オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYu(@yusukeyaida)です。
近年、地球温暖化の影響での自然災害や地震による停電・・・
そんな中「キャンプ」や「車中泊」だけでなく「防災」「節電」の用途として注目されているのが「ソーラーパネル」。
近年では高性能なものが多数ラインナップされている中、新興ブランド「Enernova」のソーラーパネルが完全防水でおすすめです。
この記事では、大手ポータブル電源ブランドのアンバサダーも務めたYaiYuが、Enernova Solar 160Wを、忖度なしで初心者の方にもわかりやすく徹底レビューしていきます。
Enernova ソーラーパネル 160Wとは?
新興ポータブル電源企業「Enernova」とは?
Enernovaは、2018年に設立されたキャンプや車中泊などのアウトドア用ポータブル電源を主に販売する新興ブランド。
読み方は「エネルノヴァ」と、ちょっとカッコいい!
「Stay charge, On the go!」のスローガンのもと、旅の途中であっても製品を使うことでどんどん進んでいこうぜ!というアウトドアを全面に出す感じがいい!
現在は旧世代の「Smartシリーズ」が3製品。
そして2023年からは攻めた高性能の「ETAシリーズ」が3製品。
防水性に優れた「折りたたみ式ソーラーパネル」が3製品。
新興ブランドだけに、バリエーションを増やしている段階で今後がとても楽しみですね〜!
Enernova ソーラーパネル 160Wのメリット・デメリット
Enernova ソーラーパネル 160Wをレビューする前に、ポータブル電源マニアの私がメリット・デメリットをご紹介!
メリット・デメリットを踏まえて詳しくレビューしていきます!!
Enernova ソーラーパネル 160Wレビュー
ここからEnernova ソーラーパネル 160Wを初心者の方でもわかりやすく下記の順番で解説。
- ビジュアル
- 付属品
- スペック
- 出力性能
- 入力性能
- 安全性
- 保証期間
- 価格
ビジュアル
Enernova ソーラーパネル 160Wは折り畳まれた状態がデフォルト。
裏面は、ケーブルが剥き出しになっている珍しいデザイン。
後で解説を入れますが、完全防水ソーラーパネルなので、全体的に硬めの感触なので、持ち手もしっかりめ。
折り畳まれた状態のサイズは「54 × 54 × 5.5cm」と、業界平均サイズと判断。
重量も、「約6kg」と業界の平均ウエイトと判断しました。
4つ折りで、5.5cmの厚みなので1枚、1枚はとても薄く
カラビナなどを設置できる穴も実装されています。
展開すると、とても美しいソーラーパネルで、
サイズは「198 × 54cm」、
厚みは「約1cm以下」ほどとなり、薄いながらもしっかりしている感触。
見た目は、業界のスタンダードなソーラーパネルです。
付属品
次に、Enernova ソーラーパネル 160Wの付属品について詳しくみていきましょう!
- 取扱説明書
取扱説明書の他には、何もなくケーブルは直接付属しているので、後でポータブル電源と接続していきます。
スペック
さて実際に太陽光でEnernova ソーラーパネル 160Wを使って充電する前に、パネルのスペックを見ていきましょう。
- 定格出力:160W±5%
- 開回路電圧:21.6V
- 単路電流:9.16A
- セルタイプ:単結晶シリコン
- 変換効率:21%~23%
- 防水防塵規格:IP68
- 作動温度範囲:-10~65℃
- 製造国:中国
単結晶・多結晶パネルについて(クリックで開きます)
シリコン系ソーラーパネルは、ケイ素が含まれたケイ石を加工、溶解して製造されます。
単結晶は、そのケイ石を加工して純度を高めたもの、一方で多結晶とは単結晶の製造過程で出来たケイ素の粒を再利用して出来たものになります。
わかりやすく説明すると
- 単結晶:純度が高い1枚のケイ素
- 多結晶:純度が低い粒を寄せ集めたケイ素
で製造されたものになります。
変換効率について(クリックで開きます)
太陽光発電の「変換効率」とは、「太陽光パネルが太陽光エネルギーをどれくらい電気エネルギーに変換できるか?」を示しています。
数値が高いほど太陽光をより電力に変換することが可能で、業界では
- 単結晶パネル:変換効率「21%〜25%」
- 多結晶パネル:変換効率「15%〜18%」
となり、選択するのであれば「単結晶パネル」のソーラーを選びましょう!
防水・防塵規格「IP」について(クリックで開きます)
電子機器などの防水や防塵に関する程度を示す等級文字でIP保護等級と呼ばれています。
JIS C 0920やIEC 60529が標準化の仕様で )家電品のカタログや説明書には、JIS保護等級と記載されています。
IP68とは、以下のような等級の中で最初の数字6、2番目の数字8によって、それぞれ防塵・防水の等級が決められています。
Enernova ソーラーパネル 160Wは「単結晶シリコン」でとても美しく、変換効率が「21~23%」となり、業界最高レベル。
さらに、最新の「ETFE材料」を使用しており、
- 非常に高い光の透過率
- 高い耐食性
- 高い耐熱性
- 高い防水性
を誇り、従来のPET材料を使用した太陽光パネルと比べ、安定性が高く長期の屋外での使用にも耐えることができます。
ソーラーパネルを購入する際は、ETFT加工がされているものを選びましょう!!
出力性能
出力性能とは、ソーラーパネルの中には、USBポートなどが装備されており、太陽光で得た電力を直接USBから充電できるものがあります。
出力性能があれば便利なのですが、実装されていないソーラーパネルの方が多くあります。
その理由は以下の通り。
- デザイン性が悪くなる
- USBがあると防水規格が大幅に下がる
例えば、USB出力が装備されたソーラーパネルの防塵・防水規格は「IP65」が一般的。
防塵では最高性能ですが、防水では「あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない」という中堅ランク。
つまり「強い雨の日に外に放置しておくと故障の原因になる」わけです!
Enernova ソーラーパネル 160Wは、USBポートはついていない「完全防水・防塵ソーラーパネル」。
IP68とは、「深さ2mまで、最長30分間水没しても耐えられる性能」を備えています。
これは販売されているソーラーパネルで最高の防水・防塵性能なので、おすすめできます!
IP68のソーラーパネルって、業界でも珍しいので、ベランダ発電をされる方は必須です!
入力性能
ここからはEnernova ソーラーパネル 160Wを使って、「Enernova ETA」というポータブル電源に、実際に太陽光で充電するレビューをお届けしていきます。
充電するためには、Enernova ETAには付属していない「MC4ソーラーコネクター」というケーブルが必要になってきます。
ん〜ここは、ポータブル電源かソーラーのどちらかにケーブルは付属して欲しかった。
Enernova ETAの後面の黄色のポートに差し込んだら、
反対側をEnernova ソーラーパネル 160Wのケーブルと合体させよう!
Enernova ソーラーパネル 160Wは、スタンドさせるために裏側に向け、
足の部分の設置をしていきます。
下記画像のように設置できれば完成です。
スタンドに角度によっては、
より垂直に立てることも可能なので、太陽の向きに応じて変更してみましょう!
さてさて、Enernova ソーラーパネル 160Wとケーブルで繋げたわけですが、
この日は夏の暑い日で、気温は30度ぐらいだったのですが、結果「152W」も発電し、大満足の結果となりました。
発電効率が良いのが検証できましたね!!
直射日光のものにポータブル電源を放置するのは、安全ではないので影に潜ませましょう!
安全性
ソーラーパネルを選ぶ際には、安全認証マークを取得しているかチェックしてから購入しましょう!
Enernova製品は新興ブランドですが、安全性にはしっかりと標準を満たしていたので問題ないと言えるでしょう。
各国の安全認証マーク(クリックで開きます)
ポータブル電源は、世界各国にそれぞれの安全基準が設けられており条件を満たすことで取得できます。
- PESマーク:日本の法律での安全認証。ただしACアダプターがないタイプのポータブル電源については取得する必要は必ずしもない
- ULマーク:アメリカの基準での安全認証
- CEマーク:EUの法律での安全認証
- FCC:アメリカの電波通信安全基準
- RoHS:EUの安全保証
- TELEC:無線設備の安全基準
保証期間
業界では、販売されているソーラーパネルのほとんどが「12ヶ月保証」です。
Enernova ソーラーパネル 160Wの保証期間を販売されているマーケット別にご紹介しますので、ご希望の購入先の保証期間を確認をお願いいたします。
- 公式HP:24ヶ月
- amazon:24ヶ月
- 楽天:24ヶ月
- yahooショッピング:24ヶ月
- 家電量販店:量販店による
ソーラーパネルは、初期不良を除く「故障や割れ」は購入してからの破損によるものがほとんどです。
どこのブランドもそうなのですが、購入者側の破損の場合は保証期間であっても「保証対象外」ですのでお気をつけください。
公式HPで購入することをおすすめします!
価格
Enernova ソーラーパネル 160Wは性能、ブランドともに最高レベルなことがわかりましたが、やはり「価格」は大事な要素です。
- 本体価格:税込 39,900円
- 1Whの価格:249円
個人的な意見ですがコスパは「普通クラス」と考えています。
その理由に、
- 美しい単結晶パネル
- IP68
とメリットもあるのですが、
- 新興ブランド
- 付属品が揃っていない
など、尖った性能は持ち合わせておらず、大手ブランドのIP68のソーラーパネルを購入する方が、いいのかなと思う性能です。
Enernova ETAのポータブル電源をお持ちの方は合わせて購入をおすすめします!
レビューまとめ
最後に、上記のレビューを踏まえてEnernova ソーラーパネル 160Wが、
- キャンプや車中泊などのアウトドア用
- 防災グッズや節電グッズ
- オフグリッド(電気の自給自足)
の様々な用途に適しているのかを、忖度なしでまとめていきます。
キャンプや車中泊などのアウトドア用
- 折りたたみ式なので持ち運びに便利
- IP68なのでキャンプに最適
- 新興ブランドなので評価を4に
防災グッズや節電グッズ
- IP68なので、ベランダに365日放置してても問題なし
オフグリッド(電気の自給自足)
- IP68なので、オフグリッド用にも最適
YaiYuの評価
2024年は、ソーラーパネルはどのブランドも差別化はできていない状況です。
その中でもIP68は、確かに業界でも少なくて貴重なのですが、新興ブランドであればもうちょっと攻めた性能にしないと選ばれないのかなという状況です。
性能はいいソーラーパネルなだけに、しっかりと付属品をセットにした方が消費者にとっては選ばれやすいかなと思っています。
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