmは、一人で寝る際に十分な広さを提供し、二人での利用も可能なサイズです。高さ110cmは、ベッド下の収納スペースや座高を確保するために計算された高さで、バンライフにおける多機能性を追求する上で欠かせません。
これらの数値は、軽バンを選ぶ際の重要な基準となります。車両の選定や改造計画を進める際には、このスペースを確保することができる軽バンのモデルを検討し、必要に応じて専門家とも相談するとよいでしょう。
軽バンの燃費
軽バンライフにおいて燃費は非常に重要な考慮点で、通常、軽バンの燃費は市街地での走行では15~20km/L、高速道路では18~22km/Lの範囲が一般的です。これらの数値は車種や運転習慣、荷物の重量などによって変動します。
ディーゼル車はその高い燃費効率で知られていますが、日本の軽自動車規格にはディーゼルエンジンの軽バンが存在しません。これは、軽自動車の排気量制限(660cc以下)と、ディーゼルエンジンの特性上、排気量が小さいと効率が良くないためです。ディーゼルエンジンは一般に大排気量での効率が高く、軽自動車規格に合わせると性能が十分に発揮できないことが理由となっています。
軽バンライフを計画する際には、旅の予算を計算する上で、ガソリンエンジンの燃費特性を踏まえた上で、ガソリン代などの経費を予測するとよいでしょう。車内設備の重量増加やエアコン使用、運転習慣なども燃費に影響するため、適切な車種の選定や荷物の配置、エコドライブの実践などの工夫が求められます。
軽バンの車検
軽バンライフにおいて、車検は重要な管理ポイントとなります。
軽バンの車検には特有の特徴があり、コストや期間、ハイエースバンなどの軽以外の貨物車との比較など、バンライフをする上で理解しておくべき要素があります。
軽バンの車検コスト
軽バンの車検コストは、一般的に軽自動車規格により、他の普通貨物車と比べて比較的安価です。
平均的には、新車購入から3年後の初回車検が6~8万円、それ以降の2年ごとの車検が4~6万円の範囲であることが多いです。
重量税も普通の軽自動車より安い、5000円/年なのでいい感じ!
車検期間
軽貨物車は車検のタイミングが他の車とは違い、
- 1回目:2年(通常の車は3年)
- 以降:2年に1回(通常の車と同じ)
となります。
私の乗っているハイエースバンは毎年車検なので、とても羨ましい限りです・・・
バンライフにおすすめの軽バン「3車種」
軽自動車でバンライフするには、間違いなく「軽バン」がおすすめなので、私の相対評価から3車種を選び比較しました。
上記の必要な車内スペースを満たした軽バンで選んだのは、
- SUZUKI「エブリイ」
- DAIHATSU「アトレー(ハイゼット)」
- HONDA「N-VAN」
上記、3車種を比較しながら、
- 価格
- 燃費
- メリット
- デメリット
などを踏まえて比較解説していきます。
SUZUKI「エブリイ」
3車種の中でも、バンライフを実際にしていた時期に出会ったバンライファーでもっとも人気だったのが、「エブリイ」。
個人的に、
- 価格
- パーツ
- 中古車の品揃え
という点において、3車種でもっともバランスがいいと思っています。
車内の広さはしっかりと、大人二人が寝転がれるスペースが確保され、
110cmを超える高さもあり、バンライフをする上でのスペースがすべて満たされていますね。
エブリイの価格
価格はカスタマイズやオプションによって大きく変わりますが、ハイゼットやN-VANよりも「10万円~20万円」リーズナブルな価格になっています。
100万~150万で買える軽バンにとって10万円は結構な差になります!
エブリイの燃費
エブリイは、「MT(マニュアル)」と「AT(オートマ)」があり、WLTC(「市街地」、「郊外」、「高速道路」といった走行モードで構成された国際的な試験法)で、
- MT:15.8km / L
- AT:12.8km / L
となり、MTでは3車種の中でも燃費がいいのですが、ATになると大きく下がります。
そして、ターボエンジンの選択肢がなく、高速道路での長距離移動や峠道などは苦手なのもデメリットになります。
エブリイのメリット
- 後席の窓がしっかりと開くので換気がしやすい
- 手回しの開閉式なのでエンジンを切っても開閉でき車中泊に向いている
- MTの燃費がいい
- 超人気車種なのでカスタムパーツの豊富
エブリイのデメリット
- ATの燃費があまり良くない
- ターボエンジンの選択肢がない
バンライフとしてのおすすめ度
価格が安く、かなりカスタムパーツが豊富な点が人気の理由ですね!!
DAIHATSU「アトレー(ハイゼット)」
2021年のフルモデルチェンジされた「アトレー」は、今まで勝てなかったエブリイを抜く勢いで進化しました。
中でも、エンジンを運転席下に配置することで、ボンネットのスペースを狭くして、車内を極限まで広く確保され、エブリイには届かない182cmのスペースの代わりに、120cmを超える高さが魅力です。
アトレー(ハイゼット)にはエブリイには無いターボモデルが存在します。高速道路での長距離移動や急な峠道では結構な優位性です。
さらに、新型アトレーに搭載されているスマートアシストの機能は、以下のとおりです。
・衝突回避支援ブレーキ機能
・衝突警報機能
・誤発進抑制制御機能
・車線逸脱抑制制御機能
・車線逸脱警報機能
・路側逸脱警報
・ふらつき警報
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・アダプティブドライビングビーム
・サイドビューランプ
・アダプティブクルーズコントロール
・レーンキープコントロール
・コーナーセンサー
とかなりの機能があり、中でもACC(アダプティブクルーズコントロール)は、長距離を移動することもあるバンライフにおいて、運転の過労を防いでくれる機能。
私もバンライフ中にACCが欲しかった!!
アトレー(ハイゼット)の価格
やはり2021年にフルモデルチェンジされたばかりなので、
- 新車の価格が高い
- 中古車があまり存在しない
- 中古車も高い
というのが挙げられます。
個人的には、エブリイを凌ぐ性能があると思っているので、予算に余裕があれば「アトレー」、余裕がなければ「エブリイ」という選択肢になるかなと考えています。
アトレー(ハイゼット)の燃費
新型アトレーの燃費は、WLTCで「14.7km / L」です。
エブリイは、
- MT:15.8km / L
- AT:12.8km / L
となるので、その中間あたりの燃費ということになります。
つまり、フルモデルチェンジされたばかりなのに、燃費は「決していいものではない」という評価になってしまいました。
アトレー(ハイゼット)のメリット
- 車内のスペースが広くバンライフに適している
- ターボモデルが存在しているのでパワーがある
- アシスト機能が豊富なので、運転や安全面のサポートに優れる
アトレー(ハイゼット)のデメリット
- フルモデルチェンジ故に価格が高く、中古車もあまりない上に高い
- フルモデルチェンジ故にカスタムパーツはまだまだ揃っていない
- 新しいのに燃費が悪い
バンライフとしてのおすすめ度
これからバンライフを始める予定で、車種を迷っている方はこの3車種の中でもアトレーが「もっともバンライフに相性がいい車」だと私は考えています。
軽自動車でバンライフするなら、アトレーで私ならするな〜
HONDA「N-VAN」
最後はHONDAの人気車種「N-VAN」。
デザインにこだわるHONDAだからこその、丸みを帯びたデザインは他の車種には見られない良さがある。
ターボタイプも販売され、「Honda SENSING」により、上記のアトレーのスマートアシストの機能と同等のアシストがあり、ACC(アダプティブクルーズコントロール)も搭載しているので助かります。
しかしながら、フルフラットにした際に、助手席側は「263cm」の長さがありますが、運転席側は158.5cmしかなく「ペアバンライフ」をすることは不可能でしょう!
低床フロアの弊害で、3車種の中で唯一ホイールハウスが車内に出っ張っており、これは二人が寝るスペースを確保するには、かなりのDIYが必要になってきますね。
N-VANの価格
価格に関しては、タイプにはよりますがアトレーと同じか、それ以上となります。
やはり予算が厳しい場合は「エブリイ」。
同じ予算であればN-VANよりも、フルモデルチェンジした「アトレー」がいいかなという印象。
N-VANの燃費
燃費に関しては、3車種の中でもっとも良い「17.9km / L」。
燃費がいいということが、車内が狭い構造になっていて軽いと言えるでしょう。
ここまで見ていると、もっともバンライフには適さないかもしれないが、車中泊の旅を楽しみ、日常でも使用するのであれば、「N-VAN」は3車種で最も輝くかもしれません。
N-VANのメリット
- 丸みを帯びたデザインがバンっぽくない
- Honda SENSINGによるアシスト機能が豊富
- 燃費は3車種の中でもっともいい感じ
N-VANのデメリット
- 二人でバンライフすることができない車内スペース
- 価格はアトレーと変わらないので比較した場合バンライフという使用では負ける
- 後部座席の窓がほとんど開かないために換気が難しく
バンライフとしてのおすすめ度
この3車種の中でも燃費が良く、アシストも豊富でターボタイプもあって、一見すごい!と思います。
ただ、バンライフをする上でもっとも必要な「車内のスペース」が3タイプで、圧倒的に狭い。
バンライフをする目的として作られていない設計で、やはりあとラーのように後発のタイプには敵わないのが現状です!
軽自動車でのバンライフ、その可能性と挑戦
軽自動車でのバンライフは、適切な計画と理解があれば、十分に実現可能なオフグリッドなライフスタイルです。
この記事では、以下の重要な側面を詳しく探求しました。
- 軽自動車キャンピングカーの魅力と課題
- 軽バンの知識
- バンライフにおすすめの軽バン「3車種」
軽自動車でのバンライフは、初心者から経験者まで、多様な人々に開かれた選択肢となりえます。
コスト、取り回しの容易さ、カスタマイズの自由度など、軽自動車ならではの利点を活かしながら、各自のライフスタイルに合ったバンライフを楽しむことができるでしょう。
最後に、軽自動車でのバンライフは挑戦と冒険の連続です。
計画と準備、そして少しの勇気があれば、未知の世界への扉が開かれます。
あなたもこのオフグリッドなライフスタイルに挑戦してみませんか?
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