オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYu(@yusukeyaida)こと、矢井田裕左です。
今、世の中にはたくさんのポータブル電源が販売されています。
その中でも業界大手ブランド「Jackery」のポータブル電源は特に人気。

しかし、たくさんの種類も販売されているので、
- 自分にどれが合っているのか?
- 性能はどう違うのか?
が分からないという方が「口コミ」でも多くありました。
そこで、大手ポータブル電源のアンバサダーも務めた私が、Jacleryのポータブル電源のレビュー・口コミ・性能から徹底比較し、読者の皆様にとってどれを購入すべきなのかを比較解説していきます。
Jackeryのポータブル電源の選び方
Jackeryのポータブル電源の選び方として以下の項目が挙げられます。

- 用途から選ぶ
- 電気容量で選ぶ
- 性能で選ぶ
- 電池寿命で選ぶ
- 保証や対応で選ぶ
- 予算(価格)で選ぶ
まだまだ選ぶ要素として挙げられますが大まかにこれほどあり、選ぶことは非常に難しいと思います。
だからこそ、Jackeryのポータブル電源の「失敗しない選び方」を、できる限りレビューとともに解説していきます。
用途と寿命から選ぶ
ポータブル電源の主な用途は以下の5つ。
- キャンプ
- 車中泊
- 防災グッズ
- 節電グッズ
- オフグリッド(電力の自給自足)
Jackeryのポータブル電源は、上記の用途に全て対応しているさまざまなポータブル電源を販売しています。

それは業界大手だからこそ、
- さまざまな「電気容量」のポータブル電源がラインアップ
- さまざまな「サイズ」のポータブル電源がラインアップ
- さまざまな「パワー」のポータブル電源がラインアップ
されていることが人気の理由になります。
またJackeryのポータブル電源の中には、電池の容量を拡張できるタイプも存在しています。

容量を拡張できるメリットとして、
- あとで電力が足りないなと思ったら買い足せる
- 本体よりも安価で購入できる
などのメリットがあり、電気容量を拡張することで防災グッズとして「より真価を発揮する」ことができます。
さらにソーラーパネルを設置することで、補助的に電力を供給できるので車中泊と相性抜群です。


一日放置すると、電源が充電されていて驚きますよ!
予算の都合はあると思いますが、電池容量の選び方として、
- 1人で使用する予定:1000Wh以下のポータブル電源
- 2人で使用する予定:1000~2000Whのポータブル電源
- 3人以上で使用する予定:2000Wh以上のポータブル電源
と、使用人数で大まかに分けることも、選ぶ方法の1つです。
電池寿命(充放電サイクル)
ポータブル電源でよくみなさん気にされるのが「電池寿命」です。


現在販売されているポータブル電源の「主な電池」は3種類あります。
- リン酸鉄リチウムイオン電池:約3000~4000回(残存80%)
- 半固体リン酸鉄リチウムイオン電池:約4500回(残存80%)
- 固体電池:約4000回(残存80%)



ポータブル電源を充電して放電してを3000~4500回繰り返すことで、電池容量が最大が「80%」まで減少するという意味になります。
安全性においては、リン酸鉄リチウムイオン電池<半固体<固体電池となります。


現在の多くはリン酸鉄リチウムイオン電池のポータブル電源が主流です。
安全面はシステムによって守られており、どれを選んでも大きな差はありませんので、価格・性能・ブランド(保証など)などを考慮して選びましょう!



Jackeryのポータブル電源には、長寿命電池ではないものもあるので注意が必要です。
Jackeryポータブル電源を選ぶポイント
ということで、ここからJackeryのポータブル電源を比較紹介していきます。


比較したポイントは以下の通り。
- デザイン
- 電気容量
- 電池の寿命
- 出力(パワー)
- 価格
- 保証や安全性
- 車中泊グッズとしての評価
- 私の評価
その上で、性能的に「おすすめのもの」「おすすめではないもの」が存在するので、先に忖度なしで分け、おすすめのものだけを紹介していきます。


電気容量「500Wh以下」のJackeryおすすめ小型ポータブル電源
まずは低価格でコンパクトな電気容量「500Wh以下」のJacleryの小型ポータブル電源をラインナップ!


そして、この中でもっともおすすめなのはJackery 240 New!





小型では、この240 Newの一択で間違いなしです!!
なお、Jackery 100 Plusは、ポータブル電源ではなく「モバイルバッテリー」なので、お間違いなく!





モバイルバッテリーなので、コンセントなどは使用不可になります!
Jackery 240 New
ここから簡単にJackery 240 Newの性能の紹介をしていきます。


詳細
Jackery 240 New | 詳細 |
---|---|
サイズ | 約23.1 x 15.3 x 16.8 cm |
重量 | 約3.6kg |
容量 | 256Wh/20Ah/12.8V |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) |
電池寿命 | 4000回以上(残存70%) |
温度範囲 | 保管温度範囲:-10°C ~ 40°C 動作温度範囲:-10°C ~ 40°C 充電温度範囲:0°C ~ 40°C |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 波形:完全正弦波 定格出力:300W コンセント口数:1口 |
USB出力 | USB-A(15W):1口 USB-C(15W):1口 USB-C(PD100):1口 |
DC出力 | シガーソケット(12V/10A):1口 |
AC入力 | 80%まで「約40分」 100%まで「約1時間」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V 100%まで「約3時間」 |
ソーラー入力 | 入力最大値:100W |
BMS | UPS採用 |
保証期間(公式HP) | 5年 |
価格 | 本体価格:税込 32,800円 1Whの価格:128円 |
メリット・デメリット
Jackery 240 Newは、ポータブル電源で過去にもっとも売れたであろうJackery 240のアップグレード版。


もっとも評価が高いのは業界トップと言っても過言ではない「圧倒的コンパクト」さ。


そして、3.6kgという「圧倒的な軽量さ」にあります。


なのにLEDライトは付属され、


さらにJackeryの公式アプリでスマホと「連携」し、ブルートゥースで遠隔操作可能!


充電速度も、業界最速クラスの
- 80%まで「約40分」
- 100%まで「約1時間」
という速さで充電されるので、全く隙がありません。


ただ、コンパクトで軽い分、パワーは300Wまでしか出せないのは注意を!!


- アウトドア時にはLEDランタン、スマホ充電、電気毛布、扇風機の使用がおすすめ
- 停電時などにはLEDランタン、テレビ、冷蔵庫などの電源におすすめ
ソーラーパネルでの充電も100Wまでなので、防災用としては大きなモバイルバッテリーとして使うのがおすすめです!





ソロキャンなどにおすすめのサイズになります!
電気容量「500~1000Wh」のJackeryおすすめ中型ポータブル電源
続きまして、電気容量「500~1000Wh」のJacleryの中型ポータブル電源でおすすめなものを選んでいきます!


この中でおすすめなのは「Jackery 600 Plus」と「Jackery 900」です。


どちらを選べばいいの?
ではJackery 600 PlusとJackery 900は、どちらを選べば良いでしょうか?



比較しながら見ていきましょう!
詳細の比較
Jackery | 600 Plus | 900 |
---|---|---|
サイズ | 約30 x 21.9 x 19.7 cm | 約32.7 x 22.4 x 24.7cm |
重量 | 約7.3kg | 約10.8 kg |
容量 | 632Wh | 960Wh |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) | |
電池寿命 | 4000回以上(残存70%) | |
温度範囲 | 保管温度範囲:-10°C ~ 40°C 動作温度範囲:-10°C ~ 40°C 充電温度範囲:0°C ~ 40°C | |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 波形:完全正弦波 定格出力:800W コンセント口数:2口 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 波形:完全正弦波 定格出力:1500W コンセント口数:3口 |
USB出力 | USB-A(18W):1口 USB-C(30W):1口 USB-C(PD100):1口 | |
DC出力 | シガーソケット(12V/10A):1口 | |
AC入力 | 80%まで「約40分」 100%まで「約1時間」 | |
DC入力 | 対応車:12V/24V | |
ソーラー入力 | 入力最大値:200W | 入力最大値:400W |
BMS | UPS採用 | |
保証期間(公式HP) | 5年 | |
価格 | 税込 86,000円 1Whの価格:138円 | 税込 129,800円 1Whの価格:135円 |
選び方
まず電気容量が大きく違うため、サイズが
- Jackery 600 Plus:約30 x 21.9 x 19.7 cm
- Jackery 900:約32.7 x 22.4 x 24.7cm
と、ひと回りJackery 900の方が大きく、




もちろん重量も、
- Jackery 600 Plus:約7.3kg
- Jackery 900:約10.8kg
とJackery 900の方が1.5倍、重くなります。




ここで考慮することは、10.8kgを持てるかどうかと、
- Jackery 600 Plus:おおよそ「1人」分の電気容量
- Jackery 900:おおよそ「2人」分の電気容量
という判断になります。



使う人の人数でどちらを選ぶか選択しましょう!
また、2点目に、最大パワーが
- Jackery 600 Plus:800W
- Jackery 900:1500W
となり、小さなケトルまでJackery 600 Plusで動かすことができますが、


ドライヤーや1200Wのケトルは動かすことができません。


コンセントのパワーについてまとめておきますのでご参考ください。
- LEDランタン、スマホ充電、電気毛布、扇風機→どちらも使用可能
- テレビ、冷蔵庫→どちらも使用可能
- ドライヤー、ケトル→Jackery 900のみ使用可能
なお、Jackery 900は、
- Jackery公式HP
- Amazon
- 楽天
- Yahoo
などでは購入できず、ヤマダ電機やヨドバシカメラなど「家電量販店」で購入可能となります。


購入のポイントをまとめておきますので、ご参考ください。
- 実際に手にとって触って購入したい→Jackery 900
- 家電量販店のポイントなどをためている→Jackery 900
- 公式HPやAmazonなどネットで購入したい→Jackery 1000 New



お得に買える公式HPで購入したい場合は、次に解説するJackery 1000 Newを購入しましょう!(ほぼ性能おなじ)
電気容量「1000~2000Wh」のJackeryおすすめ大型ポータブル電源
続きまして、電気容量1000~2000WhのJackeryのポータブル電源の選び方を見ていきましょう!


この中でおすすめなのは「Jackery 1000 New」と「Jackery 1800」です。


どちらを選べばいいの?
ではJackery 1000 NewとJackery 1800は、どちらを選べば良いでしょうか?



比較しながら見ていきましょう!
詳細の比較
Jackery | 1000 New | 1800 |
---|---|---|
サイズ | 約32.7 x 22.4 x 24.7cm | 約33.5×26.4×29.2cm |
重量 | 約10.8kg | 約17.9kg |
容量 | 1070Wh | 1872Wh |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) | |
電池寿命 | 4000回以上(残存70%) | |
温度範囲 | 保管温度範囲:-10°C ~ 40°C 動作温度範囲:-10°C ~ 40°C 充電温度範囲:0°C ~ 40°C | |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 波形:完全正弦波 定格出力:1500W コンセント口数:3口 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 波形:完全正弦波 定格出力:2200W コンセント口数:3口 |
USB出力 | USB-A(18W):1口 USB-C(30W):1口 USB-C(PD100):1口 | |
DC出力 | シガーソケット(12V/10A):1口 | |
AC入力 | 80%まで「約40分」 100%まで「約1時間」 | 80%まで「約1.5時間」 100%まで「約2時間」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V | |
ソーラー入力 | 入力最大値:400W | 入力最大値:400W |
BMS | UPS採用 | |
保証期間(公式HP) | 5年 | |
価格 | 税込 139,800円 1Whの価格:130円 | 税込 219,800円 1Whの価格:117円 |
選び方
まず電気容量が大きく違うため、サイズもですが重量
- Jackery 1000 New:約10.8kg
- Jackery 1800:約17.9kg
が持てるかどうかを購入の際に判断が必要です!





流石に男性でも片手で持つのは厳しい重さになってきます!
17.9kgを持てるかどうか判断できれば、
- Jackery 1000 Plus:おおよそ「2人〜3人」分の電気容量
- Jackery 1800:おおよそ「3人〜4人」分の電気容量
を考慮して選ぶのがおすすめです!
続いて最大パワーは、
- Jackery 1000 New:1500W
- Jackery 1800:2200W
となり、両方ともドライヤーや


1200Wのケトルも動かすことができます。





両方とも、市場に出回るほとんどの家電を使用可能です!
なお、Jackery 1800はJackery 900と同様に、
- Jackery公式HP
- Amazon
- 楽天
- Yahoo
などでは購入できず、ヤマダ電機やヨドバシカメラなど「家電量販店」で購入可能となります。


購入のポイントをまとめておきますので、ご参考ください。
- 実際に手にとって触って購入したい→Jackery 1800
- 家電量販店のポイントなどをためている→Jackery 1800
- 公式HPやAmazonなどネットで購入したい→Jackery 2000 New



お得に買える公式HPで購入したい場合は、次に解説するJackery 2000 Newを購入しましょう!(ほぼ性能おなじ)



個人的には、Jackery 1000 Newが性能・価格・サイズなどのバランスが最強で、Jackery製品でもっともおすすめです!!
電気容量「2000Wh以上」のJackeryおすすめ超大型ポータブル電源
続きまして、電気容量2000Wh以上のJackeryのポータブル電源の選び方を見ていきましょう!


この中でおすすめなのは「Jackery 2000 New」と「Jackery 3000」です。





Newシリーズの性能がもっとも上位なので、一択です!!
どちらを選べばいいの?
ではJackery 2000 NewとJackery 3000は、どちらを選べば良いでしょうか?



比較しながら見ていきましょう!
詳細の比較
Jackery | 2000 New | 3000New |
---|---|---|
サイズ | 約33.5 × 26.4 × 29.2cm | 約47.3 × 35.9 × 37.3cm |
重量 | 約17.9kg | 約27kg |
容量 | 2042Wh | 3072Wh |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) | |
電池寿命 | 4000回以上(70%) | 4000回以上(70%) |
温度範囲 | 動作温度範囲:-10°C ~ 40°C 充電温度範囲:0°C ~ 45°C | |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 切替可能 波形:完全正弦波 定格出力:2200W コンセント口数:3口 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 切替可能 波形:完全正弦波 定格出力:2000W コンセント口数:4口 |
USB出力 | USB-A(QC3.0):2口 USB-C(PD100):2口 | |
DC出力 | シガーソケット(12.6V/10A):1口 | |
AC入力 | 80%まで「約1.5時間」 100%まで「約2時間」 | 80%まで「約1.9時間」 100%まで「約2.5時間」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V | |
ソーラー入力 | 入力最大値:400W | 入力最大値:1000W |
BMS | UPS | |
保証期間(公式HP) | 5年 | |
価格 | 税込 239,800円 1Whの価格:117円 | 税込 359,800円 1Whの価格:117円 |
選び方
まず電気容量が大きく違うため、サイズもですが重量
- Jackery 2000 New:約17.9kg
- Jackery 1800:約27kg
が持てるかどうかを購入の際に判断が必要です!





172cmの私が持っても3000 Newはこれほど大きいです!
持てるかどうか判断できれば、
- Jackery 2000 New:おおよそ「3人〜4人」分の電気容量
- Jackery 3000 New:おおよそ「4人〜5人」分の電気容量
を考慮して選ぶのがおすすめです!
選ぶ際に気をつけることは、ソーラーパネルで充電する際の最大Wが
- Jackery 2000 New:400W
- Jackery 3000 New:1000W
となります。





Jackery 2000 Newが400Wまでしか充電できないので注意が必要です!
まとめ
今回、Jackeryの全ポータブル電源をすべて実際にレビューし比較してみました!
様々な容量のポータブル電源がありますが、購入に絞るのは
- Jackery 240 New
- Jackery 600 Plus
- Jackery 900
- Jackery 1000 New
- Jackery 1800
- Jackery 2000 New
- Jackery 3000 New
になります。
ここからは、本記事を参考に
- 予算
- 使用人数
- サイズ・重量が持てるか持てないか
- キャンプや防災グッズなど、用途をどうするのか
を判断して選ぶのが良いでしょう!
もっと詳しく知りたい方は個別のレビュー記事があるのでご参考ください!





