BLUETTI PV350Sソーラーパネルレビュー!350Wの出力は、実験してみたら驚く発電量を叩き出した!!(キャンプ・車中泊・防災・節約・オフグリッド)

オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYuヤイユウ@yusukeyaida)です。

近年、地球温暖化の影響での自然災害や地震による停電・・・

そんな中「キャンプ」や「車中泊」だけでなく「防災」「節電」の用途として注目されているのが「ソーラーパネル」。

この記事では、ポータブル電源の大手ブランド「BLUETTIブルーティ」の「PV350Sソーラーパネル」のレビューをお届けしていきます!

目次

BLUETTI PV350Sソーラーパネルとは?

BLUETTIとは?

「BLUETTI」とは2009年に中国の深圳でスタートしたポータブル電源の最先端ブランドです。


なんて読むの?

と誰もが思う中、私は初めは間違って「ブルエッティ」とか言ってたのですが、正解は「ブルーティ」もしくは「ブルーティー」と読みます。(ブランド確認済み)


日本では神奈川県に「BLUETTI JAPAN株式会社」、東京都にも「株式会社ブルーティパワー」に法人を置き、サポート体制を充実させています。


現在は、小型〜大型のポータブル電源「EBシリーズ」が4製品。


小型から大型まで1番多くのラインナップが存在する「ACシリーズ」が9製品。


超大型の家庭用蓄電池の「EPシリーズ」が1製品。

EPシリーズ


そして、上記のポータブル電源の拡張バッテリー「Bシリーズ」。


ソーラーパネル「PVシリーズ」も5種類と、


業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇ります。

日本に法人を構えることで、サポート体制も充実しているので、安心して購入することができるブランドになります。

BLUETTI PV350Sソーラーパネルのメリット・デメリット

世界中で人気のBLUETTI PV350Sソーラーパネルをレビューする前に、ポータブル電源マニアの私がメリット・デメリットをご紹介!

メリット
デメリット
  • 美しい単結晶パネル
  • ETFE素材を採用
  • 23.4%の発電効率
  • 設置角度が調整しやすい
  • IP65
YaiYu

メリット・デメリットを踏まえて詳しくレビューしていきます!!

BLUETTI PV350Sソーラーパネルレビュー

ここからBLUETTI PV350Sソーラーパネルを初心者の方でもわかりやすく下記の順番で解説。

レビューの流れ
  1. ビジュアル
  2. 付属品
  3. スペック
  4. 出力性能
  5. 入力性能
  6. 安全性
  7. 保証期間
  8. 価格

ビジュアル

BLUETTI PV350Sソーラーパネルは、4つ折りの「折りたたみ式ソーラーパネル」。


表面には大きなポケットが装備されています(後で解説)。


持ち手はゴムになっていて、手が痛くなりにくく、


サイズ「90.5cm × 61.3cm」、厚さ「6.5cm」と、業界の標準サイズとなります。


重量は「約13.9kg」で、こちらも業界標準ウエイトになります。


4つ折りなので、展開するとかなり大きくなり、


裏側には、4つのスタンドが現れます。(後で解説)


サイズは「240 × 90.5cm」とかなり横に広がりますが、


厚みは「1cmもない」ほど薄くなります。

YaiYu

BLUETTIさん、厚みがどんどん薄くなってきていてすごい!

付属品

前面のポケットを開けると、付属品のケーブルが入っているので、別途ケーブルなどの購入の必要はありません

付属品
  • 取扱説明書
  • MC4ケーブル
YaiYu

付属ケーブルが長めの設計になっていて、とても助かりますよ!

スペック

実際に太陽光でBLUETTI PV350Sソーラーパネルを使って充電する前に、パネルのスペックをお伝えします。

スペック
  • 定格出力:350W
  • 開回路電圧:47V
  • 単路電流:9.3A
  • セルタイプ:単結晶シリコン
  • 変換効率:23.4%
  • 防水防塵規格:IP65
  • 作動温度範囲:-10~65℃
  • 製造国:中国
単結晶・多結晶パネルについて(クリックで開きます)

シリコン系ソーラーパネルは、ケイ素が含まれたケイ石を加工、溶解して製造されます。


単結晶は、そのケイ石を加工して純度を高めたもの、一方で多結晶とは単結晶の製造過程で出来たケイ素の粒を再利用して出来たものになります。


わかりやすく説明すると

  • 単結晶:純度が高い1枚のケイ素
  • 多結晶:純度が低い粒を寄せ集めたケイ素

で製造されたものになります。

変換効率について(クリックで開きます)

太陽光発電の「変換効率」とは、「太陽光パネルが太陽光エネルギーをどれくらい電気エネルギーに変換できるか?」を示しています。


数値が高いほど太陽光をより電力に変換することが可能で、業界では

  • 単結晶パネル:変換効率「21%〜25%
  • 多結晶パネル:変換効率「15%〜18%

となり、選択するのであれば「単結晶パネル」のソーラーを選びましょう!

防水・防塵規格「IP」について(クリックで開きます)

電子機器などの防水や防塵に関する程度を示す等級文字でIP保護等級と呼ばれています。

JIS C 0920やIEC 60529が標準化の仕様で )家電品のカタログや説明書には、JIS保護等級と記載されています。

IP68とは、以下のような等級の中で最初の数字6、2番目の数字8によって、それぞれ防塵・防水の等級が決められています。



BLUETTIのソーラーパネルは「単結晶シリコン」でとても美しく、変換効率が「23.4%」と業界最高レベル。


さらに、最新の「ETFE材料」を使用しており、

  • 非常に高い光の透過率
  • 高い耐食性
  • 高い耐熱性
  • 高い防水性

を誇り、従来のPET材料を使用した太陽光パネルと比べ、安定性が高く長期の屋外での使用にも耐えることができます。

出力性能

出力性能とは、ソーラーパネルの中には、USBポートなどが装備されており、太陽光で得た電力を直接USBから充電できるものがあります。


出力性能があれば便利なのですが、実装されていないソーラーパネルの方が多くあります。

その理由は以下の通り。

理由
  • デザイン性が悪くなる
  • USBがあると防水規格が大幅に下がる


例えば、USB出力が装備されたソーラーパネルの防塵・防水規格は「IP65」が一般的。


防塵では最高性能ですが、防水では「あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない」という中堅ランク。

つまり「強い雨の日に外に放置しておくと故障の原因になる」わけです!


一方、BLUETTI PV350Sソーラーパネルの防水規格は・・・なんと「IP65」。


残念なことにBLUETTI PV350Sソーラーパネルは、

  • USBなどの出力性能はなく
  • 防塵・防水性能も並のIP65

という結果になってしまいました。

YaiYu

防水性能を重視しているのであれば、他ブランドのソーラーの方がおすすめになります。

入力性能

ここからはBLUETTI PV350Sソーラーパネルを使って、「BLUETTI AC180」というポータブル電源に、実際に太陽光で充電するレビューをお届けしていきます。


充電するためには、BLUETTI AC180に付属されている「MC4ソーラー充電ケーブル」を使用します。


BLUETTI PV350Sソーラーパネルに付属しているケーブルを


「カチ」っというまで2つを合体させ、


BLUETTI AC180には、こちらの丸ポートに差し込みましょう!


BLUETTI PV350Sソーラーパネルの方は、裏面の4つのスタンドを設置していきます。


マジックテープを剥がせば動くようになり、


角度の調整が、ゴムの伸縮により自由にすることができます。


BLUETTI PV350Sソーラーパネルは45度ぐらいまで傾けることができました。

YaiYu

角度の微調整が、とっても設置しやすく最高!


早速、BLUETTI AC180に充電していくのですが太陽が真上だったので、地面にベタ置きで実験。


上記画像だとBLUETTI AC180が小さく見えますが、実際はそこそこ大きいポータブル電源です。


今日の気温は32度、天気は晴れていて湿度は高めの夏の気候。


結果はなんと「約370W」!!!(やばい)

YaiYu

350Wのソーラーで「370W」も発電するとか、変換効率の高さに驚きなんですけど!!

安全性

ソーラーパネルを選ぶ際には、安全認証マークを取得しているかチェックしてから購入しましょう!


BLUETTI製品は世界各国で販売されており、それぞれの国の安全認証をクリアしているので、安心できる数少ないブランドです。

各国の安全認証マーク(クリックで開きます)

ポータブル電源は、世界各国にそれぞれの安全基準が設けられており条件を満たすことで取得できます。

  • PESマーク:日本の法律での安全認証。ただしACアダプターがないタイプのポータブル電源については取得する必要は必ずしもない
  • ULマーク:アメリカの基準での安全認証
  • CEマーク:EUの法律での安全認証
  • FCC:アメリカの電波通信安全基準
  • RoHS:EUの安全保証
  • TELEC:無線設備の安全基準

保証期間

業界では、販売されているソーラーパネルのほとんどが「12ヶ月保証」です。


BLUETTI PV350Sソーラーパネルの保証期間を販売されているマーケット別にご紹介しますので、ご希望の購入先の保証期間を確認をお願いいたします。

保証期間
  • 公式HP:12ヶ月
  • amazon:12ヶ月
  • 楽天:12ヶ月
  • yahooショッピング:12ヶ月
ポイント

BLUETTIは、日本国内の購入の方のみ、公式サイトにてお買い上げの方を対象に、ご購入日より30日間の交換保証を実施。


ソーラーパネルは、初期不良を除く「故障や割れ」は購入してからの破損によるものがほとんどです。

どこのブランドもそうなのですが、購入者側の破損の場合は保証期間であっても「保証対象外」ですのでお気をつけください。

YaiYu

1年保証は業界でスタンダードな期間です。

価格

BLUETTI PV350Sソーラーパネルは性能、ブランドともに最高レベルなことがわかりましたが、やはり「価格」は大事な要素です。

価格
  • 本体価格:税込 99,800円
  • 1Whの価格:285.1円


個人的な意見ですがコスパは「普通」と考えています。


その理由に、

  • 美しい単結晶パネル
  • ETFE素材を採用
  • 23.4%の発電効率
  • 長めのケーブル付属
  • スタンドの角度を調整できる

などなど「メリット」があります。


とはいえ、防水・防塵性能がもう一歩な点により用途が限られるため、コスパは普通と判断しました。

レビューまとめ


最後に、上記のレビューを踏まえてBLUETTI PV350Sソーラーパネルが、

  • キャンプや車中泊などのアウトドア用
  • 防災グッズや節電グッズ
  • オフグリッド(電気の自給自足)

の様々な用途に適しているのかを、忖度なしでまとめていきます。

キャンプや車中泊などのアウトドア用

アウトドア
Better
1
2
3
4
5
Good
ポイント
  • 折りたたみ式なので持ち運びに便利
  • 発電効率が23.4%なのはいい感じ
  • IP65のためアウトドア先で放置するのはリスクあり

防災グッズや節電グッズ

防災・節電
Better
1
2
3
4
5
Good
ポイント
  • ベランダで放置するには防水性能が足りない

オフグリッド(電気の自給自足)

防災・節電
Better
1
2
3
4
5
Good
ポイント
  • 365日、外で発電するため防塵・防水性能はIP67かIP68は欲しい

YaiYuの評価

BLUETTIは、ソーラーパネルにおいてはやや力を入れていない印象。


その中でも、このBLUETTI PV350Sソーラーパネルはスタンダードな設計で、

  • BLUETTI最大サイズのソーラーパネル
  • 300W以上のソーラーパネルは業界でもまだまだ少ない

という観点から、BLUETTIユーザーとっては、素晴らしいソーラーパネル。


とはいえ心の声や口コミでは、

YaiYu

防水性能さえもっと良ければ、使いやすい素晴らしいソーラーパネルなんだけどな〜


ただ、ポータブル電源のBLUETTI AC60は、かなり高性能だったので、興味がありましたらレビュー記事を合わせてご覧ください!


BLUETTI AC180も1000Whクラスの最強のパワーを誇っていたので、間違い無くおすすめできるポータブル電源でした。

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ポータブル電源大手ブランドと電池容量別の一覧

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この記事を書いた人

2019年から1年間バンライフをした実践者。
その体験をもとに車中泊のノウハウやDIY、ポータブル電源やソーラーパネルをレビューしています。
今後はセミオフグリッドな生活を実現するため現在、奮闘中。

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