オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYu(@yusukeyaida)です。
近年、地球温暖化の影響での自然災害や地震による停電・・・
そんな中「キャンプ」や「車中泊」だけでなく「防災」「節電」の用途として注目されているのが「ソーラーパネル」。
この記事では、ポータブル電源の大手ブランド「BLUETTI」の「PV120S ソーラーパネル」のレビューをお届けしていきます!
BLUETTI PV120Sは数量限定製品なので、amazonや楽天、yahooでは売っておらず公式HPのみでの販売になります。
BLUETTI PV120S ソーラーパネルとは?
BLUETTIとは?
「BLUETTI」とは2009年に中国の深圳でスタートしたポータブル電源の最先端ブランドです。
なんて読むの?
と誰もが思う中、正解は「ブルーティ」もしくは「ブルーティー」と読みます。(ブランド確認済み)
日本では神奈川県に「BLUETTI JAPAN株式会社」、東京都にも「株式会社ブルーティパワー」に法人を置き、サポート体制を充実させています。
現在は、小型〜大型のポータブル電源「EBシリーズ」が4製品。
小型から大型まで1番多くのラインナップが存在する「ACシリーズ」が11製品。
超大型の家庭用蓄電池の「EPシリーズ」が1製品。
そして、上記のポータブル電源の拡張バッテリー「Bシリーズ」。
ソーラーパネル「PVシリーズ」も4種類と、
業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇ります。
さらに、不要になったポータブル電源の回収サービス「リサイクルサービス」を 2024年1月から開始されますます人気を集めています。
BLUETTI PV120S ソーラーパネルのメリット・デメリット
世界中で人気のBLUETTI PV120S ソーラーパネルをレビューする前に、ポータブル電源マニアの私がメリット・デメリットをご紹介!
メリット・デメリットを踏まえて詳しくレビューしていきます!!
BLUETTI PV120S ソーラーパネルレビュー
ここからBLUETTI PV120S ソーラーパネルを初心者の方でもわかりやすく下記の順番で解説。
- ビジュアル
- 付属品
- スペック
- 出力性能
- 入力性能
- 安全性
- 保証期間
- 価格
ビジュアル
BLUETTI PV120S ソーラーパネルは、4つ折りの「折りたたみ式ソーラーパネル」。
裏面には大きなポケットが装備されています(後で解説)。
持ち手は丈夫で持ちやすく、サイズ「55.2cm × 46.1cm」、厚さ「6.5cm」と、業界の標準サイズとなります。
重量は「約6.8kg」で、こちらは業界標準より「やや重め」。
4つ折りなので、展開するとかなり大きくなり、
裏側には、3つのスタンドが現れます。(後で解説)
サイズは「174.9 × 55.2cm」とかなり横に広がりますが、
一方、厚みは「1cmもない」ほど薄くなります。
付属品
BLUETTI PV120S ソーラーパネルの付属品はすべて揃っているので別途購入の必要はありません。
- 取扱説明書
- MC4ケーブル
付属ケーブルが、かなり長めの設計になっていてとても助かりますよ!
スペック
実際に太陽光でBLUETTI PV120S ソーラーパネルを使って充電する前に、パネルのスペックをお伝えします。
- 定格出力:120W
- 開回路電圧:24.8V
- 単路電流:6.1A
- セルタイプ:単結晶シリコン
- 変換効率:23.4%
- 防水防塵規格:IP65
- 作動温度範囲:-10~65℃
- 製造国:中国
単結晶・多結晶パネルについて(クリックで開きます)
シリコン系ソーラーパネルは、ケイ素が含まれたケイ石を加工、溶解して製造されます。
単結晶は、そのケイ石を加工して純度を高めたもの、一方で多結晶とは単結晶の製造過程で出来たケイ素の粒を再利用して出来たものになります。
わかりやすく説明すると
- 単結晶:純度が高い1枚のケイ素
- 多結晶:純度が低い粒を寄せ集めたケイ素
で製造されたものになります。
変換効率について(クリックで開きます)
太陽光発電の「変換効率」とは、「太陽光パネルが太陽光エネルギーをどれくらい電気エネルギーに変換できるか?」を示しています。
数値が高いほど太陽光をより電力に変換することが可能で、業界では
- 単結晶パネル:変換効率「21%〜25%」
- 多結晶パネル:変換効率「15%〜18%」
となり、選択するのであれば「単結晶パネル」のソーラーを選びましょう!
防水・防塵規格「IP」について(クリックで開きます)
電子機器などの防水や防塵に関する程度を示す等級文字でIP保護等級と呼ばれています。
JIS C 0920やIEC 60529が標準化の仕様で )家電品のカタログや説明書には、JIS保護等級と記載されています。
IP68とは、以下のような等級の中で最初の数字6、2番目の数字8によって、それぞれ防塵・防水の等級が決められています。
BLUETTI PV120S ソーラーパネルは「単結晶シリコン」でとても美しく、変換効率が「23.4%」と業界最高レベル。
さらに、最新の「ETFE材料」を使用しており、
- 非常に高い光の透過率
- 高い耐食性
- 高い耐熱性
- 高い防水性
を誇り、従来のPET材料を使用した太陽光パネルと比べ、安定性が高く長期の屋外での使用にも耐えることができます。
出力性能
出力性能とは、ソーラーパネルの中には、USBポートなどが装備されており、太陽光で得た電力を直接USBから充電できるものがあります。
出力性能があれば、便利なのですが、あえてBLUETTI PV120S ソーラーパネルは実装していません。
その理由は以下になります。
- デザイン性が悪くなる
- USBがあると防水規格が大幅に下がる
例えば、USB出力が装備されたソーラーパネルの防塵・防水規格は「IP65」が一般的。
防塵では最高性能ですが、防水では「あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない」という中堅ランク。
つまり「強い雨の日に外に放置しておくと故障の原因になる」わけです!
一方、BLUETTI PV120S ソーラーパネルの防水規格は・・・なんと「IP65」。
残念なことにBLUETTI PV120Sは、
- USBなどの出力性能はなく
- 防塵・防水性能も並のIP65
という結果になってしまいました。
防水性能を重視しているのであれば、他ブランドのソーラーの方がおすすめになります。
入力性能
ここからはBLUETTI PV120S ソーラーパネルを使って、「BLUETTI AC60」というポータブル電源に、実際に太陽光で充電するレビューをお届けしていきます。
充電するためには、BLUETTI AC60に付属されている「MC4ソーラー充電ケーブル」を使用します。
BLUETTI PV120S ソーラーパネルに付属しているケーブルを
「カチ」っというまで2つを合体させ、
BLUETTI AC60には、こちらの丸ポートに差し込みましょう!
BLUETTI PV120S ソーラーパネルの方は、裏面の3つのスタンドを設置していきます。
スタンドは、ボタンをつける位置によって「35°」「45°」「55°」と3段階に角度を調整できます。
角度を調整できることで
太陽の位置に適した角度に変更でき、より多く充電することが可能です。
角度の調整の微調整が、業界の中でもっとも細かくできて最高!
早速、BLUETTI AC60に充電していくのですが太陽が真上だったので、地面にベタ置きで実験。
すると「145W」で充電されました。
120Wのソーラーで「145W」も発電するとか、変換効率の高さに驚きというか、過去最高の数字!!
安全性
ソーラーパネルを選ぶ際には、安全認証マークを取得しているかチェックしてから購入しましょう!
BLUETTI製品は世界各国で販売されており、それぞれの国の安全認証をクリアしているので、安心できる数少ないブランドです。
各国の安全認証マーク(クリックで開きます)
ポータブル電源は、世界各国にそれぞれの安全基準が設けられており条件を満たすことで取得できます。
- PESマーク:日本の法律での安全認証。ただしACアダプターがないタイプのポータブル電源については取得する必要は必ずしもない
- ULマーク:アメリカの基準での安全認証
- CEマーク:EUの法律での安全認証
- FCC:アメリカの電波通信安全基準
- RoHS:EUの安全保証
- TELEC:無線設備の安全基準
保証期間
業界では、販売されているソーラーパネルのほとんどが「12ヶ月保証」です。
BLUETTI PV120S ソーラーパネルの保証期間を販売されているマーケット別にご紹介しますので、ご希望の購入先の保証期間を確認をお願いいたします。
- 公式HP:12ヶ月
- amazon:12ヶ月
- 楽天:12ヶ月
- yahooショッピング:12ヶ月
BLUETTIは、日本国内の購入の方のみ、公式サイトにてお買い上げの方を対象に、ご購入日より30日間の交換保証を実施。
ソーラーパネルは、初期不良を除く「故障や割れ」は購入してからの破損によるものがほとんどです。
どこのブランドもそうなのですが、購入者側の破損の場合は保証期間であっても「保証対象外」ですのでお気をつけください。
1年保証は業界でスタンダードな期間です。
価格
BLUETTI PV120S ソーラーパネルは性能、ブランドともに最高レベルなことがわかりましたが、やはり「価格」は大事な要素です。
- 本体価格:税込 39,800円
- 1Whの価格:248.8円
個人的な意見ですがコスパは「普通」と考えています。
その理由に、
- 美しい単結晶パネル
- ETFE素材を採用
- 23.4%の発電効率
- 長めのケーブル付属
- スタンドの角度を調整できる
などなど「メリット」があります。
とはいえ、防水・防塵性能がもう一歩な点により用途が限られるため、コスパは普通と判断しました。
レビューまとめ
最後に、上記のレビューを踏まえてBLUETTI PV120S ソーラーパネルが、
- キャンプや車中泊などのアウトドア用
- 防災グッズや節電グッズ
- オフグリッド(電気の自給自足)
の様々な用途に適しているのかを、忖度なしでまとめていきます。
キャンプや車中泊などのアウトドア用
- 折りたたみ式なので持ち運びに便利
- 発電効率が23.4%なのはいい感じ
- IP65のためアウトドア先で放置するのはリスクあり
防災グッズや節電グッズ
- ベランダで放置するには少し防水性能が足りないかも
オフグリッド(電気の自給自足)
- 365日、外で発電するため防塵・防水性能はIP67かIP68は欲しい
YaiYuの評価
BLUETTIは、ソーラーパネルにおいてはやや力を入れていない印象。
その中でも、このBLUETTI PV120S ソーラーパネルはスタンダードな設計で、
- サイズはこれよりも大きいか小さいか
- 折りたたみ式にするかフレキシブルにするか
などなど、迷っている方の判断材料となるソーラーパネルです。
とはいえ心の声は、
防水性能さえもっと良ければ、使いやすい素晴らしいソーラーパネルなんだけどな〜
BLUETTI PV120Sは数量限定製品なので、amazonや楽天、yahooでは売っておらず公式HPのみでの販売になります。
ポータブル電源のBLUETTI AC60もかなり高性能だったので、興味がありましたらレビュー記事を合わせてご覧ください!
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