オフグリッドで日常を豊かに暮らすYaiYu(@yusukeyaida)です。
最近では容量が2000Wh以上の超大容量ポータブル電源がたくさん販売されています。
ただ、たくさんありすぎて
- どう違うのか?
- どれがおすすめなのか?
- どれが自分に合っているのか
が、わからない方も多いのではないでしょうか。
正直、ポータブル電源は初心者の方だと選ぶのは難しい上に、安いものを買って失敗するケースが多くあります。
私はポータブル電源の実機レビューを50台以上行い、大手ポータブル電源ブランドの元アンバサダーでもあります。
この記事では、その経験と知識をフルに活かして、2024年版の「容量2000Wh以上」のポータブル電源ランキングをお届けしていきます。
容量2000Wh以上のポータブル電源の選び方
世の中には、多種多様なポータブル電源が多く販売されています。
中でも、容量が2000Wh以上の超大容量ポータブル電源は汎用性が高く、
- アウトドア用に大容量ポータブル電源で快適に
- 防災グッズとしてワンランク上の電源で安心を
と、より「快適」や「安心」を求めるかたに人気で、業界ではかなり多くの機種が揃っています。
だからこそ、ランキングを発表する前に、上記のような方でも「失敗しない選び方」を簡単に解説していきます。
大手ブランドから選ぶ
ポータブル電源にも車だと「TOYOTA」や「HONDA」のように、大手ブランドが存在しています。
その大手ブランドが下記の3ブランド。
この3ブランドのポータブル電源を購入すれば失敗しないと断言でき、その理由もしっかりと解説していきます。
Jackery(ジャクリ)
「Jackery」とは、2012年米国シリコンバレーで誕生したポータブル電源の最先端ブランドです。
Jackeryの語源は「Jacket」と「Battery」を組み合わせたもので、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来となっています。
読み方は「ジャクリ」になります。
ジャックリーやジャッカリーと読んでしまいそうなのでご注意を。
環境保全を通して社会貢献を行う基本理念のもと、「冒険に、限りないパワーを」をスローガンに掲げ「いつでも、どこでも、誰とでも」自由に安心な充電できる製品を生み出している。
業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇り、日本に法人を構えサポート体制も充実しているので、安心して購入することができるブランド。
EcoFlow(エコフロー)
「EcoFlow」は、2017年に設立された高性能なポータブル電源を製造、開発、販売している企業です。
スローガンが「そのパワーが、新しい世界へ」というように、これまで高性能なポータブル電源の先駆けブランドとして急成長してきました。
Jackeryと同じく、業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇り、日本に法人を構え、サポート体制も充実しているので、安心して購入することができるブランド。
BLUETTI(ブルーティ)
「BLUETTI」は2009年に中国の深圳でスタートしたポータブル電源の最先端ブランド。
なんて読むの?
と誰もが思う中、私は初めは間違って「ブルエッティ」とか言ってたのですが、正解は「ブルーティ」もしくは「ブルーティー」と読みます。(ブランド確認済み)
日本では神奈川県に「BLUETTI JAPAN株式会社」、東京都にも「株式会社ブルーティパワー」に法人を置き、サポート体制を充実させています。
上記2ブランドと同じく、業界トップレベルのバリエーションと販売台数を誇り、2023年には防水ポータブル電源の販売など今、乗りに乗っているブランド。
なぜ大手ブランドから選ぶのか?
ポータブル電源は、大手3ブランド以外にもたくさん販売されています。
ではなぜ大手ブランドで選ぶと良いのか、3つの項目を順に解説していきます。
- ポータブル電源が主力商品
- 安心・安全・安定
- ラインナップが豊富
ポータブル電源が主力商品
この3つのブランドを選んだ理由の一つとして、ポータブル電源を主力商品として販売していることです。
主力商品なので、
- 開発に力を入れている
- 性能が素晴らしいにも関わらず他社よりも安価
- 安心と安全と安定に力を入れている
いろいろな商品を開発すればするほど、1つ1つが中途半端な性能になります。
この3ブランドは、ポータブル電源の他に製品をほとんど販売せず力を入れているので、性能が良いだけでなく、安く購入できるのです。
大手だから安全
ポータブル電源は時には命を守る精密機械なので「安全・安心・安定なのか?」「購入後のサポートは充実しているのか?」がとても大事になってきます。
正直、amazonや楽天、yahooなどのECで販売しているポータブル電源は、日本の法人もなくサポートも充実していないところがほとんど。
いざサポートして欲しいときに、もう倒産&閉業してなくなっているということが多々あります。
実際に私が過去に持っていたポータブル電源の企業は、もうほぼ存在しません。
この3つのブランドは、日本法人をしっかり構えた信頼できるブランドです。
電源の安全性を大事にし、日本語での電話やメール対応が可能になっているので購入後も安心できるのです。
自社開発の安心
皆さんはamazonでポータブル電源を探していると、見た目がよく似たポータブル電源を見かけることはないでしょうか?
これはOEM商品と言って、ポータブル電源を型にはめて大量に生産し、様々なブランドで横展開することで安く売っているポータブル電源になります。
OEM製品が「悪」というわけではなく、そこに「安全・安定・安心」があるかどうか、また「長期保証が本当に可能なのか」は、十分に注意する必要があります。
大手ブランドであればあるほど、自社で開発・製造・販売しているので、やはり安心であるのは間違い無いでしょう!
BMSによる安定
ポータブル電源の安定を支えるのは、BMS(バッテリーマネージメントシステム)と呼ばれるシステムにあります。
BMS一覧(クリックで開きます)
- 過電圧保護:過剰な電圧がかかると自動でシャットダウンする
- 過電流保護:過剰な電流が流れると自動でシャットダウンする
- 過充電保護:充電がフルになると自動でシャットダウンする
- 過放電保護:電圧が一定基準より下がると放電を防ぎます
- 低電圧保護:電圧が一定基準より下がると機能を自動で停止
- 短絡保護:許容電流以上流れた場合シャットダウンします
- 温度保護:システムが高温になると動作停止し温度が下がるのを待ちます
大手ブランドのポータブル電源には、そのBMSの中でも最上級のシステムの「EPS」と「UPS」が内蔵されています。
家庭用電力のブレーカーが落ちても、電力供給元が30ms(ミリ秒)以内でポータブル電源の電力に切り替わるため、電気製品をそのまま稼働し続けることができる機能。
少しわかりにくい解説ですが、停電した時に、デスクトップのパソコンの電源がコンセントから一瞬でポータブル電源の電力に切り替わり、パソコンの電源が落ちないようできる機能!
UPSはEPSより上位システムで、EPSの30msから「10ms」と早く切り替わり、医療用の製品などでも使用できるほど性能が上がります。
ラインナップが豊富
大手ブランドは、ポータブル電源を主力商品として扱っているので容量別にラインナップが豊富。
例えば、3ブランドの中でも特に多くの製品を販売しているBLUETTIを例にとってみると、
小型〜大型のポータブル電源「EBシリーズ」が4製品。
小型から大型まで1番多くのラインナップが存在する「ACシリーズ」が6製品。
超大型の家庭用蓄電池の「EPシリーズ」が1製品。
そして、上記のポータブル電源の拡張バッテリー「Bシリーズ」。
ソーラーパネル「PVシリーズ」も4種類。
しかも上記のラインアップは、
- 1,000Wh以下
- 1000〜2000Wh
- 2000〜3000Wh
- 3000Wh〜
のさまざまな容量のポータブル電源をしっかりと揃えています。
キャンプや車中泊だけでなく防災、節電、オフグリッドなどあらゆる用途に応じた製品を販売しているのは流石です。
ポータブル電源の回収サービス
皆さんはポータブル電源の寿命を使い切ったあと、廃棄はどうすればいいのだろう、と思いませんか?
実際、廃棄は、
- 自治体に有料で回収してもらう
- 有料で引き取ってくれる業者にお願いする
という選択肢が一般的でした。
しかし、時代の流れもあり2023年より大手ブランドJackeryが回収サービスを開始。
ついで2023年7月にEcoFlowも回収サービスが始まり、
- 保証期間が過ぎた製品
- 故障・破損している製品
- 中古で購入された製品
であったとしても、
こちらで送料の負担が必要ではあるのですが、「無償」で引き取ってもらえます。
次に、BLUETTIも回収サービスを始めると想定されますので、大手ブランドで買うことの重要性が増してきました。
他のブランドはどうなのか?
2023年になり、大手3ブランドだけでなく新興ブランドもどんどん名乗りをあげ大きくなってきています。
ランキングに関しては大手3ブランドだけでなく新興ブランドを含め、総合的に考えたランキングとしています。(忖度なし)
中でも下記の3ブランドは、上記の3大ブランドに匹敵するほどの「安心・安全・安定」のポータブル電源を販売しているのでおすすめできます。
日本製ではダメなのか?
上記のブランドはほとんどが「中国が本社の企業」になります。
では日本製ではダメなのでしょうか?とよく質問されるのですが、ダメなことはまったくありません。
ただ日本製のポータブル電源と中国製のポータブル電源を比べても、
- 日本製でも中の電池は「中国製」
- 中国ブランドが世界トップシェア
- 上記の大手ブランドは日本製のポータブル電源の性能を大きく上回る
- 上記の大手ブランドは日本製のポータブル電源の価格よりかなり安い
- 上記の大手ブランドは日本法人を構えている
- 保証期間、リサイクル可能など大手ブランドがよりホスピタリティが高い
などなど、日本製のポータブル電源もレビューしてきましたが、勝てる要素がほぼないのが現状です。
大手ブランドは、日本だけでなく世界中に販売しているので、安全面において世界レベルなのも強みです。
用途と寿命から選ぶ
ポータブル電源の主な用途は以下の5つになります。
- キャンプ
- 車中泊
- 防災グッズ
- 節電グッズ
- オフグリッド(電力の自給自足)
容量が2000Wh以上のポータブル電源のメリット・デメリットを踏まえて、各用途について考察していきます。
あなたの使用目的によっては、違う容量のポータブル電源になる可能性もあるので参考ください!
キャンプや車中泊などのアウトドア
容量が2000Wh以上のポータブル電源は、キャンプや車中泊などのアウトドアをありえないほど快適にしてくれます。
その理由に
- ドライヤーやケトル、IHクッキングヒーターが動かせる
- 太陽光で充電する場合、たくさんの電力が貯めておける
などが挙げられます。
流石に高額なので、初めてのポータブル電源には向きませんが、1台持っていてさらに快適さを求めるのであれば購入しましょう!
また、容量が2000Wh以上ポータブル電源は、重量が「25kg」を超えてきます。
どなたでも持ち運べる重さではないので、購入の際には十分に注意が必要です。
防災グッズや節電グッズ
容量が2000Wh以上の大容量ポータブル電源は、防災グッズや節電グッズとしては抜群におすすめの容量帯です。
その理由に
- 停電時、冷蔵庫の電力の確保は1日で1000Whほど必要
- 非常食のためのお湯を沸かすには相当のパワーが必要
などが挙げられます。
防災時は「72時間分」の電力と食料があるとベターと言われていますので、容量もパワーもある2000〜3000Whのポータブル電源を持っておくことは、もしかすると命を救う可能性があります。
またランキングにラインナップされたポータブル電源は、電池の容量を拡張できるタイプのものを選んでいます・
容量を拡張できるメリットとして、
- あとで電力が足りないなと思ったら買い足せる
- 本体よりも安価で購入できる
などのメリットがあり、防災や節電グッズとして「より真価を発揮する」ことができます。
オフグリッド(電力の自給自足)
オフグリッドとは、電源とソーラーパネルを設置し、自然エネルギーで充電することで家庭の電気代を節約、もしくは無料にすることを指します。
もしくは夜間の安い電力をポータブル電源に充電しておき、昼間の電力をポータブル電源から使用することで、電気代を抑えることも自給自足の観点でもあります。
ただ、
- 家族が4人いる家庭の消費電力は、1日に5000Wh〜10000Wh
- ソーラーパネルをたくさん設置する必要がある
などが挙げられ、2000〜3000Whのポータブル電源がスタートラインといったところです。
私は4台で合計8000Whほどのポータブル電源をオフグリッド生活の実現のため設置しています。
そしてベランダには400Wのソーラーパネルも設置しています!
計算で「年間1万円以上」電気代が安くなっていますよ!
予算の都合はあると思いますが、電池容量の選び方として、
- 1人で使用する予定:1000Wh以下のポータブル電源
- 2人で使用する予定:1000~2000Whのポータブル電源
- 3人以上で使用する予定:2000Wh以上のポータブル電源
と、使用人数で大まかに分けることも、選ぶ方法の1つです。
電池寿命(充放電サイクル)
ポータブル電源でよくみなさん気にされるのが「電池寿命」です。
現在販売されているポータブル電源の「主な電池」は2種類あります。
- 三元系リチウムイオンバッテリー:800回(残存80%)
- リン酸鉄リチウムイオン電池:3,500回(残存80%)
これは、それぞれポータブル電源を充電して放電してを800回、3500回繰り返すことで、電池の容量が最大の「80%」まで減少するということです。
そして、現在において「リン酸鉄リチウムイオン電池」を選ぶことをおすすめしています!
なぜリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶべきなのかをまとめました。
- 安全性と安定性が三元系よりも高い
- 毎日使用しても10年間使えるので防災グッズとして保管しやすい
ランキングにラインナップしたポータブル電源は、すべて長寿命電池の採用です。
電気容量「2000Wh以上」のポータブル電源ランキング
前置きが長くなりましたが、ここからランキングを発表していきます。
ランキングを決めるために、比較したポイントは以下の通り。
- デザイン
- 電気容量
- 電池の寿命
- 出力(パワー)
- 価格
- 保証や安全性
- アウトドアでの評価
- 防災グッズとしての評価
- 節電グッズとしての評価
- オフグリッドとしての評価
- 私の評価
甲乙つけれないポータブル電源は同じランキングにしています!
No.3 ALLPOWERS R2500
甲乙つけれなく、同着でNo.3となったのが「ALLPOWERS」のポータブル電源「R2500」。
詳細
ALLPOWERS R2500 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 45 x 36 x 34.6cm |
重量 | 約29kg |
容量 | 2016Wh/403,200mAh/5V |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) |
電池寿命 | 3500回以上(80%) |
温度範囲 | 保管温度範囲:-20°C ~ 45°C 動作温度範囲:-20°C ~ 45°C 充電温度範囲:0°C ~ 45°C |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 切替可能 波形:完全正弦波 定格出力:2500W 最大瞬間出力:4000W コンセント口数:4口 |
USB出力 | USB-A(QC3.0):2口 USB-A(15W):2口 USB-C(PD100):2口 |
DC出力 | シガーソケット(12.6V/10A):1口 DCポート(12V/5A):2口 |
AC入力 | 80%まで「約1時間」 100%充電まで「約1.5時間」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V 100%まで「約22時間」 |
ソーラー入力 | 入力最大値:1000W |
BMS | UPS |
保証期間(公式HP) | 5年 |
価格 | 本体価格:税込 219,999円 1Whの価格:109.1円 |
メリット・デメリット
メリット解説
ALLPOWERS R2500の最大の特徴は、このサイズ帯でもトップクラスの「2500W」のパワー。
ランキング内でも2番目の高いパワーを出すことができます。
そして、ランキング内でもっとも充電速度が速く、
- 80%まで「約1時間」
- 100%まで「約1.5時間」
と、これは業界で「最速」になります。
また最大6つの専用拡張バッテリー「ALLPOWERS B3000」を接続することで「最大20kWh」まで拡張することが可能です。
もはや家庭用蓄電池!
その他にもメリット多数。
- リン酸鉄リチウムイオン電池
- スマホアプリ対応
- UPS搭載(同じNo.3の中でUPS搭載はこれだけ!)
- 5年保証
- 価格が割安
デメリット解説
デメリットは、サイズは大きくはないのですが重量が「29kg」あること。
にも関わらず、スーツケースのような持ち手もないので、持ち運ぶ際には28kgの重さを持ち上げる必要があります。
キャンプや車中泊などのアウトドア用としての評価
- 長寿命電池なので気軽に使える
- 30kgなので車に載せるのが一苦労
- 価格がランキング内でもっとも安価
防災グッズや節電グッズとしての評価
- 動かしにくいので家庭用蓄電池として保管
- 全てにおいて高性能なので安心
- 5年保証なので防災グッズとして保管しやすい
オフグリッドとしての評価
- 5年保証なのでオフグリッドに最適
- 拡張バッテリーで20kWhにも増やせるのが最高すぎる
- UPS採用が素晴らしい
YaiYuの評価
ALLPOWERS R2500は、2023年の8月に販売開始された最新ポータブル電源。
新しいからこそ、隙がなくすべを高性能で満たし、にも関わらず「安い」!
同着のNo.3の中でUPS採用なのは、ALLPOWERS R2500だけなので同着としています!
高額な買い物なので、少しでもコストを抑えたい方にはおすすめです!
No.3 EcoFlow DELTA 2 Max
もう1つのNo.3が、業界最大手ブランド「EcoFlow」から「DELTA 2 Max」がランクイン。
詳細
EcoFlow DELTA 2 Max | 詳細 |
---|---|
サイズ | 49.7 x 24.2 x 30.5cm |
重量 | 約25.6kg |
容量 | 2048Wh/409,600mAh/5V |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) |
電池寿命 | 3000回以上(80%) |
温度範囲 | 保管温度範囲:-20°C ~ 45°C 動作温度範囲:-20°C ~ 45°C 充電温度範囲:0°C ~ 45°C |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 波形:完全正弦波 定格出力:2000W(2400Wまで可能) コンセント口数:6口 |
USB出力 | USB-A(QC3.0):2口 USB-A(15W):2口 USB-C(PD100):2口 |
DC出力 | シガーソケット(12V/10A):1口 DCソケット(12V/10A):2口 |
AC入力 | 80%まで「約1時間」 100%まで「約1.5時間」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V 100%まで「約21時間」 |
ソーラー入力 | 入力最大値:1000W |
BMS | EPS採用 |
保証期間(公式HP) | 5年 |
価格 | 本体価格:税込 254,100円 1Whの価格:124円 |
メリット・デメリット
メリット解説
EcoFlow DELTA 2 Maxを2位にランクインさせた最大の理由は「コンパクト」さと「軽量」さ。
サイズは「49.7 x 24.2 x 30.5cm」とランキング内で最もコンパクト。
重量も「約25kg」と、こちらもランキング内でもっとも軽量です。
にも関わらず、2000W(最大で2400W)までパワーを出すことができ、
充電速度は、No.2のALLPOWERS R2500と同じ
- 80%まで「約40分」
- 100%まで「約1時間」
という、ランキング内でも業界でも最速で充電されます。
最大2つの専用拡張バッテリー「EcoFlow DELTA 2 Max 専用エクストラバッテリー」を接続することで「最大6144Wh」まで拡張することが可能です。
その他にもメリットは盛りだくさん!
- 長寿命電池
- スマホアプリ対応
- 動作音がほぼ無音
- EPS採用
- 保証が5年
- 廃棄回収を行なってくれる
コンパクトで軽量にするだけでも大変なのに、高性能なのは企業努力の賜物!!
デメリット解説
デメリットは、ソーラーパネルと接続する際に必要な「XT60i変換ソーラー充電ケーブル」が付属されていないこと。
EcoFlowだけじゃなく、他社のソーラーパネルとも接続する際に必要になってくるので、必要な場合はEcoFlow公式HPで購入しましょう!
キャンプや車中泊などのアウトドア用としての評価
- コンパクトで軽く持ち運びやすい
- 長寿命電池なので気軽に使える
- 保証が5年あるので長期間、使用できる
防災グッズや節電グッズとしての評価
- コンパクトで軽く持ち運びやすい
- 長寿命電池なので毎日、節電用に使える
- 保証が5年あるので防災用として保管できる
オフグリッドとしての評価
- 長寿命電池なので365日使用可能
- 拡張バッテリーが6144Whまでなので少し物足りない
- EPS採用は素晴らしい
YaiYuの評価
2023年にリニューアル販売されたEcoFlow DELTA 2 Maxは素晴らしかったですね!
最近では、どんどん重くなってくるポータブル電源。
その中でも、コンパクトで軽量ながら高性能を目指した点においてやはり凄いと言わざるを得ない!
できるだけコンパクトで軽いのが欲しい方は、もっともおすすめです!!
No.3 Jackery 2000 Plus
そして最後のNo.3に輝いたのは「Jackery 」の2023年新作ポータブル電源「2000 Plus 」。
詳細
Jackery 2000 Plus | 詳細 |
---|---|
サイズ | 47.3 × 35.9 × 37.3cm |
重量 | 約27.9kg |
容量 | 2042Wh |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) |
電池寿命 | 4000回以上(70%) |
温度範囲 | 保管温度範囲:-20°C ~ 40°C 動作温度範囲:-20°C ~ 40°C 充電温度範囲:0°C ~ 45°C |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 切替可能 波形:完全正弦波 定格出力:3000W 最大瞬間出力:6000W コンセント口数:5口 |
USB出力 | USB-A(QC3.0):2口 USB-C(PD100):2口 |
DC出力 | シガーソケット(12.6V/10A):1口 |
AC入力 | 80%まで「約1.5時間」 100%まで「約2時間」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V 100%まで「約21時間」 |
ソーラー入力 | 入力最大値:1200W |
BMS | UPSもEPSも非採用 |
保証期間(公式HP) | 5年 |
価格 | 本体価格:税込 285,000円 1Whの価格:139.5円 |
メリット・デメリット
メリット解説
Jackery 2000 PlusがNo.3に輝いた理由は「3000W」の圧倒的パワー!
3000Wあれば、DIY工具も使用可能になってきますね!!
そのパワーと、スーツケースのようにタイヤと、
持ち手があるにも関わらず、
なんと重量が「27.8kg」と、ランキング内でも2番目の軽さ。
持ち手と車輪がなければ1番、軽かったかもしれない!
そして、最大5個の専用拡張バッテリー「Jackery Battery Pack 2000 Plus」を接続することで「最大12kWh」まで拡張することが可能です。
拡張性もランキング内でトップ!!
「約1500W」で充電されるので、
この速度だと、
- 80%まで「約70分」
- 100%まで「約2時間」
とランキング内でもトップタイ!!
充電時のファン音もランキング内でもっとも静かだし、
USB出力もランキングタイの最高性能。
それだけじゃなく他にもメリットが一番多い。
- 長寿命電池
- スマホアプリ対応
- 保証が5年
- 廃棄回収を行なってくれる
デメリット解説
デメリットとしては、ALLPOWERS R2500やEcoFlow DELTA 2 Maxが採用している「EPS」や「UPS」機能がないところ。
EPSやUPSが必須の方は、他のランキングのものを選びましょう!
キャンプや車中泊などのアウトドア用としての評価
- 性能から考えると「コンパクトで軽量」
- スーツケースのように持ち運べる
- 3000Wのパワーが最強
防災グッズや節電グッズとしての評価
- コンパクトで軽く持ち運びやすい
- 長寿命電池なので毎日、節電用に使える
- 保証が5年あるので防災用として保管できる
オフグリッドとしての評価
- ソーラーパネルが1400Wまで可能なのは大きい
- 拡張バッテリーが12kWhと家庭用蓄電池としても使える
YaiYuの評価
いいところ、悪いところどちらもあるJackery 2000 Plus。
静かで軽く、高出力なのでおすすめなのですが、「EPS」や「UPS」がないのがちょっと残念なところ。
EPSなど必要ないという方に関しては、No.3の中でもっとも高性能なのでおすすめです!!
No.2 EcoFlow DELTA Pro
No.2は、圧倒的性能を誇る業界最大手ブランド「EcoFlow」から「DELTA Pro」がランクイン。
詳細
EcoFlow DELTA Pro | 詳細 |
---|---|
サイズ | 63.5 x 28.5 x 41.6cm |
重量 | 約45kg |
容量 | 3,600Wh |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) |
電池寿命 | 3500回以上(残存80%) |
温度範囲 | 保管温度範囲:-20°C ~ 45°C 動作温度範囲:-20°C ~ 45°C 充電温度範囲:0°C ~ 45°C |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 切替可能 波形:完全正弦波 定格出力:3000W 最大瞬間出力:6000W コンセント口数:5口 |
USB出力 | USB-A(QC3.0):2口 USB-A(15W):2口 USB-C(PD100):2口 |
DC出力 | シガーソケット(12V/10A):1口 DCソケット(12V/10A):2口 |
AC入力 | 80%まで「2時間」 100%まで「3.1時間」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V 100%まで「約35時間」 |
ソーラー入力 | 入力最大値:1600W |
BMS | EPS |
保証期間(公式HP) | 5年 |
価格 | 本体価格:税込 440,000円 1Whの価格:122円 |
メリット・デメリット
メリット解説
EcoFlow DELTA ProがNo.2に輝いた理由は、電動ノコギリも使用可能な「3000W」の圧倒的パワー!
それだけでなく圧倒的な拡張性で、エクストラバッテリーを繋げ電気容量を「何倍」にもできたり、
全国の道の駅や車中泊スポットの「EVステーション」で充電することができたり、
EcoFlow DELTA Proが2台、必要になりますが200Vのエアコンを動かしたりすることができます。
200V電源を使用できるので、停電時にエアコンも使用できますね!!
充電は最大で、
- 80%まで「60分」
- 100%まで「2時間」
と、3600Whの大容量を誇りながらこの速度が業界最速!
USB出力もトップクラスの性能です!
それだけじゃなく他にもメリットが一番多い。
- 長寿命電池
- スマホアプリ対応
- 保証が5年
- 廃棄回収を行なってくれる
デメリット解説
電気容量が3600Whもあるのでサイズが大きいのが、仕方ないですがデメリット。
スーツケースのように持ち手が伸び、
楽に移動は可能なのですが、
重さは45kgあるので、持ち上げるのはとても大変です!
家庭用蓄電池として家に固定したり、車中泊グッズとして車に常時、積んでおくのがおすすめです!
キャンプや車中泊などのアウトドア用としての評価
- 車に常時おいておけるキャンピングカーに最適
- スーツケースのように持ち運べる
- 3000Wのパワーが最強
防災グッズや節電グッズとしての評価
- 3600Whの大容量が命を守ってくれます
- 長寿命電池なので毎日使っても10年使用できる
- 保証が5年あるので防災用として保管できる
オフグリッドとしての評価
- ソーラーパネルが1600Wまで可能なのは大きい
- 拡張バッテリーが24kWhと家庭用蓄電池としても使える
YaiYuの評価
EcoFlow DELTA Proは2022年に販売され、クラウドファンディングでも伝説を残しました。
正直、EcoFlow DELTA Proが登場した時は、これ以上の高性能なポータブル電源は今後も登場しないと思っていたのですが、やはり2024年に登場していましいました。
それがランキングNo.1になります。
No.1 EcoFlow DELTA Pro 3
No.1は、EcoFlow DELTA Proの後継機である、「EcoFlow」から「DELTA Pro 3」!
詳細
EcoFlow DELTA Pro | 詳細 |
---|---|
サイズ | 69.3 x 34.1 x 41cm |
重量 | 約51.5kg |
容量 | 4,096Wh |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4) |
電池寿命 | 4000回以上(残存80%) |
温度範囲 | 保管温度範囲:-20°C ~ 45°C 動作温度範囲:-20°C ~ 45°C 充電温度範囲:0°C ~ 45°C |
AC出力 | 電圧:100V 周波数: 50/60Hz 切替可能 波形:完全正弦波 定格出力:3600W 最大瞬間出力:7200W コンセント口数:7口 |
USB出力 | USB-A(QC3.0):2口 USB-C(PD100):2口(合計200W) |
DC出力 | シガーソケット(12V/10A):1口 |
AC入力 | 80%まで「65分」 100%まで「3.1時間」 |
DC入力 | 対応車:12V/24V 100%まで「約45時間」 |
ソーラー入力 | 入力最大値:2600W |
BMS | UPS |
保証期間(公式HP) | 5年 |
価格 | 本体価格:税込 539,000円 1Whの価格:131円 |
メリット・デメリット
メリット解説
パワーが、No.2に輝いたEcoFlow DELTA Proを越える3600W!(レビューがまだできていないので写真はEcoFlow DELTA Proのもの)
EcoFlow DELTA Proと同じく、エクストラバッテリーで容量を増やせ、
「EVステーション」で充電も可能だ!
なんと言っても驚きなのが、EcoFlow DELTA Proは2台を繋ぎ合わせることで200Vのコンセントを使用できるようになるのだけれど、
EcoFlow DELTA Pro 3は、1台単独で200Vコンセントが使用可能です!
もう、EcoFlow DELTA Proは勝ち目ないですね・・
他にも、EcoFlow DELTA Proからアップグレードした部分がこちら
- さらに長寿命電池に進化
- 充電速度がさらに早く
- ソーラー充電も1600Wまでが2600Wまで可能に
- 充電時や使用時がさらに静音に
デメリット解説
デメリットはEcoFlow DELTA Proと同じで、大きく重いので注意が必要です!
キャンプや車中泊などのアウトドア用としての評価
- 車に常時おいておけるキャンピングカーに最適
- スーツケースのように持ち運べる
- 3600Wのパワーが最強
防災グッズや節電グッズとしての評価
- 4096Whの大容量が命を守ってくれます
- 長寿命電池なので毎日使っても10年使用できる
- 保証が5年あるので防災用として保管できる
オフグリッドとしての評価
- ソーラーパネルが2600Wまで可能なのは大きい
- 拡張バッテリーが24kWhと家庭用蓄電池としても使える
YaiYuの評価
はっきり申し上げて、EcoFlow DELTA Pro 3は2024年の現在で、業界最高性能のポータブル電源です。
トップタイではなく、トップです。
最大の理由は、200Vのコンセントが単独で使用でき、家庭用の大きなエアコンも工事なしで動かせるところです!
家庭用蓄電池を防災グッズとしてお探しの方は、これさえあれば問題なしという逸品です!
まとめ
今回、全ブランドのポータブル電源の徹底比較しランクを決め、できる限り自分でレビューしてお届けしています。(レビューがまだのものは後ほど必ずレビューしていきます)
ですので、2024年のポータブル電源のランキングをしっかりとお伝えできていると自信があります!
読者の皆様へは、お気に召したポータブル電源が見つかれば幸いです。
最後に紹介したポータブル電源の商品リンクや、個別レビュー記事を紹介して終わりたいと思います。
他にも各容量帯のポータブル電源ランキングの記事もありますので、あわせてご覧ください!
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