オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYu(@yusukeyaida)です。
近年、地球温暖化の影響での自然災害や地震による停電・・・
そんな中「キャンプ」や「車中泊」だけでなく「防災」「節電」の用途として注目されているのが「ソーラーパネル」。
この記事では、業界の新たなブランド「BougeRV」の「Yuma 200」というフレキシブルソーラーパネルのレビューをお届けしていきます!(文中はBougeRV Yuma 200と記載)
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200とは?
ポータブル電源ブランド「BougeRV」とは?
BougeRVは、アウトドア派の冒険家たちによって誕生したブランド。
日本に進出してまだまだ間もない BougeRV は、「ポータブル電源」「ソーラーパネル」、そして「車載冷蔵庫」の新製品をどんどん販売し、拡大しています。
読み方は「ボージ」です!
現在は、ポータブル電源が4種類。
「折り畳み式ソーラーパネル」が3製品。
丸めることができる「フレキシブルソーラーパネル」が4製品。
さらに、最大のラインナップを誇る「ポータブル冷蔵庫」が色違いも含め13製品。
なんと、すでに業界トップレベルのバリエーションを誇り、今後どんな展開が待っているのか非常にワクワクするブランドです。
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200のメリット・デメリット
ポータブル電源マニアの私がレビューして確信した、BougeRV Yuma 200のメリット・デメリットを先にご紹介!
メリット・デメリットを踏まえて詳しくレビューしていきます!!
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200レビュー
ここからBougeRV Yuma 200を初心者の方でもわかりやすく下記の順番で解説。
- ビジュアル
- 付属品
- スペック
- 出力性能
- 入力性能
- 安全性
- 保証期間
- 価格
ビジュアル
BougeRV Yuma 200は、このように丸まった状態で届けられます。
広げると、とても美しく、触っても柔らかいので安心して扱えます。
今回レビューしたのはBougeRV Yuma 200の「シール」タイプなので、裏面が
超強力シールになっています!(後でシールもレビューしていきます)
サイズは「217.5 × 66cm」と、
折り畳み式の、同じ発電量のソーラーパネルとほぼ同じ。
厚みも「1.5cm」と非常に薄いのも特徴。
重量は「約3.2kg」と、折り畳み式のソーラーパネルの「半分ぐらいの重さ」になります。
今までの折り畳み式とは、全く違うのでワクワクしました!
付属品
BougeRV Yuma 200の付属品はすべて揃っているので別途購入の必要はありません。
- ユーザーマニュアル
スペック
実際に太陽光でBougeRV Yuma 200を使って充電する前に、パネルのスペックをお伝えします。
- 定格出力:200W±5%
- 開回路電圧:31.5±5%V
- 単路電流:8.64±5%A
- 変換効率:16%
- セルタイプ:CIGS系
- 防水防塵規格:IP68
- 作動温度範囲:-10~60℃
- 出力保証年数:25年
- 製造国:中国
単結晶・多結晶パネルについて(クリックで開きます)
シリコン系ソーラーパネルは、ケイ素が含まれたケイ石を加工、溶解して製造されます。
単結晶は、そのケイ石を加工して純度を高めたもの、一方で多結晶とは単結晶の製造過程で出来たケイ素の粒を再利用して出来たものになります。
わかりやすく説明すると
- 単結晶:純度が高い1枚のケイ素
- 多結晶:純度が低い粒を寄せ集めたケイ素
で製造されたものになります。
変換効率について(クリックで開きます)
太陽光発電の「変換効率」とは、「太陽光パネルが太陽光エネルギーをどれくらい電気エネルギーに変換できるか?」を示しています。
数値が高いほど太陽光をより電力に変換することが可能で、業界では
- 単結晶パネル:変換効率「21%〜25%」
- 多結晶パネル:変換効率「15%〜18%」
となり、選択するのであれば「単結晶パネル」のソーラーを選びましょう!
防水・防塵規格「IP」について(クリックで開きます)
電子機器などの防水や防塵に関する程度を示す等級文字でIP保護等級と呼ばれています。
JIS C 0920やIEC 60529が標準化の仕様で )家電品のカタログや説明書には、JIS保護等級と記載されています。
IP68とは、以下のような等級の中で最初の数字6、2番目の数字8によって、それぞれ防塵・防水の等級が決められています。
ここでもっとも注目なのは、「CIGS系」。
GIGS(シーアイジーエス)とは、原料に使われるCu,In,Ga,Se(銅、インジウム、ガリウム、セレン)の4つの元素の頭文字。
従来のソーラーパネルより光を吸収しやすく薄く作ることが可能なので、「フレキシブル(柔軟性がある)」と相性が抜群。
しかも「耐久性が25年保証」されているほど、強度も抜群の新素材ソーラー!!
出力性能
出力性能とは、ソーラーパネルの中には、USBポートなどが装備されており、太陽光で得た電力を直接USBから充電できるものがあります。
出力性能があれば、便利なのですが、あえてBougeRV Yuma 200は実装していません。
その理由は以下になります。
- デザイン性が悪くなる
- USBがあると防水規格が大幅に下がる
例えば、USB出力が装備されたソーラーパネルの防塵・防水規格は「IP65」が一般的。
防塵では最高性能ですが、防水では「あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない」という中堅ランク。
つまり「雨の日に外に放置しておくと故障の原因になる」わけです!
一方、BougeRV Yuma 200の防水規格は「IP68」。
防塵・防水ともに最高レベルで「継続的に水中に沈めた場合でも機器が影響を受けない」というソーラーパネルでは最高の防水性能になります。
365日、外に放置しても問題ないので、壁やベランダに設置できるんです!
入力性能
ここからはBougeRV Yuma 200を使って、「BougeRV Fort 1000」というポータブル電源に、実際に太陽光で充電するレビューをお届けしていきます。
充電するためには、BougeRV Fort 1000に付属されている「ソーラー充電ケーブル」を使用します。
BougeRV Yuma 200にも同じケーブルが内蔵されているので、
「カチ」っというまで2つを合体させれば、設置完了!
BougeRV Fort 1000はこちらのポートに差し込めば完了。
裏側のシールを利用すれば、
車の側面にはもちろん、
本来は設置できない場所にまで貼り付け可能。
BougeRV Yuma 200のシールタイプのシールは非常に強力なので、一度貼り付けると多分剥がれないほど。
家に屋根や壁面に貼り付ける場合はシールタイプ、車などにDIYする際には、もう一種類の「穴取り付けタイプ」がおすすめです。
さて実際に、太陽光で発電するにあたって、折り畳み式のソーラーパネルとどれぐらい発電量は違うのか他ブランドの製品ではありますが、検証しました。
まずは他ブランドの200Wの折り畳みソーラーパネルでの発電量が「163W」となかなかの発電量!
一方、BougeRV Yuma 200は、なんと「189W」もの充電量じゃありませんか!!
これには度肝を抜かれました。
もしかするとポータブル電源側に何か問題があり、ここまでの差が出たのかとBougeRV Yuma 200を他ブランドのポータブル電源に接続し再度、実験。
すると「182W」で充電されているじゃないですか!!
私がいる場所の太陽と波長があったのか、単結晶ソーラーパネルよりも上の発電量を記録しました!すごすぎる!
安全性
ソーラーパネルを選ぶ際には、安全認証マークを取得しているかチェックしてから購入しましょう!
BougeRV製品は世界各国で販売されており、それぞれの国の安全認証をクリアしているので、安心できる数少ないブランドです。
各国の安全認証マーク(クリックで開きます)
ポータブル電源は、世界各国にそれぞれの安全基準が設けられており条件を満たすことで取得できます。
- PESマーク:日本の法律での安全認証。ただしACアダプターがないタイプのポータブル電源については取得する必要は必ずしもない
- ULマーク:アメリカの基準での安全認証
- CEマーク:EUの法律での安全認証
- FCC:アメリカの電波通信安全基準
- RoHS:EUの安全保証
- TELEC:無線設備の安全基準
保証期間
BougeRV製品は、販売されているほとんどが「12ヶ月保証」です。
BougeRV Yuma 200の保証期間を販売されているマーケット別にご紹介しますので、ご希望の購入先の保証期間を確認をお願いいたします。
- 公式HP:18ヶ月
- amazon:18ヶ月
- 楽天:18ヶ月
- yahooショッピング:18ヶ月
ソーラーパネルは、初期不良を除く「故障や割れ」は購入してからの破損によるものがほとんどです。
どこのブランドもそうなのですが、購入者側の破損の場合は保証期間であっても「保証対象外」ですのでお気をつけください。
価格
BougeRV Yuma 200は性能、ブランドともに最高レベルなことがわかりましたが、やはり「価格」は大事な要素です。
- 本体価格:税込 75,999円
- 1Whの価格:379.9円
個人的な意見ですが「コスパは良い」と考えています。
その理由に、
- CIGSソーラー
- 見た目がシンプルで美しい
- 360°曲げられる
- 割れない
- 非常に軽い
- 変換効率がすごい
- IP68の防塵・防水性能
- 取り付け簡単
などなど、たくさんのメリットがあります。
従来の折り畳み式のソーラーパネルよりも1Whの価格は割高になってしまいます。
しかしながら、新素材による汎用性の高さと発電力は抜群におすすめできます!
レビューまとめ
最後に、上記のレビューを踏まえてBougeRV Yuma 200が、
- キャンプや車中泊などのアウトドア用
- 防災グッズや節電グッズ
- オフグリッド(電気の自給自足)
の様々な用途に適しているのかを、忖度なしでまとめていきます。
キャンプや車中泊などのアウトドア用
- 非常に軽いが畳めないので持ち運びには適さない
- 穴取り付けタイプならキャンプでも車中泊でも使いやすい
- 防水性能に優れているので水に浸けても問題なし
- 自作キャンピングカーなどに最適すぎる逸品
防災グッズや節電グッズ
- 非常に軽いが畳めないので持ち運びには適さない
- 防水性能に優れているので節電グッズとして365日ベランダで発電可能
オフグリッド(電気の自給自足)
- 防水性能に優れているので365日ベランダで発電可能
- 家の壁や屋根にもDIYで設置可能
- オフグリッドに非常に適したソーラーパネル
YaiYuの評価
最近では、ポータブル電源だけじゃなくソーラーパネルの進化も止まりません。
BougeRVは、ソーラーパネルにおいて新ブランドの中では攻めていて、かつ高性能でおすすめできます!
CIGS素材のフレキシブルソーラーパネルは、今後のソーラーパネル市場において、大きなゲームチェンジャーとなる、そんなポテンシャルを感じました!!
コメント
コメント一覧 (2件)
ボージアールブイと同じ会社でしょうか?読み方を強調されてるので違う会社だったらすみません。会社のホームページにはボージアールブイと書かれています。
たくさん
レビューした段階では、BougeRVのHPもまだまだの段階だったので、記載が間違っていたのだと思います。
確かに、確認したところ、ボージとなっておりましたので修正しました!
こういったご指摘は大変、助かります。ありがとうございました!!